東京都キャンプ協会の指導者研修会に参加してきました。テーマは冒険教育と災害時教育プログラムです。
場所は川崎市立黒川青少年野外活動センターで、バーベキューの聖地と呼ばれているところだそうです。アウトドアは聖地が増えましたね。隣ではバーベキューの資格試験がされていて皆さん真剣に肉と向き合っていました。
その隣で、僕たちは指導者研修を受けていたのでした。
午前中は冒険教育で、僕が以前に受けたOBSのJALTとはまた違った冒険教育です。PAと呼ばれているもので研修に特化された形の冒険教育でした。アクティビティと呼ばれるゲームをチームでクリアしていくというもの。目標設定も自分たちで行い、それにチャレンジすることが冒険という意味なんですね。ゲームが終わった後に振り返りを行い何が良かったのかを話し合いチームビルディングのスキルを体験的に学んでいくものでした。
こういうゲームを通じて人が知り合っていく体験型の教育は学びのために重要だと思っています。特に今は座学の学びが主流ですから。体育会系のみならず芸術系でもキャリア系でも重要な位置付けになっています。ゲームってルールがあるので世の中の仕組みと同じなんです。ルールの中でいかに人それぞれの個性を引き出してチームとして結果をだせるのかという体験が、言葉で自己紹介するよりもお互いを知ることができます。
ワークショップデザイナー育成プログラムでは「やってみる」という学びが一番大きかったのだけれど、今回は話しをする話を聞く重要性を感じました。体験としてやってみる、自分が気づいたことを話す、相手の言葉を聞く、そしてまた、やってみるということの繰り返しの中で、コミュニケーションが大事だなと感じました。体力も経験も人それぞれ違うので意見って多様性があり面白いのです。意見に対してやってみるって、その人に対して一番の尊重だと思うんですよね。自分の意見が採用されると自己肯定感も上がりますよね。
午後は災害時教育プログラム。僕は謎に思っていたことがあるのです。災害系のプログラムはアウトドアのイメージがあるからか、なぜか焚き火をおこして調理をするプログラムなのです。実際に都内で薪は手に入らない。災害が起きた時には壊れた家から木材を拝借して炊き出しをするのかと思っていました。また、住宅地で慣れない焚き火をおこせば、強風や火の不始末で火事になり大惨事になりかねません。
東京都キャンプ協会さんはそのところをよくわかっていて、都市部で使えるようなキャンプの知識を伝えてくれるプログラムだったのがとても学びになりました。実際にプログラムを作る時には地域性を考慮されるそうです。
実際には、ガスコンロ、水、食料を備蓄しておくことが都市災害では重要になります。
今まで72時間生き残れればいいかと思っていたのですが、約1週間の備蓄があるのが良いという話を聞き知識をバージョンアップしました。登山経験からのキャンプスキルはあるので、サバイバルの基本であるシェルター・ファイアー・ウォーター・フードの4つをバランスよく使いこなせるようにしておきたいですね。訓練をしておかないと本番ではできませんから。非常食も普段から食べてみて食べれるもの美味しいものを用意しておくことが重要です。5%くらいはアルファ化米が苦手で食べられない人もいますから。事前に食べておかないとわからないものです。
自分をブラッシュアップするよき時間でした。ありがとうございました。
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