治療家を英語でセラピストといいます。
英語表記で書くと Therapist。
これにスペースを入れるとどうなるのか?
The rapist。
日本語に訳すと強姦魔になります。
プロセラピスト上田正敏です。
僕のセラピーのメンターであるダニエル・ホワイトサイド氏が言った言葉です。
彼はセラピストという言葉は使わずにファシリテーターという言葉を使っていました。
癒しではなく教育だと言っていました。
癒すのは本人の力なのだから、僕らができることは教育なんだとね。
セラピストがクライアントにどこまで介入するのか?
そんな質問をいただきました。
その答えは、クライアントさんが望んだことしかやらないということです。
新しい技術を学ぶと人は使いたくなるもので、相手の許可なく、カウンセリングしたり、コーチングしたり、リーディングしたり、ヒーリングしたり、コンサルティングしたりしてしまいます。
そして相手に嫌な思いをさせることを一度は経験したことあるのではないでしょうか。
場合によっては、相手はトラウマになるくらい大きな傷を負うこともあります。
本当に勝手に介入してくる人いるんですよ。
そのことで、相手が悩んだり、傷ついたりすることがあるのです。
それを、セラピストの語源は寄り添うということだから、不必要な介入なのに、それが正しいと思い込んでいる場合があります。
寄り添っていないのです。
潜在意識が望んでいる?無意識レベルで望んでいる?
もしかしたら、そうかもしれません。
それでも、相手の意思を尊重することがとても大切です。
人間の尊厳の問題です。
同意があれば問題はありません。
許可が必要だということです。
それが相手に対する敬意というものです。
昨今のハラスメント問題にもつながります。
相手の意思に許可をもらうということが重要なのです。
強姦魔タイプの人の特徴は、コントローラーです。
相手をコントロールするために、相手の許可なく侵入してくることがあるのです。
自分を特別な人に見てもらいたい、カリスマ性を持ちたい、教祖のようにありたい。
そう、自分が権威者になりたいです。
これは意識的にしている人もいれば、無意識でしている人もいます。
セラピストの基本姿勢として大切なことは、権威はいつも自分自身にあるということです。
クライアントさんの権威はクライアントさんにあるのです。
これが対等の関係性というものです。
もちろんお客様は神様ではありません。
セラピストの権威はセラピストにあります。
お互いがお互いの権威を尊重しあうということです。
王様と奴隷の関係性ではないのです。
人を癒す技術と壊す技術は同じです。
技術は技術であり、良いも悪いもなく、正義も悪もなく、正しいも間違っているもありません。
技術をどう使うのかです。
for me で使うのか、for you で使うのか?
for us もありますね。
さて、今日もセラピスト講座です。
尊重をキーワードに楽しみましょう。
【講座】
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