自分らしい人生を歩む時に訪れるものがあります。
それは孤独です。
「自分らしく生きる」ということは「人とは違う」ということなんです。
「みんなと一緒」から「私は私」という考え方に変わるのは、大人になっていくということでもあるんです。
「違いを認める」と言っても良いですね。
この時の孤独は「個」であるという自分に気づいた時に起こります。
「えっ?私ってみんなと違うの?」
「なんで?みんなと一緒がいい!」
思春期に訪れる人が多い感覚です。
仲間はずれになるみたいで怖いんです。
「みんなと一緒でいい。」
そうやって大人になっていない人も世の中にはいます。
周りに合わせて生きていくと個性がなくなっていくし、流行に流されているようになります。子供のままでいる人もいます。
「個」になる孤独を恐れないことが、とても大切です。
「個」になることで、個性がわかってくるし、才能がわかるし、選択できることが増えていきます。
自由が手に入っていきます。
はたして「個」が際立っていくと、孤独になるのでしょうか?
実際には、孤独を受け入れる事が出来たら、その先にある仲間が現れます。
「個」と「個」が出会って仲間になっていきます。
ここでまた違った恐怖がでてきます。
他者の「個」を認めて、自分の「個」も認められるのかという恐怖です。
「相手を認めたら自分がなくなるんじゃないか。」
「自分が認められないといけないんじゃないか。」
という幻想に怯えるのです。
自分で自分を認め、相手が認めてくれたことを認め、相手を認めていくことが大切です。
認めることで自分とも相手ともつながります。
自分のエゴを超えてまた他者とつながることが大切です。
つながりを選んで作れるようになると成熟した社会が自分の周りに現れます。
「みんな一緒がいい」ではなく「みんな違ってみんないい」という社会です。
違いが多様性を生み出し、豊かな社会になっていくのです。
「個」でない状態で人間関係を作っていくと、グッチャグチャの関係性になりやすいんです。
「個」と「個」がつながっていくことで、健全な関係性を築くことができるようになるのです。
自分らしい人生を歩むためには、孤独を恐れないことはとても大事なことです。
糸井重里さんの言葉「Only is not Lonely」ってピッタリですね。