高尾にもナラ枯れの影響が大きくでてきました。
カシノナガキクイムシ(通称「カシナガ」)がナラの木に穴を堀り、ナラ菌を運び込み、この菌がナラの木を枯らせるらしいです。
カシナガは、そのナラ菌を食べてるらしいです。
僕は環境問題に興味あるんですよ。
山で遊ばせてもらっているので、気持ちの良い環境にしたいのです。
そんなエゴを大切にしています。
まだ紅葉でもない季節の晩夏に木が茶色になっているのはナラ枯れです。
電車から見ても山を歩いていても枯れているナラの木をよく見るようになりました。
元々、日本人は山を活用してきた民族です。
ナラの木も薪炭林と呼ばれ、江戸時代から燃料としての薪をとるために人が植林してたそうです。
また針葉樹も戦後、建築ラッシュから植林を多くされたそうです。
薪ではなく電気が使われるようになったり、国産の針葉樹ではなく安価な外国産の建材が輸入されるようになったりで、山に価値がなくなり放置をされるようになりました。
また人の気配が山から消え、鹿などの動物が増え、草木や大木の芽を食べてしまい、これも山が荒れている原因になっています。
人が山に入らなくなったので、山は荒れて、大雨が降ると山が崩れて、水害が起きているという話もあります。
東京は山間部を大切にしないと川が氾濫して、水没しちゃう地域がありますから他人事ではありません。
全国を見渡すと国土の3分の2は、森林で、この荒れ具合は止まらなそうです。
人手がないものね。
よく遊びにいく場所に神様が置かれていて写真を確認すると
6月の段階では、何も起きていません。
8月の段階で、オガクズが確認されています。
水をかけてきれいにしました。
オガクズで埋まっています。
カシナガのアタックを受けても枯れない木もあるそうです。
この辺りをウロウロして調査をしたところ、オガクズが確認されたナラの木の2割くらいが枯れています。
いったいどうなるんでしょうね?
とハンモックで寝ながら考えていると
ハンモックにドングリが落ちてきました。
ナラの木のどんぐりです。
これをリスみたいに穴掘って埋めるかな。
リスはドングリを埋めたのを忘れてしまうのが一定数あり、それが翌年芽吹くと言われています。
人間が手を入れた森が人間の手の入らない森に還るための、新陳代謝が見れるのでしょうか。
できることをしながら見守りたいと思っています。
今日の朝食
高尾の朝飯といえば、ミハラキッチンです。
丁寧な仕事が美味しゅうございました。
海の幸、山の幸を生きているうちは美味しくいただきたいですね。
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