心理療法に演劇を使う理由

心理セラピーに演劇的な要素を使うこともあります。

僕が学んできたものの中に、イメージ療法の流れでロールプレイがありました。
自分を演じるだけでなく、対象となる人、例えば、父親とか母親とか、先生、友人、夫、妻、上司、部下など演じてもらうのです。共感力があるので人間は誰にでもなることができます。

「人はマザーテレサからヒットラーまでなることができる」と言っている方もいます。全人類の誰にだもなれる要素を持っていると考えられています。

なぜ、自分を演じたり、他者を演じたりするのでしょうか?

リフレーミングと言って、認知を変えることができるということです。
経験は変わらないけれど、そこから何を感じたのか、考えたのか、行動したのか、演じるのことで、自分が思いこんでしまった、信じ込んでしまった世界を変えることができます。

そのパワフルな療法が演劇的なものなのです。

プレイバックシアター、ファミリーコンステレーション、フォーカスパーソン、クラウン、地域の物語、PETA、デバイジング・メソッド、インプロなどと様々な体験をして効果を実感してきました。時には大学院の授業にも参加させてもらったり。

僕にとってはとっても興味深い世界でした。
自分以外のものになれるってすごいことなんです。
時には人以外のものにもなれたりするのです。

難しく考える必要はありません。

子供の頃に誰もがやったごっこ遊びが演劇です。
敵になったり、味方になったり、ままごととかやったでしょ。

自分の思考の枠組みを変えることができたり、可能性を試してみたり、自分を客観的に見つめることができたり、心理ブロックを外したり、癒やしたり、勇気をもらったりすることができるのです。

泣いたり笑ったり感情が動くことも重要なんです。
健全な心の状態の時には、人は喜怒哀楽が自在に動くものなんです。

今回の徳山での心理学セミナーでは「感じる」というインプットだけでなく、「表現する」というアウトプットにも焦点を当てました。

同じ言葉では言い方で印象が変わります。
意味が変わるのです。

「バカ」という言葉があります。にくしみを込めて言う「バカ」と愛情を込めて言う「バカ」、親しみを込めていう「バカ」なんかありますよね。
同じ言葉でも言い方で意味が変わるのです。

言葉を発声する時には動きも伴うものです。
声も筋肉運動なので、振る舞いと同じものです。

行動を変えるってハードルが高かったりするので、表現方法を変えるというチャレンジをしてみました。

実際のセミナーで紹介した「声の出し方」と「体の動かし方」は、その基本となるものです。
ちょっとマニアックなものですが、周りの人を観察すると見えてくることがあるでしょう。
特に治療とかセラピーとかしている人には、患者さんやクライアントさんの変化に気づくアンテナが磨かれていくかあと思います。スタッフや家族の変化も感じるかもしれません。

そして、何より自分も変化していくことでしょう。

振り返りをしていると学びしかありませんね。
こうやって言語化してアウトプットすることも行動です。
頭の中を言葉にしてだすことも大事なことなんですよね。

徳山心理学出張セミナーまとめ

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