脱コントロール

心理セラピーの世界で、コントロールは手放そうという考え方があります。

  • 自分が自分をコントロールしている
  • 自分が誰かからコントロールされている
  • 自分が誰かをコントロールしている

この3つです。

車に例えるならコントロールはブレーキになるのですが、必要なことではあるのです。ただ、必要以上にコントロールすることは自分自身を縛って身動きがとれない状態になってしまうことがあるのです。

これ、他人からコントロールされている状態はきついです。心身に影響がでることも多くあります。親からのコントロール、先生からのコントロール、上司からのコントロール、社長からのコントロール、神からのコントロールもあるかもしれません。つまり、自分にとっての権威者からのコントロールが問題になります。

人と人が関係性を持つと、コントロールする側とされる側にわかれます。もちろん無意識のレベルです。この問題は上下関係ができてしまうということです。対等な関係性を作ることはできません。究極の人間関係のテーマとは、誰とでも対等な関係性が作れるかということになるでしょう。

むかしむかしあるところにコントロールされてがんじがらめで逃げられないおじいさんがいました。おじいさんの住む村の村長さんはカリスマ村長さんとして有名でした。村長さんは誰もが素晴らしいというような崇高な理念を持っていました。おじいさんは、なんか違うなと思いながらも村長さんの言うがままに従っていたら、身体が壊れ、いつしか心を壊したりしてしまいました。一部の取り巻きをのぞき、多くの村民が村から逃げ出していたので、心身を壊していたのはおじいさんだけではありませんでした。カリスマ村長さんは、村民をコントロールしていたのです。自分の意のままに村民を動かそうとしていたのでした。

この寓話の村を家庭だったり学校だったり会社に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれません。

アドバイスをひとつだけしてもいいと言われたら迷わず僕は「逃げろ」と言います。もちろん様々な解決方法はありますが、まずは自分自身の健康のために逃げる選択を持つことが重要だと思っています。家庭や学校は難しい場合がありますが、逃げる選択肢はありとしておくことが大事だと思っています。

なぜ逃げて良いのかと言えば、自分の居場所は他にあるからです。自分にぴったりな場所はあるはずなんです。もしもなければ自分で作ればいいのです。不思議と相性というものがあるので、合う人、合わない人がいるのが当たり前。みんなと仲良くという教育にはちょっと無理があるのではないかと思うのです。

コントロールされて嬉しいと思う人はいません。人は選択の自由を望んでいるからです。この人と窮屈だなと感じる場合、それはコントロールされているのかもしれません。

コントロールされて幸せになる人はとても少ないのです。自発的に行動することでしか幸せは感じられないからです。自ら選んで動くって重要なことなんですよね。

脱コントロール。これは大事な考え方です。

誰かにコントロールされていませんか?
誰かをコントロールしていませんか?
我慢していませんか?

対等な関係性が当たり前の社会にしているのが僕の夢のひとつです。

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