ナチュラルメディカルには看板となる優秀な講師が2人いる。
下條先生と中山先生だ。
下條先生がナチュラルメディカルを立ち上げ、その技術を教えるカレッジの第1期生が中山先生。
師と弟子の関係性を10年以上続けている。
中山先生は謙虚な方なので、毎年カレッジの再受講を繰り返し、知識と技術を吸収してきています。
カレッジのサポートをしていて発見したのは、2人の個性の違いです。
プロセラピストの上田正敏です。
当時は僕はスリーインワンというキネシオロジーから発展していったセラピーを教えていて、中山先生と出会っています。
あれっ?その頃はタッチフォーヘルスも教えていたかな。
でもそれは、成瀬先生が教えていたような。
中山先生は、下條先生の技術がすごすぎてマネができないと悩んでいたことを思い出します。
ところが講座があれば再受講し10年も学び続け、さらに自分でも施術院をオープンして実践を繰り返しています。
中山先生の施術の発展の仕方が下條先生と違うのです。
中山先生の施術院の地域性なのでしょうか?
体をゆるめたり、楽になったり、することに関して、とても上手いのです。
下條先生のお墨付きをもらっています。
人間の構造にアプローチするのがとても上手いです。
三次元という物理の世界に関しては洗練されています。
それで下條先生の施術をみていると、やっていることが全く違います。
ザ・臨床の打ち合わせをしていて、実際の施術では何をしているのか?と問い続けていました。
ようやく、秘密にしてきたことを教えてくれるようになりました。
下條先生の中で言語化できてきたからでしょう。
体という三次元のレベルにアプローチしているわけではないというではありませんか。
四次元であるエネルギーにアプローチしているんだよと言います。
ここでいう三次元というのは、現実世界です。ニュートン力学の世界です。
四次元というのは、エネルギーの世界です。熱力学や電磁気学などの目に見えないエネルギーの世界です。
ついでに五次元もあるのですが、人間の哲学や心理学の領域の話になります。人間の内面の世界です。量子力学の世界でこの領域の説明ができるのではないかと期待されている分野です。
構造を扱うことができることは当たり前なのですが、エネルギーの世界も扱えることが重要になるのです。
エネルギーとは東洋医学でいう陰陽五行論や経絡を使った調整法です。
実際の体は、食物という三次元のものを食べて消化吸収してエネルギーに変換して、体に栄養として送ります。
それが体を作ったり動かしたりするのに使われています。
AからBに変換されるのがエネルギーと呼ばれているものです。
電気もエネルギーで、火の熱エネルギーを電気に変えて、この記事を読んでいるパソコンやスマホをみるために使われています。
電気は、家電製品を動かしたりしてますね。
エネルギーレベルを読み解けるかというのが大切だというのです。
エネルギーというと怪しいという話になりがちですが、電気や電波など、目に見えないもので動いているものがたくさんあります。
今の科学では説明しきれないことも多かったりします。
人間の体について研究している人たちは、この領域の話になると口を濁します。
それは説明できないけれど、あるものなんだけど、これを言ってしまうと誤解を生みかねないので言えない話になってしまっているのです。
実はね・・・なんてこの手の話は教えてくれることもありますから。
科学ですべてを説明できるかといえば、そんなことはないのです。
目に見えない世界は、想像することが大切です。
この想像力が実際の体の動きなどに影響及ぼすのですよ。
芸術の世界では当たり前で、「風のイメージで・・・」という全く論理的ではない言葉で伝えることで、歌声が変わったり、踊りが変わったりするのです。
施術の世界でもイメージができている人とできていない人は、すぐにわかります。
例えば内臓などは目では見えませんが、実際に手で触れて内臓を感じて、あたかも見えているかに扱うことは可能です。
このあたりはセンスの問題もありますが、触覚の情報を視覚情報に変換できるかが鍵をにぎっています。
実際には感覚情報をどのように変換して感じられるかは人次第ですが。
下條先生はこれが本当に上手い。
見えないところを見えているかのようです。
これが内臓や筋肉・筋膜・骨などの体の内側を見ているのです。
さらには、クライアントさんが希望する五次元レベルの意図を聞き出せるかどうかも大事になってきます。
現実にある三次元的なものから、四次元や五次元のことを読み解けるかどうかが一流への登竜門になっていますね。
今回のことをまとめると・・・
目に見える三次元的なものを観察する力。
人を動かしている四次元的なエネルギーを感じる力。
根源的な欲求を読み解く五次元的な意図を読み解く力。
立体的に物事が見れるかどうかが大事だということです。
下條先生と中山先生のところに来ているクライアントさんによって、施術家の成長ポイントが変わっていき、それぞれの個性が開花するんですね。
10年も真剣に向き合っていると、それぞれの違うところが発達していくのです。
自分が好きな分野で才能を開花させたいものです。
続けることができることに才能はあると言ってもいいのですから。
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