スタジオエヴァ開設10執念記念特別企画「イカロス〜飛翔と墜落の果て」を観てきました。
ここでパントマイムの公演を見るのは10年ぶりかも。
調べたらブログ書いてました。
今年の夏にここのワークショップに参加して、その延長にこの公演があったのです。
ここで、演出をされた伊熊仁美さんとつながりができ、パントマイム、ワークショップやスピリチュアルなことまで大いに語り合いました。貴重な経験をありがとうございました。お陰様で良きワークショップが生まれました。
最近ブログにも書いていますが、人は変わらないということ。
この学びもインプロからですね。
ワークショップに参加した時に、パントマイムの記号的な表現がとても気になっていたのです。こういう動きには、こういう意味があるというローカルな言語みたいな表現を感じていたのです。
いやはや、ビックリしました。
表現そのものがこの作品にあったのです。
これが身体表現の極みだぁとパフォーミングアーツだなと感動しました。
出演者のみなさんが変わることを選択したのです。
つまりは、約2ヶ月にかけたみなさんのエネルギーは膨大なものなんです。
今まで身につけたものを手放し、自分の記憶を丹念に探り、自分の身体をひきうけるという、とんでもないことをやったのではないでしょうか。
演出の仁美さんは寝れなかったんじゃないかと。
あの作品の作り方は、カオスな感じで進み、最後の最後に作品が立ち上がったのではないか思うのです。一連の流れを聞いてみたいですね。
役者さんとしても、あの集中力はなんなんでしょう。空間の一点を見つめて集中している様は侍でした。油断していると斬られそうです。そのくらいすごみを感じました。
スタジオエヴァの支配人のシスターは上手いのはもちろんなんだけど、全く目立たなかったんです。この世のものではない存在として舞台にいて俯瞰している何かとしていました。それがなんともいえない感じなんですよね。まるで能の幽玄みたい。すごかった。
以前に単発でカレッジに通っていた時に教えてもらっていた阿部邦子さんの動きがすごい良かった。動きそのものから背景が見えるんですよね。何かひとつ大きな重圧を降ろしたような爽快感を感じました。すごかったとしか表現できない(笑)
インプロワークショップでご一緒した島袋ぢぇみさん、HANAさん、森千代子さんの飛翔がすごかったです。パントマイムという重圧から墜落して、よみがえり、飛翔したのではないかと感じました。そして、年を重ねた身体そのものが表現としても素晴らしかったです。良いことも悪いことも経験して、堕落と飛翔を繰り返した記憶が身体に刻まれている。それを余すことなく表現されていたのではないかと思うのです。
群舞的な動きが迫力ありました。みんなが同じ動きをいているんだけれど、身体が違うから動きが微妙に違う。その面白さってなんなんでしょうね。若い子達の群舞とは全く違うのです。身体から発するものが違うのは使ってきた身体だからでしょうか。
最後に演出の仁美さんから「中央で腕組んでにらんでいたよね」と言われたのですが、「イヤイヤ違いますよ。あなたのこの作品に込めた熱量に負けないようにふんばっていただけです」と言いたい。
週末まだ公演があります。
興味がある方はオススメです。誰にでもある生と死を味わえます。
■スタジオエヴァ 開設10周年記念特別公演
「イカロス〜飛翔と墜落の果て」
〜瀕死のエヴァに吸い寄せられた老若男女による実験的 共創プロジェクト〜
(身体表現アンサンブル公演)
10 /18(金)19:30
19(土)14:30満席
19:00
20(日)14:00満席
https://icarus241018.hp.peraichi.com
■フリースタイル・コンテンツ紹介
■個人セッション
潜在意識を探り、過去を癒し、今の行動を変え、理想の未来を手にいれます
https://www.yoriyoku.com/
■ソースワークショップ
自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
https://www.asobilife.com
■ハンモックフルネス
日々ゴキゲンでいるために自然の中でマインドフルネス状態になることで心身を整えます。ハンモックの心地よさが評判です。
https://www.hammockfullness.com
こんばんは。
今日は「イカロス」の公演にお出で下さりありがとうございました。感想読ませて頂きました。
的確でここまで深く捉え、文章にされていて
ただただウーン.スゴイ!と感じ入っています。
この感想、ノートに書いて残しておこうと思いました。
早速の感想、ありがとうございました。
ステキな作品をありがとうございました。
千秋楽まで全力で飛翔して下さい!