カウンセリング、コーチングやセラピーの世界では流派によっては、アドバイスはご法度。
なぜだろう?
ずっと疑問に思って居ました。
それがつい最近、理由のひとつがわかったのです。
プロセラピストの上田正敏です。
僕は技術というものを常に信じているし疑っています。
自分の理解の深さで技術の精度が変わるとも思っています。
アドバイスを受ける側からみると、アドバイスをちゃんと理解することができない場合があります。
世の中にはいろんなアドバイスがあって、それを自分の都合のいいことばかりを集めて、自己流に解釈して、全く役に立たないようにしてしまうのです。
これは、潜在意識にある変わりたくない意識や認知のゆがみが関係しています。
簡単にいえば心理ブロックです。
アドバイスを混ぜると全く違うものになってしまいます。
本質がわかっていないとアドバイスが意味のないものに大変身します。
例えばダイエットの話。
糖質を全部抜けばいいよねと全く食べずに栄養失調になって、リバウンドをしてしまう人がいたりします。
お菓子は糖質ではないですよねとお菓子を食べまくって太る人。
ダイエットしている人にはチートディという週に1度好き勝手に自由にお腹いっぱい食べる日が必要。だから全く痩せない人もいたりします。
アドバイスの本質を理解せずに自分で解釈して失敗する人は多くいます。
話をちゃんと聞けていないのですが、人はストレスがあると脳が学習障害のような状態になり聞こえなくなったり、意味を理解することができなくなったりするのです。
アドバイスを受ける側の問題を書きました。
では、アドバイスをする側の問題はなんでしょうか?
アドバイスというものはタイミングが大切です。
アドバイスを受ける人の状態をよく観察してする必要があったりします。
人は成長する動物なので、時期によってアドバイスが正反対になる場合があるのです。
例えば、スポーツを初心者には「がんばれ」とアドバイスをします。
やり始めは努力することがとても大切になります。
だって、何もやっていないのだから、やることが大切になることです。
これがやっているうちに疲労がたまってきたりします。
その時には、がんばれではなく、休めというアドバイスが必要になったりします。
「やれ」というアドバイスではなく「やるな」というアドバイスに変わります。
その人の状態によって言うことは変わるのです。
それをよく観察しているかがアドバイスする側にとって大切になります。
誰にも同じことを言っても効果があるとは限らないのです。
アドバイス受ける側も自分の状況を的確に話すことは困難だったりするので、様子を観察しなければわからないことも多いです。
アドバイスは条件によって何を選ぶかがとても難しいのです。
だからこそ、本人の気づきを大事にするという姿勢が生まれたのではないかと思ったのです。
自分で感じて、自分で考えて、自分で気づいて、自分で選択して、自分で行動する。
究極的には、これができるようにすることがサポートする人の本質なのだと思って居ます。
自己責任モデルです。
自分ごととしてすべてをとらえて行動するということです。
自主性です。
理系っぽくいうなら、自分で仮説をたてて、自分で検証方法を考えて、自分で実験して、自分で結果を考察して、新しく仮説を立てるということです。
そこによきアドバイザーは必要だと僕は思っています。
どうしても受験を経験していくと世の中は個人戦で自分一人でなんとかしなくちゃいけないと思ってしまいがちですが、実際はそうではありません。
助けてください。と人を頼ることも大切なことです。
プロの力を借りてもいいでしょう。
協力者、応援者、指導者・・・
大切な仲間です。
アドバイスって本当に難しいなと思っている今日この頃です。
アドバイスしてくれる人に感謝して耳を傾けること。
自分の思い込みで話を聞かずにニュートラルに聞くこと。
やってみた結果を報告すること。
アドバイスする時には、その人の状態をよく観察すること。
そして言葉でもよく聞くこと。そして、自分で考えて、相手も考えて共に答えを見つけようとすること。
相手を信じること。
アドバイス深いですね。
まだまだ気づきは深まりそうです。
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