春になったと思ったら、雨が降り気温も低くなり凌ムードが高まる中、シノギング講習会を受けてきました。安全に山で遊ぶために必要なものだと思っています。
学びを深めていくためにも情報のアップデートは必要です。何より学ぶことは楽しいですから。僕は座学よりも実践的な体験をする学びが大好きです。自分で体験し観察し気づくというプロセスがたまらないんですね。
講習は1年以上ぶりでしょうか。とても有意義な時間になりました。







自分が持っていない道具を使っている人たちを見るのがとても学びになります。
タープもハンモックも買ってきたまま持ってくるのはNGですね。張るのに時間がかかってしまいます。事前に試し張りをして、張りやすいように工夫する準備が大事です。具体的にはタープにガイラインをつけておくとか。
一人一人がタープとハンモックを張るという課題を森勝さんと谷島さんのガヤが入りながらテスト。

ドキドキしながら合格する貼り方ができました。expedのソロタープとトラベルハンモックは山で使いやすいのがよくわかりました。
ちょっと横幅が小さいと思っていましたが、タイベックビビィが風よけになるので、タープは雨よけとして使うように考えればいいから。

今回の反省点のひとつ。防寒具の少なさです。森勝さんによると雨の日は3枚持って行けと。行動用、休憩用、予備の3つ。泊まりの時も色々と考えずにシャツを3枚持てばいいと。快適に過ごすためのテクニックですね。
今回は必要最低限の荷物設定にしたので、防寒が甘かったです。でも、なんとか凌げるレベルだったので想定内です。
ここから参加者がコースを選んで降りるという課題が。沢を調査したいという欲があり、このハンモックポイントから谷を降りることを選択。
よく言われる「道に迷ったら、沢に降りるな、山を登れ」という原則は本当ですね。





良い子のみなさんマネしないで下さいね。技術を持った人たちが、実践練習としてのあえて谷を歩くということをしたのですから。
山を観察することの大切さがわかりました。木が生えていないということは藪である可能性が高いということ。もしこれで倒木があれば進めない状態になったかもしれないということがわかりました。谷は降りるな尾根を降りろですね。これも一般的には、谷に降りるな山に登れです。山には道がある可能性が高いです。谷に降りてしまうと動けなる可能性がありますから。
植生でみると針葉樹の植林は安全に降りられる可能性が高いです。木を切り出さなきゃならないから地形が安定している場所が多いのと下草がないから。人の手が入らない植生が豊かな場所は降りられる可能性が低くなっていきます。

人工物もやっかいです。行く手を阻むことが多いです。

みんな泥だらけの中、森勝さんはさっと着替えて身なりを整える。「これ基本だよ」と教えてくれました。公共交通機関を使うときに、ずぶ濡れの人や泥だらけの人が嫌でしょ。マナーですと。ザックカバーも雨よけではなく、身なりを美しくするために、帰りにあえて装着すると。雨具も晴れの日でも帰りに羽織って身なりを整えるのに役立たせるそうです。

充実したシノギング講習でした。

スーパー地形図の新機能である「自分で重ねる地図」に気づいていなかった。Googleマップと国土地理院地図を重ねられるの便利です。課金すべきアプリです。
興味がある方はこちらのブログをチェックです。 イベント情報や凌のノウハウが盛りだくさんです。
■凌 手記 https://blog.goo.ne.jp/axesquin
■「第五回シノギング講習 基礎編」の様子
“雨・寒・藪・寒を凌ぐシノギング講習(基礎編)を受けてきた” への2件の返信