新しいリーダーシップとは何か?
多くの人がリーダーシップとは、他者を引っ張る人だと勘違いしています。
それは古いタイプのリーダーシップです。
メンタルトレーナー上田正敏です。
週末にザ・ロールプレイ・セミナーを開催しました。
役割を決めて演じる研修であるロールプレイとは違います。
もちろん自分以外の人になるワークではあるのですが、それを超えた世界が見えてきました。
セラピーの臨床現場でロールプレイをすることによって興味ふかい経験を重ねたからです。
演じている人の感情や考えがわかるようになったからです。
サイコドラマ、フォーカスパーソン、ファミリーコンステレーション、プレイバックシアター、ディバイジングメソッド、インプロビゼーション、緊急クラウン、そしてとうとう演劇まで手をだしました。
現時点での集大成としてまとめてお伝えしました。
感情が揺さぶられまくり、気づきまくり、様々な人生体験を味わいまくりの2日間でした。
ドラマの基本は三幕構成です。
一幕で未知なる冒険がスタートし、二幕で宝を手に入れます。
ここまでが仮想空間であるワークショップで起こること。
第三幕は手に入れた宝を現実に帰って、活用していくということです。
参加者の皆さんの持ち場に帰ってからの変化を聞くのがとても楽しみです。
参加者の変化が素晴らしくて毎回オープニングサークルで話を聞くのが楽しみなのです。
今回のセミナーで気づいたことを2つほどシェアします。
ブログの記事も全2回でお送りします。
自分の欲求に素直になろう
ワークショップ中にプレゼントの話になりました。
どんなプレゼントをすれば相手は喜ぶかという話です。
これは送り側の問題ではなくて、受け手側の問題なのです。
それは何かというと・・・
自分が何を求めてるのかをハッキリさせるということです。
好きなものは何かを知ることです。
きちんと言語化することです。
それも抽象的ではなく具体的にです。
甘いものが好き。
もっと具体的に!
チョコレートが好き。
もっともっと!
高級チョコレートが好き。
さらに具体的に!
ラ・メソン・デュ・ショコラのチョコレートが好き。
もう一声!
そこのオランジェットが好き!
そうそう、それ!
できるだけ具体的にするのが大切なのです。
そして、普段から
「ラ・メソン・デュ・ショコラのサルバドールが好きなんだよね。」
と公言していることが大切です。
なぜか?
ここでプレゼントの話につながります。
人は喜んでもらいたいからプレゼントを贈ります。
大好きなものがわかっているなら、それをプレゼントすれば必ず喜んでくれます。
プレゼントする側にとっても心理的負担も、経済的負担も、時間的な負担も減ります。
そして何よりプレゼントできた喜びが手に入ります。
好きなものって、幅が広いと思っている人が多いかもしれませんが、実はピンポイントなのです。
まぁまぁ好きよりも、すごく好きが大切なのです。
最後の晩餐で食べたいものくらいまで突き詰めて、でてくるものが好きなものです。
自分トリセツみたいなものですね。
自分自身にプレゼントもできます。
自分の欲求に素直になることが大切です。
遠慮、罪悪感、無価値感は必要ありません。
好きに関しては小さな子供がメンターです。
彼らは好きなもので頭の中はいっぱいです。
ちなみに僕が好きなものはアップルパイです。
あのニュージーランドで何気なく入ったカフェで食べたアップルパイが忘れられません。
それから究極のアップルパイを探しています。
僕は人のオススメなものが好きです。
なぜならその人がわかる気がするから。
その好きな理由を聞くのが大好きだからです。
アップルパイ好きです!
欲求をいうことはリーダーシップにつながる
リーダーシップには、リーダーとフォロワーが必要です。
これを動的にいうと、アクトとリアクトの関係です。
アクトとは行動をすること、リアクトはある行動に対して反応することです。
ほとんどの人はリアクトで動いています。
反応が動いている。
例えば、挨拶をされたから挨拶をするというのは典型的な例です。
挨拶を最初に言う人は、アクターです。
(むむむ・・・俳優か。ここでロールプレイにつながりますね)
挨拶に答える人は、リアクターです。
自分から挨拶をするのもアクターになる練習のひとつです。
自分が何が好きかという欲求と対話をすることが始まりです。
これは自分の中にしか答えはありません。
この欲求に応えるべく、自分の欲求を素直に口にだします。
言わなければ周りの人は誰も理解してくれません。
運がよけば、周りの人が反応してくれます。
してくれたらラッキーで、してくれなくてもラッキーです。
自分でやればいいからね。
自分で口にだしたら、自分で叶えることができますよね。
叶えると言う字も、口という字が使われているでしょ。
ご縁があったり、運がよけば、誰かが欲求に答えてくれます。
フォロワーがでてくるというわけです。
これがリーダーシップの極意。
言い出しっぺになることです。
自分が欲しいものを話す。
自分がやりたいことを話す。
不平不満や愚痴を言っているとそれが手に入ります。
そういうのは僕らみたいなプロの前で言えばいいのです。
不平不満や愚痴を望みに変えてくれるから。
ネガティブな感情も羅針盤の役割をしていますからね。
イヤという感情は好きを知るための手がかりになります。
自分の腹からでてくる欲求の声を聞くこと。
その声を口にだすこと。
これが新しい形のリーダーシップです。
誰もがリーダーになれる時代です。
そんなことがワークショップでわかったことなのです。
頭でわかるだけでなく、心で感じ、体を動かすことで腑に落ちるのです。
だから現実世界に帰ってから結果がでるんですよね。
しかも自然に変わってしまいます。
次のブログでは2日目の続きを書きます。
いい加減でいこう!です。
■大阪心理学講座
http://www.yoriyoku.com/oosaka/
■東京心理学講座
http://www.naturalmedical.org/quantumKinesiology.html
■フリースタイル上田夫妻公式ページ
個人セッションはこちらのページを
http://www.yoriyoku.com/
“リーダーシップは自分の腹からの欲求から” への1件の返信