自分の意見を言うことって慣れていないとできません。特に職場とか学校とかでは自分の意見を言うことは難しいのです。自分の頭で考えることをしていないと意見を言えないからです。
前回の「コミュニケーションは答え方がすべて」の解決策にもなる考え方を紹介します。
例えば
「あなたはアイスクリームが好きですか?」
「はい。私はアイスクリームが好きです。なぜなら冷たくて美味しいからです。だから私はアイスクリームが好きです。」
というように、
1)「はい」か「いいえ」で自分の意見をハッキリさせ
2)「私は」という主語をつけて
3)その理由を答えて
4)自分の意見をもう一度言うのです。
ちょっと面倒なんですが、このフォーマットを使うことで自分の頭で考えて意見を言えるようになります。
NGなのは
「はい。私はアイスクリームが好きです。なぜなら好きだからです。だから私はアイスクリームが好きです。」
というもの。
好きだから好きは理由にならないのです。なぜ好きなのか深堀する必要があるのです。これが自分の頭で考える行為なんです。
もうひとつNGなのは
「はい。私はアイスクリームが好きです。なぜなら母が言っていたからです。だから私はアイスクリームが好きです。」
というもの。
誰から聞いたこと、誰かが言っていたことをそのまま伝えるは、自分の頭で考えていないのです。誰から聞いて私がどう感じたのか、誰かが言っていて私がどう思ったのかが重要なのです。親が言っていたから、先生が言っていたから、新聞でそう書いてあったから、テレビでそう言っていたから、Youtubeでそう言っていたから、世間の常識だからも同じでNGです。
英語で意見が言いやすいのは主語がハッキリとしているからかもしれませんね。自己主張をしやすい言語なんだと思います。英語圏に個人旅行に行って “I want to drink water”とか自分が望んでいることを言わないと相手に通じない経験をしてから自分が望んでいることを言うことの大切さを知りました。
オープンクエッションで聞かれた時も同じです。
「あなたが好きなことは何ですか?」
「私が好きなことはハイキングです。なぜなら体を動かすのが気持ち良く、自然を見て深呼吸するとリラックスできるからです。だから私はハイキングが好きです。」
というように理由を答えるのです。頭の中で考える時にも同じです。
人は不思議なもので言葉にしないと自分のことを理解できません。言葉にして初めて「あぁ、そう感じていたのだ」と気づくものなのです。言葉にならない場合は、理解していないということでもあるのです。
ましてや人に伝える時に、念じて伝われば良いのですが、それはできません。言葉にして伝えないと伝わらないのです。空気を読むとか察するとか得意な人は多いと思いますが、それは誰の意見でもないものであるのです。私の意見を言っていいし、誰かの意見と違ってもいいのです。「私はこう思っている」でOKなのです。
ただ、世間では自分の意見を言うことで危険を感じることがあります。安心安全な場で話をすることが大切なこともあります。
そのための僕らみたいなカウンセラーやファシリテーターがいるのかもしれません。相手の言うことを尊重することを訓練されているし、そうありたいと情熱を傾けているからです。どんな価値観でも尊重することは相手への敬意でもあるのです。
自分の意見を言えるようになりたい人は、「はい」か「いいえ」で自分の意見をハッキリさせ、「私は」という主語をつけて、その理由を答えて、自分の意見をもう一度言うことをしてみて下さいね!
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