「出だし」だけ+ジェスチャーからはじめるおもてなし英語

外国人の方に英語って話すとなると体が固まりがち。

それは正しく話さなくてはならないという思い込みが働くから。

学校教育で正しい英語を習い過ぎたがためなのだろうか。

文法はどうだっけ?とかついつい考えてしまいがち。

でもね、この本を読んだら英語って実は簡単なんだと目からウロコが落ちました。

友人である中野美夏子さんが本を出版されました。

おめでとうございます。

本書をいただいたのですが、読んでみたら面白い。

 

中野さんは面白い方で友人たちから「日本が好きで移り住んだ親日家の外国人」と呼ばれているそうです。

それもそのはず。

帰国子女であり、JALでおもてなしを学びマナー講師などを経て、おもてなし英語を教えている人なのです。

日本人としてのマインドセットを変えることなく、話しだしのちょっとしたフレーズを覚え、ジャスチャーで最高のおもてなしができる方法を伝えている人です。

 

日本人のコミュニケーション術って元々は「空気を読む」というもの。

それが最近の国際化で「自己主張をする」というのも大事なことだとそんな教育が始まりました。

「自己主張をしなさい」でも「空気を読みなさい」と矛盾したことを求められてコミュニケーションが苦手な人が多くなってきています。

 

さらに、中学高校と6年も英語を習ってきてるのに英語が話せないという矛盾。

6年で何が起こったかといえば、英語が苦手になってしまったという悪循環。

 

英語が話せないのに、

外国人旅行者が年々増えて、当たり前のように外国人がいる社会になり、

さらにはオリンピックまで来てしまう。

 

「どうすればいいの?」と思っている人が読む本です。

サービス業で外国人の方と接する人にオススメです。

著者は、日本人ならサービスマインドである「おもてなし」の心は世界でも一流レベル。

その精神があるんだから、ちょっとだけフレーズを覚えればいいだけなんだと。

Would you like?

Are you ?

May I ?

この3つのフレーズとジェスチャーでコミュニケーションがとれるのです。

とっても簡単です。

 

治療家業界やセラピスト業界も、外国人の方にサービスを提供するチャンスが来る可能性大です。

僕が学んでいたセラピーも生まれたのが米国だったので、渡米をして勉強したりしました。

カウンセリングの極意を知っていれば、相手の問題を解決するのは簡単です。

僕はアメリカ人、フランス人も、イタリア人もノルウェー人も傾聴の基本であるうなづきだけで癒しました。

ジャスチャー最強です。

本書で書いてあることを知っていれば、ジェスチャーだけでなく、出だしだけのフレーズ使い、もっとスマートにコミュニケーションがとれたのにと思っています。

 

そして、サービスを提供している人なら、忘れてはいけない大事なことが、書かれています。

日本語と英語の違いを知っている中野さんだからこそ、コミュニケーションの本質に近づけているなと思います。

相手を尊重するということを学べる1冊でもあります。

 

CDもついているし、章ごとに少しずつステップできる伝え方も嬉しいです。

僕なら第2章まででOKです(笑)

いやいや、もっと話したいんだけどという人は、さらに読み進めていけばもっと英語が話せるようになっているシステムはとっても楽です。

第2章をマスターできたら続けて第5章までできたらいいなという欲もでてきます。

目的に応じて学びの量と質を選べるのが嬉しいです。

教授法としても学ぶことがたくさんあります。

 

サービス業の方だけでなく、中学高校でワークショップしたらいい内容ですね。

実践で使える形にしてくれているのがありがたいです。

日本の良さを外国の方に伝えるチャンスがこの本にはあります。


“「出だし」だけ+ジェスチャーからはじめるおもてなし英語” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください