原因があって、結果がある。それを因果の法則という。
人はシンプルなことで理解したい生き物。
脳は省エネを好むので、物事を単純に捉えたいという性質を持っているのだ。
今起きている出来事も、何か原因があった結果だと思っている。
逆に、これをやれば、こんな結果が未来が手に入るだろうと思って行動する。
この原因を作れば、あの結果が手に入るはずだと思っている。
学習経験もあってそれはどんどん強化されていく。
動物の中で人間だけが時間の感覚を持っているらしい。
それは記憶があるから。
これで何が起きるかといえば、科学のような法則性を見つけていくのだ。
科学と対局である文学でさえ、物語という法則性を見つけたがるのが人間だ。
で、実世界はどうかというと、単純化できないことでいっぱいだ。
本当にそれが原因なのか疑わしい。
実際には原因はたくさんあるから。
たくさんの原因が複雑にからみあって結果を得ている。
複雑系なんて新しい学問もあるからね。
風が吹けば桶屋が儲かるという因果の法則だよね。
これが本当ならみんな桶屋になればいいけれど、
実際にはそうならないよね。
何がいいたいかというと、
物事に理由づけをしなくていいということ。
過去の経験を言い訳にしなくていいということ。
未来に叶えたいことがあるなら、それに向かって思いついたことはすべてやること。
過去も未来も幻想であり、今しかないこと。
今を思う存分に楽しめばいいということ。
過去を悔やまず、未来におびえず、今日・明日を生きればいい。
因果にとらわれていると、過去は変えられないし、未来も変えられないという罠に陥ってしまいます。
先祖のことなんか関係ないし、子孫に責任を感じなくてもいいのです。
すべて自分だけの問題しかないし、自分だけを幸せにすればいいのです。
法則としてはシンプルです。
人は法則性を求めてしまうね(笑)
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