子供国連が主催するキリンスクールチャレンジ・レインフォレスト・アライアンス コースで高校生グループのファシリテーターをしてきました。
簡単にいえば持続可能な農業を消費者の立場から変えていく取り組みです。自分たちが何ができるのかという視点から学び、最後に成果物として、言葉と写真でメッセージを作りました。
プログラムはよく練られたものでしたので、参加者の高校生たちを観察して、何をしてあげられるかという視点で見守っていました。高校生の段階で個性が豊かなんだということを改めて感じました。
ひとりは行動力がある子、何かと何かのつながりを大事にする子、ひとりはアートな視点からデザイン思考ができる子でした。
今の学校ではグループワークもよく行われているらしく、みんなで話し合うことは上手かったです。人の話を聞きながらも自分の意見も言っていく。
いわゆるアイスブレーク的なことも数多くやって思ったのは、みんなで共同作業をすることはお互いの個性は何かを知るということなんです。つまりは、何が得意で何が苦手なのかをお互いに知り合うことです。それは自己申告するよりも、ゲームなどの共同作業をやっていくことでわかるのです。
僕が受けてきた学校教育は欠点をなくす教育であり、みんな同じになることを期待されているものです。みんな同じにできなければならないという同調圧力がありました。苦手の克服は今思うと辛いものでした。できないものはできない(笑)
その時々で得意な子がリーダーシップをとればいいのです。主役が変わるということです。得意な子が主役になること。周りの人たちは名脇役。この主役が課題によってどんどん変わっていったのです。僕がやっていたことは、ただその子を個性をフィードバックして褒めているだけです。あとは楽しそうなのでちょっとだけ一緒に参加したりもしました。だってアイデア言いたいもの(笑)
もしかしたらこれが会社でのマネージャーの仕事なのかもしれませんね。
お昼のお弁当を食べる時にも誘ってもらいました。なんか学校時代を思い出します。「今時の子たちは…」という言葉を聞きますが、テクノロジーやカルチャーなどの環境は変わるけれど、本質的には何も変わっていないなということなんです。なんだ同じなんだと思ったら急に楽になりました。
彼らから褒められたのは「聞き上手ですね」ということです。これが僕へのフィードバック。特に聞こうという意識はしていないのですが、話をきけるということなのでしょう。なぜかお昼休みの最後には恋バナで盛り上がっていました。心理学的なアドバイスをしたりもして。
今現在の社会で僕が発揮すべき個性はなんだろう?
そんなことを思いながら帰路についたのでした。
ほんと良い子たちに恵まれたな。ありがとう!
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