人は経験すればするほど、その経験が身に付いていく。
事実が感情を動かし、思考が生まれイメージが育ち、そのイメージに従って行動する。
行動の結果が事実になっていく。
このサイクルが同じ様に何回も回ると、自分の中で、たまたまの経験ではなく、当たり前の法則になってしまう。
2度あることは3度ある。
3度目の正直。
この2つの格言は、同じような言葉で内容が違う。
前者は、2回あることは3回あるという繰り替えるという法則。
後者は、2回目とは違う結果が3回目に生まれるという法則。
これは自分の人生をどのような視点で見ているかで変わっていく。
成功体験が多い人は、未来も成功するものだと信じている。
失敗体験が多い人は、未来も失敗するものだと信じている。
これは本当なのでしょうか?
人間の脳は面白くて、自分が焦点を合わせている情報を探すようにできている。
同じ景色を見ていても、見ている人によって何が見えているか違うものだ。
目に映っているものと脳が認識しているものは違うのです。
昨日もうちでこんなことがありました。
「ここに置いてあったビニール袋どこにやった?」
「いつもお箸をしまってあるところに置いてあるよ。」
「えっ?ほんと?」
(引き出しを開ける)
「あっ、あった。」
「8年も前からここに置くことにしているんだよ。」
「うぅ。。。気づかなかった。」
でね、自分が失敗をすると感情が大きく動くんです。痛みを伴うネガティブな感情が。
そうすると「また、失敗するんじゃないか。」という予想をしちゃうのです。
そして滑稽かな、また失敗をする行動をしちゃうんですね。
コントでも同じことを3回繰り返すと受けるということテクニックがあるんです。
これも、無意識に人は脳内で様々なことを繰り返しているからなんです。
記憶の仕組みとも関係しているんですね。
あまりにも高い目標を立てて、何時までに達成すると決める。
「大丈夫。自分にはできる。」と自分自身に言い聞かせて、頑張る。
それで失敗する。
元々、根拠のない自信から設定した目標。夢を希望だけが拠り所。
そういうものは失敗をしやすいんです。絵に描いた餅になりやすい。
この失敗って癖になるんです。ちゃんとケアしないと。
普通はケアしないので、また同じ様に目標を立てて失敗する。
またまた失敗する。これの繰り返し。
それが当たり前になっていくと、負け癖がつくのです。
自尊心はなくなるわ、その当たり前になれてしまうんです。
自己防衛のために失敗したとさえ思わなくなります。
目標はできる目標にするのがいいです。
そして成功体験を繰り返して自信をつけていくのです。
自信がついてきたら、ちょっとだけハードルを上げていく。
大ボラを吹いてできちゃう人は天才です。
実際にそういう人はいます。そういった人のメンタリティについてはまた別の時に。
自分に対する負け癖は、自分にも絶望し、周りからも見放されます。
自分に対する勝ち癖は、自分に対して期待もできるし、周りからも期待されていきます。
特に初めてやることに対しては自信をつけるための目標にしましょう。
小さな目標を達成していくうちに大きな事を成すかもしれませんよ。