もしも犬に噛まれたら

病院に行ってください。

これが今日の結論です。

病院に行く理由は、動物はどんな病原菌を持っているかわからないから。
感染症対策のためだと思ってください。
大丈夫だと自己判断することないように。

どこの病院に行けばいいのか?何かを受診すればいいのか?
わからない時には専門機関に相談してください。

東京都の場合、医療機関サービスひまわり(TEL:03-5272-0303)に電話をして病院の紹介を受けて下さい。

24時間365日対応しています。

他の地域については、医療機能情報提供制度(医療情報ネット)で連絡先を調べて下さい。

この結論に至った経緯と学んことについて書いておきます。

犬に噛まれた

犬に噛まれる日が来るなんて・・・そんなこと夢にも思っていませんでした。

お店で飼っているいる犬にガブリと左後ろももを噛まれました。
血が出ていたけれど、応急措置をしてもらい、そんなに痛みがなかったので、帰宅。

うちのかみさんに

「犬に噛まれたんだよ」

と呑気に話をして傷を見せたら、

「病院に行った方がいいいんじゃない?」
「血も滲んでいるし、動物は感染症とかあるから」

というアドバイスを受け、これただのケガではないのかもしれないと感じはじめました。

引越しをしたばかりで、かかりつけのお医者さんがいません。
なので、「犬に噛まれた」というキーワードでネットで調べたら、「救急外来ER」を受診せよと書いてあるじゃないですか。

あれっ?これはやばいのか

医療機関サービスに電話

ネットで近所の救急外来がある病院を探すと大きな病院がでてきたので電話をしました。
すると、外来の時間は終わっていたので診療はできないと。

その代わりに医療機関サービス(TEL:03-5272-0303)を教えてもらいました。

ちなみに他地区については厚生省の「医療機能情報提供制度(医療情報ネット)について」でお調べ下さい。

ここに電話をすると、「自動案内」と「オペレーター案内」の2つの選択肢があり、犬に噛まれたという特殊な状況なので、オペレーターの案内を選択。
そして、つながるのを待ちます。

犬に噛まれたと事情を話すと、

  • 応急措置はしたのか?
  • どこに住んでいるのか?
  • 保健所には連絡をしたのか?

という質問を受けました。

  • 水でしっかりと洗うこと。
  • 2件ほど近所の病院を紹介してもらい、電話をかけて受診可能か確認をとること。
  • 保健所の電話も教えてもらいました。

水で洗うことは、病原菌を洗い流すのが目的です。
これを聞いて思ったのは感染症対策が一番重要だということなんです。

感染症というと狂犬病を思い浮かべますが、日本では1956年以降に確認された事例はないです。
つまり狂犬病は日本にはないということです。
狂犬病は発症すると死亡率100%と聞いていたので安心をしました。
犬には予防接種が義務付けられているからなのでしょうね。

ただ犬の口腔内には病原菌がいる場合があり、人間に害を与えるものもあるので、水で洗う、病院に行くということは必ず実行することをオススメします。

電話にでてくれた近所の病院の方も医療機関情報サービスの方もとても優しかったです。
こちらはちょっとパニックになっているので冷静に親切な対応は助かりました。
ありがとうございました。

近所の病院へ

紹介された病院に電話をしたら風邪の症状があるかの問いの後に「今すぐに来て下さい」と。
内科と外科がある病院でした。

GoogleMapを見ながら病院に行き診察をしてもらいます。

普通に混んでいて1時間くらい待ったでしょうか。
特に緊急事態ではないということなんでしょうね。
病院に来たということだけで安心感があります。

傷口を確認して、消毒をしてもらい、抗生物質を塗り、大きなガーゼを貼ってもらい、飲み薬の抗生物質を処方されました。

今の段階ではなんとも言えないということ。
犬の歯が体の組織に刺さって抜けると、すぐに組織が縮まって傷を塞ぎます。
そのせいで歯についていた唾液は体の中に残ってしまうのだそうです。
唾液に含まれるバイキンが悪さをすれば腫れるかもしれない。
経過観察しなければわからないけれど、明日には決着は着くでしょうとのこと。

