予防医療をするには科学的な知識から@ナチュラルメディカルカレッジ

週末はナチュラルメディカルカレッジ。

予防医療の観点から患者さんに寄り添うことができるセラピストを育ている教育機関です。

カイロプラクティックを源流に持ち、医師・歯科医をはじめ、針灸指圧マッサージ、柔道整復師、理学療法士の国家資格の知識も学び、代替医療やホリスティック医療の知識も学んでいます。

こういった知識も大事なのですが、クライアントさんたちと向き合える姿勢を学ぶことも大事なのです。

自分がしたい施術をするのではなく、クライアントさんに必要なサービスを提供するのです。

 

ただし、痛みをとってくれという時には細心の注意を払わなければなりません。

なぜなら、痛みはメッセージだから。

そのメッセージは様々ですが、ほっておくと、体が壊れたり、心が壊れたりして、時には取り返しがつかない状態になることもあるのです。

痛みはとれるのは当たり前。

その先にあるものにアプローチする。

これを大事にしているのがナチュラルメディカル。

もちろん、クライアントさんの人生が幸せであることが一番大事なことです。

生活の質(QOL)を上げることが大事なことですから。

 

プロセラピストの上田正敏です。

「予防医療って、よくわからない。」ということをよく言われます。

改めて自分で考えてみるとよくわからない。

医療関係者にとっては、予防医療を推進するということは、自分たちの職業がなくなるということで、推進されても困るもんではないかと思ってしまいます。

そして、究極の予防医療は医療ではないのではないかとさえ思えてくるのです。

歯医者さんはエステのようになることが予防医療かといえば、そんなようにも思えないのです。

 

ナチュラルメディカルの予防医療は2つ。

ひとつは、痛みはメッセージということ。

その先に病気になる可能性があるのならば、その原因は取り除くということ。

病気は、遺伝・体質・生活習慣によって作られています。

現在の状態を改善するのはセラピストの仕事、生活習慣を改善するのはクライアントの仕事です。

セラピストは、癒し人であり教育者でもある必要があります。

そのために細心の科学的な知識をバージョンアップしていく必要があります。

 

もうひとつは、クライアントさんが未来に希望を持つことです。

笑顔になるような目標を持つことで自然治癒力が高まります。

病気に焦点をあてるのではなく、どのように生きるかということが大切なのです。

この2つが予防医療なのです。

 

セラピストとして技術を磨くということ。

教育者としてクライアントさんの生きる目的を見つけること。

ヒーラーであり、エデュケーターであり、クリエイターである必要があります。

 

この週末のナチュラルメディカルカレッジでは、学長である下條先生が担当でした。

技術は18万人も人を見ているだけあって芸術的です。

カレッジの生徒さんたちをを見ていても、実際に他人の体に触れている人の技術は上手くなっています。

経験値を重ねれば重ねるほど上手くなっていきます。

この技術力は、ある程度までいけば、ほぼ誰もが同じレベルになると言っても過言ではありません。

 

下條先生が何がすごいかといえば、診断と治療計画です。

クライアントさんと向き合い情報をとっていく。

その情報量の多さと正確な判断力は見事としかいいようがない。

見えている世界が違うのです。

 

そして、どのように施術を組み立てていくのか。

1回の施術はもちろん、どの程度通えるかでその人へのアプローチを決めていく。

わからないことがあれば、専門家へのアドバイスをもらって判断していくのです。

お医者さんたちに相談を受けている姿は不思議な感じがしますね。

 

技術は体力とも比例をしますが、この見立ては積み重ねなので追いつける気がしません。

いや、追いつけると思っている自分もなんですが(笑)

そもそも専門分野が違うような気もするが夢は大きく。

 

カレッジの様子はこんな感じ。

ナチュラルメディカルカレッジ

実学として解剖学を学んだり、

ナチュラルメディカルカレッジ

静かにクラニオセイクラルバランスを学んだり、

僕もホルモンについてワークショップ形式で教えました。

ホルモン情報伝達と神経情報伝達の差が、感情か理性か、潜在意識か意識かにつながっているのです。

手紙と電子メールのような差があるんだけど、これが人間らしさを作っていると言ってもいいですね。

さらに内胚葉と外胚葉の差でもあるし、発生学への興味も尽きないですね。

 

こういう症状にはこういう施術というのを覚えても無意味。

その奥にある原理を知っているからこそ応用が効くのです。

だって臨床現場って例外だらけで、ひたすら自分で考える必要があるから。

人間はビッグデータとして脳内で記憶していないのです。

ひたすら考えるから生きているデータができあがるのです。

オブジェクト指向だな、これは。

 

いつも現場で教えていると自分が気づくことが多く、知的好奇心が満たされて、良い授業になるのです。

いつでも学びは素晴らしいです。

 

来週は新潟に全国から医療関係者が集まるナチュラルメディカルの学会があります。

新たな刺激が楽しみです。

秋からはまた新しいカレッジもね。

それと新しい講座も作らないと・・・

■ナチュラルメディカルカレッジ
大阪8月生、東京9月生募集中
http://www.naturalmedical.org

■好きを仕事にソース・ ワークショップ
発見編:7月30日(土)31日(日)
活用編:8月13日(土)14日(日)
http://www.yoriyoku.com/source

■個人セッション
心と体を統合することで過去が変わり今が変わり未来が変わります
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm

■ライフチェンジ・プログラム
よりよい人生を歩みたい方へ!
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください