親には不満を感じるものである。

  • どんな親でも子供は親に不満を持つものです。
  • どんな親でも子供はもっと良い親を求めています。
  • どんな親でも子供は自分の親に完璧を求めます。

子供が親に対する期待はとてつもなく大きい。そして、いつでも完璧であることはなかった。だから、いつでも文句を言うのです。これって子供の振る舞いです。

  • もっと愛して欲しい。
  • もっと認めて欲しい。
  • もっと受け入れて欲しい。
  • もっと評価して欲しい。
  • もっとお金が欲しい。
  • もっと自由にして欲しい。
  • もっと遊んで欲しい。
  • もっとかまって欲しい。
  • もっと許して欲しい。
  • もっとカッコ良くいて欲しい。
  • もっと美しくあって欲しい。
  • もっと、もっと、もっと・・・

どんなことでも親にこうあって欲しい、こうあって欲しかったと思っているうちは子供です。成熟した大人にはほど遠い。

大人になるということは、大人も不完全であるということを受け入れることです。つまり自分自身も不完全であり、親も同じように不完全であるということを認めることです。完璧な親なんていないのです。

ゲームとかのバランス調整を考えるとわかるかもしれません。こんな図を見たことあるでしょ。

特徴を数値しグラフにした図です。体力99、武力50、魔法12、回復7、人気33・・・みたいに能力をパラメータにしたやつ。

これで例えると、親に求めるのはこんな感じ。

すべての特徴が100点満点。ゲームの世界ではチートと言われています。いわゆるズルイやつです。こんな人は世界にいません。でも、それを望んでいるんです。

いわゆる普通ってこんな感じですかね。すべてにおいて平均点。こんな人も実際にはいません。普通って普通ではないんですよ。この場合はバランスがとれすぎている。

小さくまとまっている人もいるかもしれません。それがどうしたということでしょう。ここに書かれていない特徴で秀でている可能性が高いということなんです。

逆に一芸に秀でていたりする人もいるかもしれません。実際には人はそれぞれであり、みんな違いますから簡単に比較することはできません。何が良くて何が悪いかなんて人それぞれの判断にすぎませんから。

自分の親がこのようにパーフェクトであるってことは、まずないですから。こうあってもらいたいという願望は子供の頃に持っていたかもしれません。そして自分もそうあったらいいなと思っていたりするかもしれません。自分らも子育てをすると親の気持ちがわかるという人もいます。

自分自身を鏡で見てみれば、父親を半分、母親を半分受け継いてでいます。遺伝子的なものから文化的なものまで行動、思考、感情、肉体を受け継いでいるのです。

  • もっと健康に産んで欲しかった。
  • もっとお金持ちの家庭に生まれたかった。
  • もっと頭が良く産んで欲しかった。
  • もっと才能があるように産んで欲しかった。
  • もっとハンサムに産んで欲しかった。
  • もっと美しく産んで欲しかった。
  • もっと、もっと、もっと・・・

これ今現在の自分を受け入れらないということです。それを親の責任にしているのです。親は本当の意味では責任をとることはできません。どんな理不尽があるかもしれませんが責任は全部自分が引き受けるしかないのです。

親は親の人生があり、子供にも子供の人生があるのです。二人分生きることはできないのです。自分の人生は自分で選ぶしかないのです。

親さえも自分が選んで生まれてきた、自分にぴったりの体や心を選んで生まれてきたと考えることができれば、自分の人生を歩んでいるということができます。選ぶことを根本まで考えていくとこのような考え方にまでいきつきます。親や自分のスペックも選べないのが本当かもしれませんが・・・。どちらも考え方が自分を幸せにするのでしょうか?

親に対する期待って大きい。それを手放すことが大切。

親を受け入れることは、自分を受け入れることにつながっているから。

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