過去は一本道であり、未来は広野である。
今から過去を見たら1本の自分史がある。
今から未来を見たら可能性という未知しかない。
時間は過去から未来に流れているが、未来から過去に自分が流れているという考え方もある。これは記憶があるからだと言われている。
また、現代物理学においては「時間」というものは存在していないんじゃないかと言われている。
こういう科学的な話はおいておいて。
過去を振り返ると一本道のようだ。まるで決まったかのような物語になっている。
運命という道筋があるかのように見えるのだ。
過去から今を見ている時には、無限に広がる広野であった。
つまり、たくさんの道があったのだ。
何かひとつの道を選んで来た結果で今がある。
他の道を選んでいたら、また違った今があるかもしれない。
何かをしたから今があるのかもしれないし、何をしなかったから今があるのかもしれません。
選択。
進学、就職、退職、結婚、離婚などの大きな選択もあれば、今日何を食べようという小さな選択まで様々な選択がある。
好きなことを仕事にするという相談にのっている時に、好きなことをしている人の話を10人に話を聞いてみることをオススメしています。
例えば、歌手になりたいというなら、10人の歌手の人にどのようにして歌手になったのかを聞くのです。
十人十色とはよくぞ言ったもので、それぞれの物語は違います。
才能も違えば、育ってきた環境も違います。
それぞれにそれぞれの道があるのです。
子供の頃の話を聞いたり、学生時代の話を聞いたりしていると何を選択してきたのかがわかります。
どんな状況で、何を悩んで、何を考えて、何を行動したのか?
そして、なぜその選択をしたのか?
話を聞くときのコツは、具体的に聞くことです。
例えば
「歌手になりたいの?ならば、とにかく歌うことだよ。」なんて言われたら
「1日にどれくらい歌っていましたか?」
「レッスンには、どれくらいの頻度で通っていましたか?」
「歌うほかに、何をしていましたか?」
と具体的に話を聞くことが重要です。
あまりも話が細かすぎてわからない場合は
「今の私に必要なことは何ですか?」
と話を膨らませていいかもしれません。
特にその選択をした時に
「なぜ、その選択をしたのですか?」
というのはとても大事な問いではないかと思っています。
自分の中にある価値観、考え方、感じ方、すべてが詰まっているのではないかと思っています。
僕は、こういう話を聞くことが好きなのです。
それぞれにある物語には魅力があるものです。
心理セラピーのセッションでは不幸な物語という認識を変えることがありますし、未来を創るセッションでは自分の正直な欲求に気づいて理想の未来を思い描いてそれに対する選択して行動することがあります。
悲劇も喜劇も同じものです。
視点を変えたら見える世界が変わります。
過去に自信を持ち、未来を信頼できたらいいよね。
自分の選択を受け入れて、未来の結果を信頼するということ。
どんな未来が待っているのかな。
フリースタイル情報
■感情や思考から自由になる個人セッション
https://www.yoriyoku.com
■自分の好きを再発見・再定義して活用するためのソース・ワークショップ
https://www.asobilife.com
■Zoomサービス「あなたの才能を読み解く」顔読み
https://www.kaoyomi.com