世の中はクリーンになっていくという。見た目から振る舞いまで、他人に嫌な思いをしないものが当たり前になっていく。
その中で一番気になっているのは、対等性ということ。
いわゆるパワハラとかセクハラとか人と人の間にある権威性が変わっていこうとしている。上下関係がなくなり対等性な世界に変わっていくのではないかと思っている。
平田オリザ著「ともに生きるための演劇 」によると、日本語には、対等な関係性で使える言葉を持っていないという。その解決策として丁寧な言葉を誰に対しても使うということ。特に年長男性が変わる必要があるという。例えば「これ、コピーとっとけよ」と女性が男性に言うと違和感を感じるのではないでしょうか。そうではなく「これ、コピーをとってください」というような言い方をする必要があるのだそうです。
この記述を読んで、誰にでも丁寧な言葉で接することをしてみようと約1ヶ月してみました。高校生達にも丁寧な言葉で話し、男性にも女性にも「さん」付で名前を呼ぶことにしてみました。
するとどうなったのか?
周りの人たち、特に年上男性が年下に対して使う言葉が気になり出したのです。態度が横柄であり、マウントをとっているようにもみえ、美しくないなと感じるようになったのです。もちろん、悪気があってそうしているのではないということはわかります。今までの習慣や文化的なものから行動しているだけなのです。
感じ方が変わったのには自分でも驚きました。権威性は言葉から生まれているのかもしれません。
別のコミュニティでは敬語禁止というものから対等性のアプローチを模索していて、こういうのもありなんだなと思っていましたが、社会的には、みんなが丁寧な言葉を使う方が合理的ではないかと思ったのです。
常識は変わっていきます。言葉も変わっていきます。昭和の当たり前が令和では通用しなくなってきています。若いものの言葉が乱れていると言うけれど、言葉はどんどん変わっていくものです。タイムスリップをすることができたら江戸時代、平安時代、縄文時代、きっと言葉が通じないことがあるでしょう。
人の振る舞いや言動を変えると見える世界は変わっていきます。これはセラピーの基本の技のひとつ。これが多くの人がすることで社会が変わっていくのでしょう。そして新しい常識が生まれるのです。
常識も進化していくので、常に自分のアップデートをしていきたいものだと思っています。
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