緊急時に大切なのはメンタル。
ストレス・マネージメントのやり方を紹介しています。
心理セラピスト上田正敏です。
今日は、ストレス・マネージメントの技法を紹介する8回目です。
今日伝える方法は劇薬です。
ワークで伝えてもすこぶる評判が悪い。
なぜなら感情が揺さぶられるからです。
感情を感じたくないのが人間なのですが、感情が麻痺をしている状態は、とてもストレスが多い状態です。
抑圧した感情が表出することがありますので、無理をしてやらないようにして下さい。
今日紹介する方法は、アイコンタクトです。
目と目で通じ合う♪という歌がありました。
目は感情の扉です。
目から感情が出て、目から感情が入ってきます。
アイコンタクトは感情の交流です。
前回のワークは思考の交流です。
その他にも肉体の交流や魂の交流もあります。
人と人がコミュニケーションするチャンネルは多様性にあふれています。
アイコンタクトは、自分の感情を感じるために、そして自分の観念を見るのに非常に有効な2人でおこなうマインドフルネス的なワークです。
感情を扱えるセラピストになるためには必須のワークだと思っています。
夫婦などのパートナーシップ改善にも使うことができます。
目を見る行為って、動物ではタブーだったりします。
猿と目があうとケンカの合図ですからね。
動物同士も目を合わそうとしません。
人間にも眼をつけるなんて言葉がありますからね。
他者の目を見るってことを人はしてこないのです。
恋をしたもの同士でも目を見ることをしなかったりもします。
動物と違い人間に白目があるのはコミュニケーションのためと考えられています。
白目があると誰のことを見ているのかがちゃんとわかるからです。
方向性と焦点があるということです。
これも人間独自のコミュニケーション方法になっています。
そしてこのワークでは、言葉は使いません。
昨日話をした言葉を使うと、ノンバーバル(非言語)なワークです。
言葉は思考であり、感情を感じる妨げになります。
言葉って自分を誤魔化すために使うことができます。
人が嘘をつく時に使うのは言葉です。
言葉は事実を伝える道具ではなく、個人の認知を伝える道具でしかありません。
自分の感情とは何か?
自分の思考とは何か?
思い込みとは何か?
観念とは何か?
そんなことがわかります。
それではアイコンタクトの方法を伝えます。
- リラックスして向かい合って座ります
- 最後まで言葉は発しないでください
- 表情も作らないでください
- 相手の目を見続けます
- 時間は約5分
- エモーショナルな曲を1曲分
- これを3セット行います
- 終わった後に、感じたこと、思ったことをシェアしあって下さい
このワーク中にかけるオススメ曲は
エモーショナルな曲がオススメです。
日本語の曲でもいいんだけど、外国語の曲のほうが自分自身と向き合いやすいです。
音楽は3分〜5分くらいあるので、時間の目安にするのに便利です。
ワークをしている最中に、様々な感情が浮かんできたり、思考が浮かんでくると思いますが、そのままでてきたものをただ眺めていて下さい。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、涙がでたりしても我慢しなくても大丈夫です。そのままにしておいて相手の目を見続けて下さい。
言葉にならない声がでてきても大丈夫です。
ただ相手に危害を加えないで下さい。
物理的にも精神的にもね。
「こんなことやることに意味があるのか!」と疑いがでてきても、そのままやり続けて下さい。
やることはシンプルです。
ただ、相手の目を見る。
それだけのワークです。
ノンバーバルなコミュニケーションを楽しんで下さいね。
このワークについて書きながら、夫婦関係についてのサービスを立ち上げないとなと思っています。
ストレス・マネージメント技法の紹介シリーズ
第1回 深呼吸
第2回 感情ストレス解放テクニック
第3回 バランス調整テクニック
第4回 水を飲む
第5回 ブレイン・バランス・テクニック
第6回 セルフケアとは?
第7回 話を聞くこと
第8回 感情とつながるアイコンタクト ←今ここ
第9回 人に与える
第10回 ダメになっていいんです
<現在提供中のサービス>
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