世田谷パブリックシアターで行われているダンス食堂に行ってきました。
地域の物語ワークショップでお世話になったので、学芸の方々にも知り合いが多く、ちょっとしたホーム感があるのが嬉しいところ。
ゆるいコミュニティっていいですね。
人はそれぞれに成長したり変化していくので、それを確認する意味でも貴重な場となっています。
プロセラピストの上田正敏です。
僕はボディワーカーでもあるし、心理カウンセラーでもあり、体も心もあつかうセラピストです。
セラピストとして道を極めるなら自己探求は必要不可欠です。
技術を身につけただけでセラピストなのかというと僕は疑問に思っています。
自己探求を突き詰めていくと芸術という壁にぶちあたりました。
内側へ内側へと探求したことを外側の世界に表現する必要があることに気づたのです。
Uターンすることになります。
パフォーミングアーツという身体表現に興味を持ち、ダンスやら演劇やらをだいぶ大人になってから探求しています。
誰かから教わる知識ではなく、自分の体を使って表現するって、これが様々な心理的なブロックがあるのです。
うちの奥さんは僕のセラピストのメンターでもあるので、ブロックを外してもらいながら表現の世界を楽しんでいます。
するとどうなったのか・・・
世の中はダンスであふれています。
すべての人の動きがひとつのムーブメントでありダンスなんですね。
特にダンサーと呼ばれる人種で一流の人たちは、普段の所作も美しいダンスです。
普段の立ち振る舞いがその人そのものを表しています。
世田谷パブリックシアターで行われているダンス食堂はそういった意味で面白い企画。
パブリックシアターで上演する舞台の前後に、トークとワークショップがあるのです。
最近はアーティストの説明責任というコンセプトがありアフタートークがある舞台も多かったりしますが、違い日にまた違った環境でトークやワークショップがあるのが嬉しいですね。
このトークの回は至近距離でダンス公演を見ているようでとってもお得です。
笠井さんのダンス食堂の回はずっと踊られていました。
今回のダンス食堂の店主のことは何も知らずに参加しました。
山崎広太さん。とっても面白かったです。
パソコンを見ながら用意した原稿を読んでいる時は、つまらないんです。
でも、そこから目を離し、頭の中に浮かんでくる言葉を話し、体が動いている姿は舞台そのもの。
書いたものった過去だし、話すって今を生きるということなのでしょう。
ダンサーは自分の頭で思ったことや体で感じたことを100%表現できる体を持っている。
禅でいうところのNow & Hereが体現できる。
パワーポイントを使うセミナーは、講師も生徒も頭でわかった気になるのが大問題。
それなら動画配信を見たり、本を読んだ方がましです。
実際に足を運ぶのは、講師の身体性を見たいのです。
観る観られる関係性を意識した演者と観客と一体になった話を聞きたいし、ムーブメントを見たいのです。
ライブでしか伝わらない感覚を味わいたいんですね。
山崎さんのトーク良かったわぁ。
えっ?内容?・・・忘れました(笑)
公演もワークショップも楽しみです。
ARICA
『Ne ANTA』
【テクスト協力】倉石信乃
【出演】安藤朋子 山崎広太
http://setagaya-pt.jp/performances/20150714-2727.html
“山崎広太トーク@世田谷パブリックシアターダンス食堂メニュー8” への1件の返信