先月に引き続きアクシーズクインさん主催のシノギングイベントに参加してきました。
今回は歩いてみたかった南高尾でのシノギング。しかも平日開催が嬉しいです。ずっとワクワク楽しみにしていたのですが、前日の天気予報で雨、さらには雪になるかもしれないという予報でブルーな気分に。
思い返してみると雨の登山って辛い思い出しかないからなんですよね。JALTで登った雨飾山がトラウマになっているような、高校のワンゲル時代に雨の丹沢でバカ尾根を登った辛い記憶か、小学生の時にボーイズクラブでの台風キャンプの記憶か・・・。ここ最近、自分一人では雨の中での山登りなんてしませんでした。雨は中止の合図です。
今、帰ってきて感じているのは、むちゃくちゃ楽しかったということ。
辛いそうだと思っているところに、積極的に飛び込んでいくと、大変なことも楽しいと感じることができるのでしょうね。初体験ってやっぱり最高なんですよね。過去の自分の歴史が塗り替えられました。
シノギングイベントそのものも良かったんだけど、最近のウェアや道具の進化で快適だったんです。軽い・濡れない・暖かい。手持ちの最近の道具も良かったんだけれど(モンベルありがとう)、アクシズクーインさんからお借りしたウェアも良かったんです。クナイとツユハライはシノギングするならマストバイです。
集合は高尾山口駅。顔は笑顔でも心は憂鬱です。
なぜならそこは
雨の世界だったから。しかも雪が降るらしい。アクシーズクインの柳谷さんは、これほど凌ぐのにふさわしい天気はないとご満悦でした。ついていけるのかと思ったり。
雪に桜って31年前の大学入学式以来かな。うかい竹亭でご飯食べて帰りたい気分です。ここ和食が美味しいんですよ。
シノギングって尾根を歩くのです。山って、山頂があり尾根と谷があるんです。尾根は見晴らしが良くて、谷は川が流れています。尾根は両側が低くなっているから歩いていて気持ちが良い道なんですよね。そして基本的に道がわかりやすいんです。その尾根まで上がるのに急な道を登ったり降りたりとする必要があるんですね。
シノギングの途中には、こんな祠があったりするんですよね。何を信仰しているのでしょうか。人の手が入っているというのは間違いないのです。
場所によっては雪が積もり始めています。
シノギング界隈では有名なエンジン。
地図を読むのは前回も書いたんだけど、このイベントでは超わかりやすい。地図読みが大好きになったんです。わかれば面白いんです。いわゆる良いコンパスは使いづらく、キーホルダーのようなコンパスが使いやすい。うちのはハイカーズデポさんの。
サコッシュに小さなカラビナをつけて使っています。温度もわかるの便利です。今ブログ書いてる部屋の中は最高に暖かい。
温度計は-10〜40度もあれば十分。なんなら0〜30度でメモリが読みやすいものがいいのだけれど、そんな商品はないのかな?
凌いで凌いで登山道に。雪混じりの雨だったんだけど、意外と寒くなく、快適に歩いています。手袋がフリース地なので濡れているのですが意外と寒くはないんですよね。水を弾くグローブ欲しいです。
お昼の場所まではもうちょっと。
噂の秘密の場所です。ここでビックリしたのは、タープを張ると普段の休憩と変わらないんです。これにはビックリ。タープで雨を凌ぐって快適なんです。それぞれがお昼を食べて、ロープワークの講習があって、体が冷えてきたので撤収して帰ります。
傘をさしていたのもあるんだけど、靴と手袋以外はほとんど濡れていません。すごいよ雨具たち。みんな無事に凌げました。みなさん、ありがとうございます。
帰りの電車でお二方との対話が楽しかった。遊び方とかギアとかイベントの情報をたくさん教えてもらいました。もっとゆっくりと話をしたかったな。
欲しいものリストができました。これがあればシノギング を120%楽しめます。
サンタさんよろしくお願いします。
アウトドアの道具ってヘビィデューティーの時代からウルトラライトの時代にシフトしてきたんだけど、さらに快適に遊べるというようになってきているみたいなんですよね。軽さだけにこだわるとガマンする必要がでてくるからね。ゴキゲンに遊ぶために軽いのを選べたらいいんだよなと思うのです。遊び道具を持って山に入るというシノギングの考え方って好き。ちなみに遊び道具が細分化されているから何が正しいとかではないのです。人によって目的が違うから。ただ僕の基準は楽しくて自由という価値観が好きだということ。快適さは人それぞれ違うからね。
厳しい条件の元に道具を使うと良し悪しがわかります。そして自分の弱いところとかもね。たまには雪の中もいいなと思ったシノギング でした。今度はソロで行ってみようかな。
ウェアメモ
- モンベル ジオラインLW(薄手)ラウンドネックシャツ
- デサント スキー用のフリースみたいなの(30年もの)
- モンベル クロスランナージェケット
- モンベル バーサライトジャケット
- モンベル シャミースグローブ
- モンベル スーパーメリノウール L.W. トランクス
- ユニクロ エアリズムパフォーマンスサポートタイツ
- ユニクロ 7分丈夏用のスポーツ用パンツ
- アクシーズクイン クナイ
- モンベル バーサライトパンツ
- アクシーズクイン ツユハラヒ
- モンベル メッシュのキャップ(10年もの)
- ユニクロ 五本指ソックス(綿混合)
- アシックス トレランシューズ
僕の山用のウェアの基本的な考え方は、最初はユニクロで充分。使ってみて足りないと思ったらモンベル。ウェアは消耗品なのでコスパ重視でいい。雨具と寝袋と靴は良いものを。あとは有名ブランドやガレージブランドお好みで。
手が一番寒かったので、水をはじくオーバーグローブが欲しいのと、問題はないが30年もののスキー用のフリースは引退かな。化繊中心で良かったかなと。
シノギング式地図の作成の方法
http://www.morikatu.jp/article/401422194.html
イベント主催:アクシーズクイン
ゲスト:低山小道具研究家森勝氏
“南高尾をシノギング @地図読みとロープワーク編” への1件の返信