家に帰って速攻で抗生物質を飲んだことは言うまでもありません。

保健所に連絡

診察後に家に帰った後では保健所の電話受付は終わっていました。

あとは家では安静にするしかないのですね。
頭を洗面所で洗って、体はタオルで拭いて就寝。
不便ですが、今は怪我を悪化させない行動が一番大事です。

翌朝、保健所に電話。

「犬に噛まれた場合は、加害者側の人が電話をするんですよ。」

と教えてもらいました。
なぜなら、犬に予防接種を受けさせているか、また病気がないか検査するためなんだそうです。

ここで気づいたんです。
保健所って感染症対策する組織だということ。
暇なら暇なほど良い仕事のひとつです。

今、保健所が忙しい時期なのに、ここも丁寧に対応していただきました。
ありがとうございます。

で、飼い主さんに連絡を入れて、保健所に電話をしてもらうように伝えました。
すぐに保健所に連絡を入れて下さり、保健所の指示で病院で検査を受け、1週間後の検査結果待ちということになりました。

こういうシステムが確立されているんですね。

メンタルのケア

うちのかみさんは優秀なセラピストです。
なので、一連のことについて話を聞いてもらいました。
いきなり起きたことは、自分の一人で抱え込まずに話すことが重要です。

話をしてわかったことは、自分が思っている以上に自分が傷ついているということ。

体の傷はもちろんなんですが、心も傷も負っているんですよね。

思っていること、感じていること、洗いざらい話をしました。
心が軽くなりますね。感情が楽になるのです。

自分ができること、できないこと、相手に伝えること、など思考も整理しました。

この出来事は誰も悪くないのです。
犬も飼い主も僕も悪者はどこにもいないのです。
悪意があってやったことではないから。

みんなで問題を解決する共同プロジェクトではないかと思っています。
僕にとっては健康をいち早く取り戻すことが最優先です。

怪我をした時のプロによるメンタルのケアもとても重要なことだと実感しました。

再び病院へ

翌日病院に行きました。

「あぁ、こうなったか・・・」

どうなったのでしょうか?
いや、ほんと、何をどうしたら良いのかビックリします。

明日、病院が休みだからどうしようか、明後日はこれるのか、色々と判断を迷われています。
明後日は来れないかもしれない?うーんどうしようかと。

自分で治療する?

という話になりました。

水で洗って、滅菌パットに軟膏を塗り、幹部に貼る。

どうも経過観察が必要なようです。
あんまり良い状態でもないのかなという感じ。

自覚症状はないんですけどね。

運動をしてもいいですか?
ダメだよ。
そんな会話もありました。

病院はなるべく早く行ける日に行くことになりました。
スケジュール調整をして明後日行けるようにしなければ。

自分にできること

怪我をしたということは、怪我を修復するために体はタンパク質を必要とします。
傷を効果的に再生するためにタンパク質という材料を体に入れる必要があります。

なので、肉や卵を食べるのとプロテインを飲んでいます。
その時にミネラルが必要なので海塩をプロテインに入れて飲んでます。

このことはお医者さんに言われたことではありません。
でも、自分が持っている知識や人脈を駆使してできることをしています。

思うように動けないこと、お風呂に入れないこと、病院に通わなくてはならないことが、負担になってます。
たかが怪我、されど怪我だからケアを十分にしないとな。

3回目の受診

スケジュールを調整して病院に行きました。
病院も3回目ともなると通院って大変だなと感じ始めます。

腫れてもいないし、硬くもなっていない。感染症は大丈夫でしょう。
牙が刺さった外傷が治れば終わり。
通院はせずに自分で治療を続けて下さい。
ちゃんと診察を終わらすために1週間後に来て下さい。

という診断をいただきました。
正直ホッとしています。

まだ、血や体液はでているのでちゃんと自分で治療を続け行きます。
患部は温めないほうが良いそうなので、シャワーのみです。

1週間後には完璧に治ったとお墨付きをもらいたいですね。

飼い主さんからの連絡

獣医さんからの結果報告の電話をもらいました。
狂犬病やその他の病気はないと。

正直ほっとしました。
誠実な飼い主さんで良かったです。

4回目の受診

1週間後の治療を終わらせるための受診。

毎日、お風呂はシャワーですませ、傷口はシャワーで洗うだけ。
お医者さんに言われた通りに過ごす優秀な患者さんですね。

傷口もだいぶ良くなっているので、治療は必要ないでしょう。

との見解をいただく。
あとは自然に治っていくだけですね。

飼い主さんからも電話をもらい、治療が終わったことを報告。
あとは話し合いをすることで合意をしました。
双方が納得する形で終わらせたいですね。

さてと、久々にお風呂に入ることが楽しみです。

その後のことはまた追記していきますね。

結論

もしも犬に噛まれたら

  1. 傷口を水で洗って消毒(応急措置)
  2. 病院を受診
  3. 保健所に連絡

この3つの行動をすること。

どの病院に行けば良いのかわからない時には、行政が提供している医療情報ネットを使うこと。
東京都の場合は、医療機関サービスひまわり(TEL:03-5272-0303)に電話することです。

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