3日目はナチュラルメディカル柏崎でのワークショップ。
合宿も3日目になると参加者同士の壁もなくなり対等な関係性を築けるようになりますね。
今日は歯科医療に使えるボディワークです。
プロセラピストの上田正敏です。
ナチュラルメディカルカレッジでは、いかにして全身を診るのかを重要視しています。
症状を見ずに、その奥にあるものに焦点をあてるのです。
つまり、今、目の前にいるクライアントさんと向き合うということです。
これは言葉にすると簡単ですが、実践するとなると難しいのが現状です。
痛みを焦点を当てすぎたり、クライアントさんを見ずに自分の技術だけに集中したりしてしまうのです。
例えば「腰痛の人」とか「顎関節症の人」というようなレッテルを貼ってしまうのです。
「メンタルに問題がある人」とかもそうですね。
これはただジャッジしているにすぎません。
そうなると人間を見ていないことになるのです。
いつでも「◯◯さん」という本人を見ることが大事なのです。
カレッジ卒業生の方も卒業してから3年してからようやくわかるようになりましたとシェアしてくれたこともあります。
このことと同じで「歯医者さん」とか「治療家さん」とか職業で人を判断しなくなります。
1人の人間同士として対等に付き合いができるようになるのに3日間くらいかかりますね。
どうしても情報で人を見てしまうのが人間ですから。
さて、歯科治療における体へのアプローチの応用編を学びました。
ナチュラルメディカルはカイロプラクティックの影響を大きく受けています。
その中のアプライドキネシオロジーという技術の創始者ジョージグッドハート博士は歯科医との共同研究もしていたそうです。
口の中の筋肉と全身の筋肉の関係性を明らかにしています。
つまり歯が全身の筋肉に与える影響があるのです。
それとは反対に、全身が歯に与える影響も大きいということでもあるのです。
これは歯学部では学ばない知識です。
その知識を基に口腔内のマニュピュレーションをしました。
これ不思議なんですが、この施術を受けると目に見える景色が明るくなるのです。
さらに頭もクリアになるんですね。
今までの感覚は寝ぼけていたのではないかというくらいに意識がクリアになりました。
舌骨のマニュピュレーションもしたり、表情筋のマニュピュレーションも。
顔の表情ってすごいですね。
表情筋の緊張がとけると、表情が豊かになるだけでなく、菩薩のような穏やかな顔になっていきます。
人は緊張がなければ神々しい存在に見えるようになるのでしょうね。
心と体はつながっています。
楽しいから笑うのではないのです。
笑うから楽しくなるのです。
体が楽しいという感情を感じると体が楽しい動きをします。
例えば、笑顔になるとかね。
その体の動きを頭が楽しいと認識するのです。
これが笑顔のメカニズムです。
今のスマホ世代の子供達は画面を見ながら、「(笑)」とか「w」とかで笑いを表現します。
ところが顔の表情は笑っていないのです。
身体感覚として全く笑っていないのです。
体は何も感じていません。
頭の中で、笑っているであろう自分を想像して笑っているつもりになっています。
若い人たちに表情が乏しい人たちが多くなっているという話もききます。
笑とは実際に人と人が出会って笑顔を共有することが笑うということなんです。
体が笑っていないので楽しいという感覚に鈍くなっているのです。
身体性の欠如があちこちで起きているみたいです。
すると精神が病んできたり、肉体が病んできたりする可能性が高くなります。
それも時代なのかもしれませんが、これから産業構造がサービス業に移行していく時代にどうなっていくのでしょうね?
コミュニケーションがない世界が待っているのでしょうか?
それとも・・・
この3日間でたくさん笑いました。
笑いというものは仲間意識が高くなります。
さらには学習効果も高くなります。
全国に笑いながら切磋琢磨できる仲間が増えていくといいな。
全国で講座開催していきたいですから(笑)
カレッジにも多くの仲間が集まりますように。
ナチュラルメディカルカレッジ 大阪8月期性、東京9月期性を募集しています。
http://www.naturalmedical.org
雑誌、テレビ、映画の出演者たちにも提供している技をナチュラルメディカル美容講座も10月に開催するかも。(リーク)
ナチュラルメディカル合宿(1日目)
ナチュラルメディカル合宿(2日目)