質問は当事者がするべきである

セミナーやワークショップで質問を受けることがあります。そんな時に、

  • 友達のことなのですが…
  • 一般論なのですが…
  • 仮定の話なのですが…

という前置きがあって質問をされる方がいます。

いつも答えに困ってしまうんですよね。なぜなら、答えは思いつくんだけど、質問者にピッタリの答えを提供できている気がしないから。なんか伝わっていないな感があるのです。

どうも質問って、当事者がしないと良き回答を得られないようなんです。

質問をしている人が困ってもいないし、本当は知りたいのではないからかもしれません。答える側の僕はもちろん質問に答えることはできます。ただ「これ何の時間なんだろう?」と疑問を持ったりしてしまうんですよね。そして「はぁ、そうですか」というような質問者の返事。

なので、自分自身が困っていること、疑問に思っていること、本当に知りたいことしか質問するべきでないのかもと思っています。誰もが質問者にもなれば回答者にもなります。自分自身の問題として質問をすることが大事なんだなと改めて思いました。

人は誰かの役に立ちたいと本能的に思っています。そして、本気になった時に対話は意味があるものになっていきます。真剣に問いを発して、答えを返す。ヒリヒリとした感じがするような場になるのですよね。

もしかしたら、本気の質問の答えって、心のずっと奥のほうから答えがでてくるんじゃないかな。

そんなことを思っています。いつも自分事で物事を見ていたいものです。

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