相手の悪いところを見て、それがよく変われば良い。
心理学などを学んだ時に起きるこの考え方によるトラブルについて前回のブログ「あなたの認知がおかしい」に書いたら大きな反響をいただきました。
では、どうすればいいのか?
今回のテーマです。
メンタルトレーナー上田正敏です。
人の悪いところがよく見える人というのは、自分自身の悪いところに焦点があっている人。
そして人の悪いところを非難してしまうということは、自分自身の悪いところを責めている人です。
チームビルディングを頼まれた時に、僕が最初に伝えることがあります。
他者を褒めることです。
褒めるってコミュニケーション力を上げるためにも大切なことです。
褒めるためには、相手を観察する能力、相手に伝える能力が必要です。
具体的には、観察するためには、相手の言葉をよく聞くこと、相手の行動をよく見ること、相手の感情をよく感じることが必要です。
伝えるためには、褒め言葉を知っていること、相手に伝えるタイミングを知ること、どうやったら伝わるかを考え続けることが必要です。
技術よりも大切なことは、相手には必ず良いところがあると信じる心が大切です。
そして、自分にも良いところがあり、それに気づき育てようという心構えが必要です。
すべての人を褒めるということを決めることが秘訣です。
これポジティブシンキングとは違うのです。
闇雲に人は良いという性善説を唱える気もありません。
清濁併せ持つのが人間です。
良いところも悪いところもあるです。
チームを組むというのは、良いところを伸ばすのが基本です。
悪いところは、別の人がフォローすればいいだけのこと。
チームの延長に資本主義社会があります。
一人で全部やるのではなく、協力しあいみんなでやればいいのです。
成熟した集団であり社会になる必要があります。
日本では欠点を直すことが美徳になっています。
これには限界が来ていて、現在の教育は欧米式の良いところを伸ばす教育に変わりつつあります。
悪いところは見えます。
それは人には悪いところもあるよね、でも良いところをみてみよう。
良いところは意識してみるのです。
チームを組むというのは、相手の良いところを見る、自分の良いところを見てもらうことが大切です。
お互いに欠点の部分は他者が埋めていくことが大事なことなのです。
お前が悪いといっても、物事はうまくいかないのです。
あなたは、もしかしたら褒められてこなかったかもしれません。
それでも人の良いところを見ようじゃないか!
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