人は30歳の誕生日が鍵を握るという。
その時に何をしていたかが人生に大きな影響を与えるらしい。
僕が30歳の時には、日本で初めて開催されたタッチフォーヘルスのトレーナー養成講座に参加していた。
タッチフォーヘルスは、カイロプラクティックから派生したアプライド・キネシオロジーを誰でも使えるようジョン・シー博士が簡単にしたもの。
さらにゴードン・ストークス氏がタッチフォーヘルスの可能性を追求して、スペシャライズド・キネシオロジーのムーブメントを作る。
現在、数百とも言われているキネシオロジーが存在する。
プロセラピストの上田正敏です。
僕自身は、キネシオロジーの出会いはスペシャライズド・キネシオロジーを提唱したゴードンストークス氏が創始者であるスリーインワン。
そこでファシリテーターの資格を取り、その基礎であるタッチフォーヘルスを学ぶ。
それは日本にキネシオロジーのムーブメントを定着させた石丸賢一さんの影響である。
キネシオロジーの本質は、人間とは多様性があるものであり、一人一人が違う存在だということを肯定するものだと思っている。
みんな違ってみんな良いだ。
僕がスリーインワンやタッチフォーヘルスを学んでいた時には、個を尊重するというのがキネシオロジーのせいか、個性的な人間が集まっていた。
ワンネス(一体感)の大切さを説きながらも、セパレーション(分離感)を体現していたりもした。
つまり指導者レベルの人たちが仲が悪かったのだ。
個を尊重するワークといいながら、組織的なこととなると個を否定する側面も持っていた。
とても人間くさい部分があった。
これも個を尊重するプロセスで起きることに過ぎないのかもしれない。
僕も様々なキネシオロジーのトレーナー資格を返上した。
もっと自分であるために。
人生はフリースタイルだからね。
そんな僕にも完全版タッチフォーヘルス出版記念パーティーの招待状が届いた。
嬉しくなり参加したら懐かしい顔に会えた。
ありがたいことです。
日本でキネシオロジーを根付かせた先輩に混じり記念撮影。
会社員時代に夢中になって学んでいたことを思い出す。
タッチフォーヘルスのトレーナー養成講座は、再受講をし、アシスタントとしても参加したかな。
「あの時のクラスで教えてもらったことでタッチフォーヘルスを理解することができました。」
「あの時のデモでタッチフォーヘルスを楽しんでできると思えて今があります。」
と感謝の言葉をいただく。
僕自身も忘れていたことで、僕自身もキネシオロジーのムーブメントの中にいたんだと思い出されました。
ジョンシー博士の息子であるマシューがタッチフォーヘルスを教えている。
日本に初来日した時にはセミナーを受けて以来の再会。
貫禄がついていました。
僕はキネシオロジーはオープンソースであるべきツールだと思っています。
クローズドにするよりもオープンであること。
人類の英知を発展させるにも役立つ考え方や技術なのです。
思い込みを外し、自分自身であることを体現できるのがキネシオロジー。
個を尊重し確立するツールを権利で縛ることは愚の骨頂です。
これからもタッチフォーヘルスから生まれた様々なキネシオロジーが健全に広まってもらいたい。
一人一人が自分のキネシオロジーを確立して伝えていってもらいたい。
そんなことを思った記念パーティーでした。
このような機会を与えてくれたダルマこと石丸賢一さん、ありがとうございました。
ステキなパーティーを影で支えていたタッチフォーヘルス協会の小堀健太郎さん、ありがとうございました。
完全版は厚くて重いです。
タッチフォーヘルスのすべてが詰まっています。
ジョンシー博士は、タッチフォーヘルス普及のためにその教え方などはタッチフォーヘルス協会に一任されました。
晩年のジョンシー博士のタッチフォーヘルスは独自に進化して、この書籍は博士のタッチフォーヘルスです。
どちらが正しいというものでなく、使う人によって道具は変わる。
僕はそんなようにとらえています。
持ち運びにはこちらがオススメ。薄いです(笑)