校風ってあるから必ず学校見学に行くのが吉

様々な高校でワークショップをさせていただいてきた。

不思議に思うのは校風というものがあるということ。校風は、立地なのか、伝統なのか、偏差値なのか、先生なのか、生徒なのか、校長の教育方針なのか、学科なのか、設備なのか、制服なのか、何が影響しているのかよくわからない。

人と人にも相性があるのと同じで人と学校にも相性がある。

話はそれるが、僕自身は大学進学の時に学校見学には行かなかった。はじめて大学に通った時に片道2時間以上かかって、本当にいけるのか疑問に思った。もちろん頭の中で数字的なことはわかっていたが、実際に行ってみると気が遠くなったのだ。6年間通ったのだが、これはこれで良い経験だった。

同じワークショップをやっても生徒によって反応が全く違うのだ。社会に出て一番重要なスキルはコミュニケーション力であると僕は思っています。人の話を聞き、人に話を言う、それぞれの想いや意見を伝え合うことができることです。勉強ができることよりも大切なことだ。なぜなら自分が得意なことで相手の役に立ち、自分が苦手なことは誰かに助けてもらえばいいから。

どんなことでも表現をしていればコミュニケーションが成り立つ。閉じていたり、引きこもっていたりするとコミュニケーションは難しい。もちろん、そうなるには理由があるけれど、短時間の授業ではどうすることもできないことにもどかしさを感じることもある。

生徒たちにあきらめ感が漂っているとことがあるのだ。どうしてこうなってしまったんだろうと思いを巡らす。個人対個人ならば対処する方法はある。本人に変わる意思さえあれば変わることはできる。そんな意思が芽生えるようなヒントだけを置いておくことが唯一できることだ。

学校によって雰囲気が違うんだよな。進学する時、就職する時に、その雰囲気を知ることは大事。面接なんかも自分が選ばれるために卑屈になる必要はない。こちらも相手を見ることが大切なんだ。共に働いたり、学んだりする相手をお互いに選ぶのが面接だ。相思相愛で働いたり学んだりしたいもの。

「己を知り敵を知れば百戦して危うからず」という孫氏の兵法の言葉があるけれど、敵だけでなく仲間を選ぶ時にも大事なことだ。なので、学校見学があるなら行ったほうが良い。行くことでわかることもあるのだ。自分に合うのか合わないのかしっかり感じるのが重要なんだなと思う。ほんと、学校によって生徒らの雰囲気が違うんだよなぁ。

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