学校ではテストがあって順位づけがされる。
どんな集団でも、トップの子もいれば、ビリの子もいます。そして、平均的な子はもっといます。
諺で「鶏口となるも牛後となる勿れ」という言葉は、子供の頃から考えている。以前は、決められた集団でトップを目指さなければならないと勘違いをしていたのだ。そうではなく、自分が鶏口となれる場所に行けという意味だと気づいたのは後のこと。
ついつい順位をつけられると上を目指さなければならないと勝手に目標設定をしてしまう自分がいます。そして、上位が良くて下位が悪いと価値判断をしてしまいます。
これは学校内の価値基準だけの評価に過ぎないということを知っていた方が良いでしょう。あるモノサシで測っているだけ。
斎藤一人さんは、学校での成績が悪かったそうだ。それを見た母親が「あなたは学校が向いていないだけ。きっとあなたの才能は社会向けなんだよ」みたいなことを言ったという話を聞いたことがあります。その後、一人さんはビジネスで成功を収め、全国高額納税者番付1位になりました。
僕が学生時代は上位2割くらいのところにいたのでコンプレックスは少ないのです。でも、頭が良い人はとんでもないし、仕事ができる人は山ほどいるし、もう上を見たらキリがない。人と比べることに意味はないということは大人になって気づきました。競争が好きな人は順位があると燃えるのでそれはそれでその人の資質のひとつですね。
物理的な世界は順位づけがやりやすいですが、心の世界は順位づけはできません。どのくらい豊かさがあるかなんて測ることはできないのです。
だって、物はあげたらあげたあけ減ってしまいますが、愛は与えたら与えただけ愛が増えていくのです。そんなようなことをシェークスピアが言ってました。
成績って人生のほんの一部です。人を見たら見えてくるものがあるんじゃないかなぁと思った今日この頃でした。
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