凌流のレイヤード

という野外イベントに参加してきました。
アクシーズクインさんのシノギングイベントです。

近所の駅前のドラッグストアーには行列、電車は空いている、高尾山口駅も人が少ないような気がします。
コロナウィルスの影響は大きいですね。

こんな時だからこそ、自然の中で体を動かすワクワクすることをしてきました。

今回のシノギングのテーマが興味深かったのです。
凌流のレイヤード。

こんな感じでイベントに行ってきました。

YouTube凌流のレイヤードに参加してみた。

僕が登山にはまっていたのは、30年前。
ゴアテックスの出始めの頃です。

学生時代はお金がないのでゴアテックスの雨具なんて買えず、ハイパロンというビニールのような素材の雨具を使っていました。もちろんモンベル。

就職してからゴアテックス製品を買った時に、蒸れないことや結露しないことに感動したことを覚えています。
テントやレインウェアはゴアテックスしか考えられないと思ったくらい。
透湿性ってすごいな。
透湿性って、雨は通さず、汗の水蒸気は通すということ。
だからレインウェア内は乾いていて快適に過ごせました。

数十年ブランクがあって最近、また山に登り始めたんだけど、ゴアテックスの雨具を着ていても、濡れるということがあることに気づきました。
ゴアの雨具を着ていても濡れるのです。
最初は雨が侵入しているからと思っていたのですが、どうも汗で濡れてしまうようです。
これが不快でどうにかならないかと思ってました。
僕の中でゴアテックス神話が崩れ去りました。
そして、何十年も新素材が開発されていないのも不思議です。

そんな時にアクシーズクインの「凌」のコンセプトに出会いイベントに参加するようになりました。
ちょうどここ一年くらいですね。

アクシーズクインの雨具にはゴアテックスを使っていません。
それはこんな発想でウェアを作っているからだそうです。

雨から濡れないように身を守り、体温を奪われないように風を防ぎながら、同時に汗を乾かしてくれる風は通したい。この矛盾した開発目標を叶えるために、雨具に対して少し割り切った取り組みをすることにしました。つまり、「多少濡れるが、」という前提を持つことです。そうすることで雨具の固定概念を離れ、ある程度の雨を防ぎながらも衣服の中を風が抜けていくような、柔軟な発想の構造を形にすることができるようになりました。

「凌」という山歩き | AXESQUINより

雨である程度濡れるのは受け入れる。でも濡れたら乾けばいいんだよね。
多少の濡れることは凌ぐ。でも快適でいる方法を探ればいい。

とてもシンプルな開発コンセプトです。

ここがベースとなり、雨を凌ぐだけでなく、風を凌いだり、寒さを凌いだり、汗を凌いだり、難所を凌いだりする製品開発をされています。

この「凌ぐ」というコンセプトが面白なと思っていて、今回のイベントに参加しました。
独自の新しい考え方なので、知っておきたいなと。

僕自身の体質としては汗っかき。
今回は汗を凌ぐようなレイヤードの提案を受けて、ハゴロモとクナドを借りて山を凌ぎました。

ハゴロモ@凌
ハゴロモ

これが良かった。
ハゴロモは、体がオーバーヒートせず、汗もほとんどかかずに快適。

クナド@凌
上:クナド、下:ツユハライ

クナドは、暑くなったらさっと脱いでサコッシュに入れる。
日陰に入って寒くなったらすぐに出して着れる。
しかもバックパックを降ろさずできるのがいいですね。

ちょっと脱線。

今回は凌ピッケルトレイルバムのビッグタートルのデビュ戦でもありました。
手に入れた新しい道具を使うのはワクワクしますね。

凌ピッケル
凌ピッケル

凌ピッケルはグズグズの激坂でハンマーのように突き刺し難なく登ることができました。
優秀な相棒です。
ただ使う時は少ないので行くところを選んで持っていきたいですね。

ビッグタートル@トレイルバム
ビッグタートル@トレイルバムwith凌ピッケル

ビッグタートルは、荷物を減らして快適にシノギングをするために購入しました。
ULを日本に広めたハイカーズデポのブランド。
13-19Lという大きさで290gという軽さ
夏になったらこれでお泊まりハイキングにチャレンジしてみたいですね。
これはシンプルな道具という感じで気に入りました。

閑話休題

今回、気になったキーワード「通気性」について考えます。

雨を絶対に通さないウェアにするなら、通気性ゼロ%でいいのです。
イメージはゴムですね。
雨は通さないけれど、汗でビショビョショになってしまうんです。

通気性が100%なら、裸と同じ。風を全部通します。
乾きも良いかもしれませんが、外の影響を受けまくります。
場合によっては気持ちが良いかもしれないし、寒くて仕方がなくなるかもしれません。

適度な通気性が必要になるということ。

これは体質が大きな影響を持つということです。

汗っかきなら通気性が高い製品が良いし、汗をかかない体質なら通気性が低い製品でも良いのです。
特に寒がりな人は通気性が低い製品もほうがいいですね。

ゴアテックスの製品は通気性が低いんです。
だから汗で濡れてしまうし、乾かずに不快な思いをする場合がある。
だからこそ、アクシーズクインの通気性が高い製品を選ぶのもありますね。
雨で多少濡れたとしても乾かすことができるという考え方。

休憩地についた時にすぐにダウンを羽織る。
それだとダウンが湿気をすってロフトが稼げずに本来持った機能が発揮できないことがある。
そんな時にはウールや化繊のウエアのほうがいい。
寒さを凌ぐにもいろんな考え方があるんですね。

暖かは、ベースに切るシャツの厚さで決めれば良いそう。
夏は薄く、冬は厚く。これで温度の調整するといいよという話に目からウロコ。
たくさん着ればいいと思ってた・・・

開発者の方が週に何回も山に行き、凌いでフィールドテストしながら試行錯誤しているので信頼性が高いです。
仕事なのか遊びなのかわからないくらいにシノギングで遊んで、心地よいウェアは何かと研究する姿勢がステキです。

ありがとうございました。またよろしくお願いします。

自分の好きな世界のことをマニアックに語りました。
はたして読んでくれる人は、いるのでしょうか(笑)

お読みくださり、ありがとうございました。

アクシーズクインさんのイベントレポートはこちらです。
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/323bdef289d093bf75bf921ae2b43545


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください