男性の行動の根本にあるのは暇つぶしである。
人は記号しか見ていない。
男性は単純、女性は複雑。
久々に演劇ワークショップに参加しています。
全5回のワークショップの1回目。
今年の地域の物語は女性だけの募集があり、男性編はなかったそうです。
が、進行役の柏木陽さんが
「男性編もやろうよ。
えっ?いいだしっぺの俺がやるの?
まぁそれじゃ、やりましょうか。」
というようなやり取りがあって開催だったそうです。
演劇ワークショップのファシリテーターで三本の指に入る人が柏木陽さんです。もうひとりは平田オリザさん。
ワークショップデザイナー育成プログラムの講師をされていた関係で出会い、いろんなところで彼の技を盗もうと追っかけをしていました(笑)
他の進行役に、劇団フライングステージの関根信一さん、青年団の山本雅幸さんという豪華な顔ぶれ。学芸の韮崎大さんもいい味をだしています。
参加者はボディタイプが男性の方々。
久々に男性だけに囲まれた不思議な空間。
高校の入学式で教室に入った時に感じた「!」という感覚を思い出しました。
なんだかわからない圧倒感がありました。
演劇なアプローチから自然と深いところに入っていく動線はさすがは柏木さん。
男性だからこそのぶっちゃけもあるんですが、中学生男子のレベルな感じもしないでもない。
男性はハッキリいって性のことなんて考えたことない人が大半なんですよ。
女性の裸くらいは常に考えているかもしれませんが・・・
女性編は、伝え聞くことによるとかなり濃いらしいです。
男性よりも女性は女性であることを意識させられる社会なんでしょうね。
社会は男性が作ったようなものなので、アドバンテージがある男性は生きやすいので違和感は感じずらいでしょう。
でもね、女性は女性であることを男性よりも意識させられることが多い様です。
しかも女性という性を多様性を持ってとらえている。
男性の様な単純化された記号化されたような性の捉え方をしていないのでしょうね。
生や性のことってデリケートなことなので他人の言ったことは書きません。
僕があの場で発言したことをいくつか・・・
人は記号しか見ていない。
例えば、結婚指輪をしていれば女性から信用され、スーツを着ていれば社会から信用される。
社会的な常識に従っていると人は安心するのです。
しかもそれが見た目で判断されるのです。
そこから外れるとアウト!
人の内面の豊かさなんて見ようともしていないし、興味もないのが実情でしょう。
社会の決められたルールに従ったほうがスムーズにいくことが多いのです。
この常識を覆すのには時間がかなりかかるでしょうね。
100年単位で物事を見る必要がありそうです。
男性の行動の根本にあるのは暇つぶしである。
これは発生学的に考えるとわかりやすい。
性ができたのは生をつなぐためにできています。
細胞分裂というコピーだと種の多様性が生まれないので絶滅の恐れがある。
だからメスからバグとして生まれたオスが必要になっています。
オスはメスの劣化版みたいなもの。
オスとメスがかけ合わさることで多様性が生まれて絶滅の危険が少なくなります。
生き物の戦略はDNAを残すことです。
つまり種の伝達。
子供を産み育てることが一番の重要な仕事です。
そう考えるとオスはセックスの時にしか必要ないのです。
種の保存からすれば、それしか仕事がないのです。
メスは子を産み育てるという大切な仕事がずっとあります。
オスは暇なんです。
とある部族は、他の部族との縄張り争いしか仕事がありません。
ずっと遊んでいるのです。
暇なんです。
だから社会を作った。
男が楽しむために社会のルールを作りました。
これは遊びのゲームでしかありません。
仕事、スポーツ、芸術、遊び、戦争、政治、経済、法律・・・
すべてが男性の暇つぶしのためのゲームです。
だからこそ女性の社会進出が難しいのではないでしょうか。
そう考えていることを改めて思い返しました。
女性編の作品発表がシアタートラムであります。
日時:2016/03/20(日・祝) ・21(月・祝)
開演:15時
料金:無料
場所:シアタートラム
詳細はこちら:http://setagaya-pt.jp/performances/20160320chiiki_happyoukai.html
噂が噂を呼び地域の物語は無料だけれどプレミアムチケットになるくらいに人気があります。
予約をお勧めします。
ちなみに僕は21日に観劇予定です。
“地域の物語ワークショップ2016 番外編『生と性をめぐるささやかな冒険』<男性編>” への1件の返信