自己責任の話をすると他人に冷たい人というイメージがつきまとう。自分のことだけ考えていれば良いと思われることもある。
自己責任だからと他者が助けなくてもいいかと言えば、そんなことはありません。人と人がいるということは助け合うのは前提です。助けたい思うことは、人間の本能の欲求でもありますから。これが社会性です。
それでも究極的な状況を考えると頼れるものは自分自身であるというのも真実です。判断を他人に委ねるのではなく、自分自身で判断して選択することは大切です。
自己責任とは何か?
そんなことを考えていたんだけれど、僕なりの答えが見つかりました。
自分の欲求を知り、伝えること。
自分の欲求は他人にはわかりません。何がしたいのか?何を望んでいるのか?自分自身にしかわからないことです。
この欲求は、思考でもなく感情でもなく、その奥にあるものです。心のずっと奥にあるものです。
これを言語化して、自分自身のために行動したり、他者に伝えたりすることがとても重要です。
この欲求は、思考による思い込みがあったり、感情による振れ幅により、気づけないことがあります。
思考をクリアにして、感情もクリアにすることで、はじめて自分の欲求がわかります。
何がしたいのかわからない。
それは満たされている場合もあるけれど、もしそうでなければ、思い込みという思考にやられているのか、感情に飲み込まれているかです。
自分自身の欲求を知ること。
これは自己責任でしかありません。自分を知るために他者の力を助けを借りるのもありです。自分で考えているとグルグルと同じ思考にとらわれてしまうから。誰かに話すことで思考や感情の罠から抜けることができます。手強い思考や感情から自由になるためにはプロの手助けが必要かもしれません。
健全な状態とは、自分の欲求を知り、どちらの方向に進めばいいのかを知るために感情を使い、どうやって実現するのかを考えるために思考を使い、自分の手足を使ってこの世に創り出していくのです。
この欲求は夢とか希望という大きなものもあれば、とても小さな個人的なことまで様々です。
これ大小は関係ないんです。すべて自分にとっては等分な欲求ですから。もちろん損得とかも関係ありません。そんなんはエゴという思考が邪魔をしているだけなんです。
自己責任とは、自分の欲求を知り、他者に伝えること。他者に欲求を伝えるから助けてもらえるのです。
他者の助けを求められたら相手の欲求が何かをよく聞くこと。自分がしたい助けをしても相手は納得しないかもしれません。助けたいなら助ける、できないならできない、したくないならしない、さらに助けを求めるという選択もありです。
リラックスできる空間で自分と一人ゆっくりと対話をしてもいいかもしれません。
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