師匠は複数持つべし

師弟関係について、不思議に思ってずっと観察しています。

はじめてそれに興味を持ったのは心理学のスクールに通っていた時です。
10年以上通っているのに幸せそうになっていない人が少なからずいたのです。
技術を教わるだけでなく、技術を使って自分の問題を解決するというのも重視していました。

ところが変わらないのです。

さらに観察すると、学んでいる技術は身につけているんだけど、その技術の盲点をついて、自分の問題を回避しているんです。
人間の作るものには、メリットとデメリットがあります。
癖というものもありますし、たくみに技術を使っているといいますから。

問題を解決するよりも、そのままでいることがましだ。

と言ったセラピストもいますから。
そのくらい問題解決と向き合うのは難しいものです。

また、ある師匠は、他のところに学びに行くことを禁止していました。
アチコチ目移りして学ぶことがしないので1つのことに集中して学ぶことも重要です。
ところが、これまたよく観察していると師匠がパワハラ体質になり、弟子が逃げ出すのです。
ちゃんと卒業させてあげたらいいのに、裏切ったり音信不通になったりしてしまうのです。

昨日に書いたことですが、1つのコミュニティにずっといるというのはハラスメントが起きるのではないかと思うのです。

また、ひとつのコミュニティだけにいると、そのコミュニティ内でしか通用しない暗黙のルールが出来上がります。その場での共通の思い込みができるのです。それはそこでしか通用しないこともあるのです。

解決策は2つあって、ひとつは師匠から卒業すること、もうひとつは師匠を複数持つことです。

師匠から卒業するのは、守破離ですね。学校って入学したら卒業します。学びの場は始まりがあって終わりがあるものです。この一生をかけて師匠についていくという選択ももちろんあります。そこまで相性が良い師匠に出会えたら幸運です。ただし、辛くなることがあったとしたら見直すことも重要です。これは会社も同じですね。

もうひとつの師匠を複数持つことは、多様な視点を持つことができるようになります。様々な視点から見ることができるようになると癖のようなものがなくなって普遍的なものが見えてきます。こちらも問題はあって、師匠たちの言うことが真逆であるということが起きることがあります。こうなると混乱しちゃうんですね。その時は自分の原点に立ち返ることが重要です。

なんでもないことは流行に従い
重大なことは道徳に従う
芸術のことは自分に従う
by小津安二郎

本当に大事なことは自分に従うのです。

自分が自分の一番の師匠であるべきなのかもしれません。

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