毒親って言葉が数年前から流行り始めました。
これって親から受け継がれた問題があるという意味ではとてもわかりやすい。
子供にとって親の影響は絶大です。
人生におけるほとんどの問題は親子関係にいきつきます。
その中でも母親との関係性は大きな問題になることがとても多い。
そして、毒親と呼ばれない良い親との間でも、親子問題はあるのです。
むしろ問題と思えないからこそ問題になっていることがあるのです。
心理セラピスト上田正敏です。
むかーし、むかし、あるところに神戸メンタルというところがありました。
結婚したばかりで夫婦関係に問題があった僕らは、そこのヒーリングワークというワークショップにいきました。
100以上いる大きなワークショップなので小さなグループがあります。
そこのグループリーダーがみずがきひろみさんでした。
20年くらい前のヒーリングワークは、魑魅魍魎?サファリパーク?ゾンビ?と思えるくらいに感情がむき出しになった人が沢山いたようなことを覚えています。
衝撃でした。
もちろん自分を癒すためにそのような状態になることもあるだけで、愛に満たされた人間の美しい姿も見せてもらいました。
今では穏やかな場になっていると噂には聞いているので、心を学ぶのにあの体験ができたことは今でも役立っています。
そんなすごい世界の中で、グループメンバーを優しく見守っていたのがみずがきさんでした。
ワーク後のアフターフォローをお願いしたことを今でも覚えています。
そのみずがきさんが本を出版されました。
論理的であり情緒的でありとても読みやすい本です。
心に痛みがあると読みづらさを感じるものですが、この本は心の中に自然と入ってくる不思議な力を感じます。
読んでいて楽なんです。
母親への恨みつらみが解消されているからでしょうか。
みずがきさんの母親はいわゆる毒親ではなく普通のお母さんです。
それでも人は母親との関係に問題があり癒す必要があり見つめる必要があるのです。
誰もが母親と和解する必要があるのです。
そして、その恩恵ははかりしれないものがあるのです。
母親が大好きと言えない人すべてに読んでもらいたいですね。
僕の母親がなくなって30年近く経ちます。
本書を読んでいて内なる母親が癒されたような気がしました。
ありえないほどの幸福がやってくるかも。
この本はみずがきさんがお母さんのために書いた本なんだなと実感。
次はお金の本を書いてもらいたいなと思っています。
ステキな本をありがとう!
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