僕は学習ということに興味をとても持っています。
人はどのように学ぶのがいいのか?
そんなことを何時も感じています。
ワークショップデザイナー育成プログラムを受講して、教育という分野に付いても興味がさらに湧いて来ています。
その講師の1人に苅宿先生が言っている、3つの学習観という考え方がいいなと思ったのでシェアします。
3つの学習観とは・・・
- 行動主義学習観
- 認知主義学習観
- 社会構成主義学習観
と難しい感じがならんでいます。これをキーワードでわかりやすく書き直すと
- できる
- わかる
- 分かち合う
となるそうです。ちょっとなんだかみえてきました。
1の「行動主義学習観」は鍛錬の世界ですね。練習して練習して練習して身につけていくもの。体が自然に反応するまで繰り返して身につけることですね。刺激と反応です。
学校の勉強では九九です。どれだけ九九を唱えたか。どれだけ早く言えるのか早口言葉みたいでした。
2の「認知主義学習観」は、行動主義的にただ覚えて終わるのではなく、その意味を説明できたり、論理的に分析したりするなど、知識を獲得していく過程で考え、わかるという学習観だそうです。
僕の経験では大学や大学院の研究室でやっていたことはこれに近かったような気がしています。
苅宿先生は、小学校で習う分数の割り算がもっとも良い例だと言っています。
3/4 ÷ 1/8 =
という問題です。これは
3/4 × 8 = 6
とやればいいというやり方で答えが出せます。
でも「どうして、わり算なのに、かけ算にして答えがでるのか」を説明することになった時に多くの人が困った状況になる。
僕もわり算は全く意味がわかっていないけれど、できる人です。
意味がわからないので算数がとっても嫌いでした(笑)
それでも理科系に進学をしていったという・・・
この「行動」と「認知」は脳の作業を基本としているものだそうな。
3の「分かち合う」という「社会構成主義」は、個人の脳の作業ではなく、共同体へ参加する個人の人格形成を対象としている。社会構成主義学習観では、私たちが「家族」「学校」「地域」等で、日常的にいろいろな目的に応じて大小さまざまなな共同体を作っては壊しを繰り返していく時の個人と周囲の人やものやこどがらとの関係を重視し、「学習」はそれぞれの共同体が持っている条項に埋め込まれていると考えている。つまり、大小さまざまな共同体に日常的にさんかすることで、それぞれの共同体が持っている目的や意味、文脈を自らのものとしてとらえたり、共同体の成員になっていく過程で人格が形成されたりしていくことが「学習」と考えている。
ふぅ。そのまんま引用してみました。
今の学校の先生たちって大変ですね。ここまで教える必要があるのかと。
そんなことはできるのかなとも思ってみたり。
学校の勉強以外にいろんな体験をしていくほうが重要なんじゃないかと思ったりしています。
僕も子供の時よりも今のほうがのびのびと勉強できるしね。学ぶって楽しいのです。
学校って学ぶことが楽しいと思うことを教えてくれさえすればいいんじゃないかというのが僕の極論です。
この3の「社会構成主義的学習」はこれからの時代に大切になっていくと思います。
家族の分断、地域との分断が問題になっています。豊かな社会になる時のひずみとして、人と人の絆が分断されていく。
それが多様性を生んで豊かな社会に見えるのですが個人主義的な問題も多々あるようになります。
その解決方法のひとつとして社会構成主義という考え方が注目されているんですよね。
僕はこの「分かち合う」ということは、大人として仕事として社会に提供することが一番いいのではないかと。
好きなことを仕事にするって、軽い感じなのですが実は奥が深いんですよ(笑)
■ソースワークショップ発見編
自分自身を掘り下げていきます。
何が好き?何に魅かれる?何をしていると幸せ?
様々な角度から自分のワクワクを再発見していきます。
第65期 7月27日(土)28日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/
■ソースワークショップ活用編
自分自身のワクワクする感覚を世界に表現していくが活用編。
理想のライフワーク、理想のパートナー、理想のライフスタイルを知り、さらに自分らしい方法で実現する方法を見つけます。自分の人生のマニュアルは自分で作る必要があるのです。
第23期 8月24日(土)25日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/
■個人セッション
ネガティブな感情の裏にあるポジティブな感情。
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます。
http://homepage2.nifty.com/f-style/session.htm
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