人は自分の思考だけが正しいと思いがち。
人間が人間であるために必要なのが思考なんですが、思考は一部にしかすぎません。
意識で認識できていることが思考です。
プロセラピストの上田正敏です。
人間を進化学的に機能的に見ると、本能と行動と思考は別々なものだと捉えることができます。
人の体は、内胚葉、中胚葉、外胚葉と構成がわかれています。
内胚葉は内臓系、中胚葉は筋肉系、外胚葉は脳神経系です。
内臓系は本能、筋肉系は行動、脳神経系は思考を司っています。
人は思考で、内臓系や筋肉系を動かしていると思っていますが、そうではありません。
だって、お腹が空いているぞと感じるのであり、お腹が空いているはずだと感じるわけではないのです。
人を好きになるのもそうなんです。恋には落ちるものであり、恋に落ちると考えて落ちるわけではありません。
これが本能であり、思考を超越しています。
行動も同じなのです。
最新のロボット工学や脳科学の研究では、体が動いてから頭が動かそうしたということがわかっています。
思考から行動もできますが、行動してから後から理由付けをしていることがほとんどです。
時間で考えても面白いのです。
未来へ向かう時には森が見えずに木だけを見ています。
何が起きるかわからないので、ただ起きることに対して対応していくしかないのです。
過去を見ると森が見えているので物語がスムーズに見えています。
物語がご都合主義なのは未来から過去を見ているからなのです。
行動する理由はいつも後からなのです。
過去を振り返ると理由があったから行動したと記憶しているだけに過ぎないのです。
これを認知とか捏造された記憶というものなのです。
いくらでも変えることができます。
それがセラピーでやっていることの一つの方法です。
思考は最後です。
進化の過程をみると内臓系ができ、筋肉系ができ、最後に脳神経系ができているのですが、この脳神経系から進化したと勘違いしているのが頭です。
頭がえらいと思い込んでいるのです。
文化的にもね。
ホワイトカラーがブルーカラーを下に見ているのもそんなところからきています。
体を使う仕事よりも頭を使う仕事のほうが優遇されているでしょ。
これは不思議とどの文化でも根付いている信じ込みなんですね。
自分が考えていることなんて、ちっぽけなものだということを知ってください。
ついつい体が反応して動いてしまうこと、ついつい本能が動いてしまうこと。
それは健全なことです。
この本能と行動と思考の3つをつないでいるのが感情です。
感情が元になって思考をしていることに気づいてください。
感情が先なのです。
喜怒哀楽・・・これはただ自然に反応してしまうもの。
ただそれだけなのです。
それを受け入れてください。
その先の選択は意識で可能です。
この意識も思考とはちょっと別の次元にあります。
意識がどこからきているのか科学的にはわかっていない興味深い分野です。
意識は選択をすることができるのです。
未来は選べるということですね。
そして現在は感じることができるもの、過去は認識するものであり変えられるものなんです。
本能と行動と思考と感情。
このバランスが望む未来を創り出します!
■自分らしく生きる最初のステップ!ソース・ ワークショップ
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