理にかなった動きはなぜ美しいのだろう?
それはスポーツも芸術もセラピーの世界も全く同じである。
最高峰へのトキメキは誰もが持っている衝動だ。
プロセラピストの上田正敏です。
週末はナチュラルメディカルカレッジでした。
次回は卒業試験ということで、カレッジ全体の真剣度が上がってきています。
そんな中で、改めて師匠の手技を見ると美しいのです。
そう感じる瞬間を目の当たりにしました。
何十年、十何万人とクライアント見ているから美しいのは当たり前といえば当たり前。
でもね、どうしたらあの領域にいけるのかに興味があるのです。
僕はずっと天才の作り方に興味を持ち続けているのです。
野生の動物たちをみているとわかるのは、身体能力がなければ、食べられちゃって生き残ることはできません。
だから生きている大人の野生動物は美しい機能美を持っています。
さらに、より美しいものでないと子孫を残せません。
自然淘汰で天才が残っていくシステムです。
プロの世界を見てみると、続けることができ、選ばられる人は美しく天才であると言ってもいいでしょう。
理屈抜きで美しいものだけが生き残る世界です。
あるがままでいれば天才性を持つものだけが残る世界です。
次に「なぜその技になるのか?」を考えている人に美しさを持っている人が多いです。
体を使うということは純粋なる物理学と言っても過言ではありません。
この効果をだすためには、こういう体の使い方をすれば良いという単純明快のところがあります。
何をすれば良いのか?なぜこうなるのか?がわかっていれば、自然とひとつの動きに集約されてきます。
常に自分の頭で考えて行動するタイプの人がこの領域に行くことができます。
次の段階はどこまで意識できるのかという段階。
世の中の構造はフラクタル構造になっています。
一時が万事。
一部がわかれば全体がわかるし、全体がわかれば一部がわかる。
例えば、痛みを扱う場合、痛みの裏側にある様々な要素に思いを巡らすことができるのか?
もしかしたら痛みの原因はビッグバンから来ているのかもしれないし、宇宙の果てが原因なのかもしれません。
さすがにここまでの思考の抽象化は大げさすぎますね(笑)
北京で蝶がはばたくとNYに雨が降るというカオス理論考えると影響はあるかもしれません。
ホリスティックに物事を見ようとすると様々なことを考慮する必要があります。
視点をどれだけ持っているかがその人の持つ深みと関係しています。
さらに次の段階では、意識することすら意識しないというもの。
おまかせで自動的にできてしまう段階。
師匠の無意識の行動はクライアントさんに沿ったものであり、凡人の無意識の行動は自分自身に沿ったものであります。
相手を見ているのか、自分を見ているのかの差です。
セラピストの語源は共に歩むということ。
このメンタリティが簡単なようで簡単なのではないかもしれません。
あとは日々の切磋琢磨であり、初心忘るべからずなんでしょうね。
師匠の指のクライアントさんへの置き方が美しかったのを見たときに、今日書いたことがピンときたのでした。
本当に書きたいことは書けていないもどかしさもあります。
それは言葉にせずに大事にしようと思います。
一瞬の所作の美しさは素晴らしいですね。
その時に何か奇跡が起きるのでしょう。
瞬間に思いを込めた施術ができるようになりますように。
これは祈りですね。
この写真は理想のセラピストの台本です。
演劇ワークショップの手法を使って、台本・演出・演技について学んでもらい、セラピストEQを高めました。
次回は卒業試験。
どうなるんでしょうね?
この2日間の課題で演じた理想のセラピストであれば合格間違いなしです。
楽しみです。
自分の才能を引き出すのはワクワクの力です。
■ソース・ ワークショップ
発見編:3月19日(土)20日(日)
ワクワクすることをしよう!していることにワクワクしよう!
http://www.yoriyoku.com/source
■ライフチェンジ・プログラム(個人向け)
よりよい人生を歩みたい方へ!
http://homepage2.nifty.com/f-style/lifechangeprogram.htm
■個人セッション
心と体を統合して今が変わり未来が変わります
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm