最近、「めんどくさいなぁ」というつぶやくことが多くなった。
「こりゃいかん」と自分を観察していると、時間がかかること、手間がかかることをする時に、「めんどくさい」という言葉を言っていることに気づいた。
言葉というのは自分自身への魔法になるので、実際にどんな言葉を発しているのか、頭の中で何を言っているのかには最新の注意を払うことが大切です。
言葉通りの自分になっていってしまうから。
メンタルトレーナー上田正敏です。
言葉は自分の潜在意識そのものだと僕は思っています。
自分とはどんな人間なのかということが言葉に現れています。
言葉というものは呪いにもなれば、祝いにもなるものです。
身近な人をけなしていれば、けなされるにふさわしいであろう人になっていくし、人を褒めていれば褒めるにふさわしい人になっていきます。
そして何より、自分自身がそんな人になっていきます。
僕はセラピストという仕事柄、人が使う言葉には敏感です。
雑談であろうが相談であろうが、言葉を使って表現をするので、その言葉をよく観察しています。
もちろん自分の言葉にも気を配るようにしています。
「めんどくさいな」と思っている自分に気づけたら80%は問題解決です。
ほとんどの場合自分が話している言葉に無自覚なのが人間というものです。
残り20%はどうするのか?
それは、言葉を変えるということです。
僕は「めんどくさいな」と言った後に、「じっくりと時間をかける必要があるんだよ。」とか「ゆっくりでもいいんだよ。」と現実を言うようにしています。
なぜなら「めんどくさい」といっている時って、すぐに実現できたらいいと思っているだけだからなのです。
僕たちは魔法使いではありません。頭の中でイメージしたことが、すぐにこの現実に反映されるわけではないのです。
現実が変わるには時間がかかることは当たり前のことです。
思っただけですぐに実現することもありますが、そうでないこともあるのです。
僕の場合、思っただけで実現してしまうことが多い時に、なかなか実現しないことが混じってきます。
するとイライラしちゃうんですよね。
その中には、もしかしたら実現しないかもしれないという恐怖があるからです。
そんな自分を認めたくないという自分もいたりするのです。
「めんどくさい」と思った時には、「丁寧に時間をかけていいんだよ」と自分に言うようにしました。
叶った時の結果が楽しいのではなく、手に入れるまでのプロセスを楽しむことが大切なのです。
「大丈夫、余裕を持って行こうぜ」という安心感を自分にプレゼントしたいものです。
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