第2回対話型ファシリテーション勉強会を開催しました。
久々に勉強会をきちんとデザインをしました。
昨日のブログでは「やればいい」と書いたのですが、これは初めてや初心者の時の話。
当日は、場づくりの経験豊かな2人がファシリテーションを務めます。
と案内文にあるように経験豊かになってくると場づくりからコンテンツ作りまでデザインできるようになります。
そうしたら・・・勉強会開いて良かったという気づきが満載でした。
もちろん僕が(笑)これは今からブログに書きます。
みなさんはいかがだったでしょうか?
勉強会のテーマ本はこちらです。
プロセラピストの上田正敏です。
勉強会って本当に面白いです。
参加者さんの気づきが連鎖していきながら新しい気づきが生まれる。
疑問を持った人が疑問に対する的確な答えに気づき解説をしてくれるのが有難いですね。
しかも自分がこの瞬間に気づいたことだから説得力がハンパありません。
このライブ感が好きであり、自分の中に気づきの集合体が蓄積されていくのだなと感慨深いものがあります。
対話型ファシリテーションは「なんで?」「どうして?」を聞かず、その代わりに「いつ?」「どこ?」「だれ?」「何?」という質問をしていく方法です。
とってもシンプルです。
だからこそ奥が深い。
ほとんどの技術はシンプルです。
多くの講座はシンプルな技術を集めて編集しています。
いろんなタイトルの単発講座や資格講座はありますが、本質的に伝えたいことはシンプルな1つのことだったりします。
今回、参加者みなさんの話を聞いてハッとしたのは、
質問する人が欲しい答えを最初に設定していて、
答える人がその答えを当てないと不満になる、
ということ。
つまり、質問する人が答える人をコントロールしているということです。
ついついやってしまうことです。
これは対話ではなく独り言になるのかしら。
ついつい観念的な物語の話をしていると、すごいことを話しているような気分になるのですが、事実を積み重ねていく話の方が、リアリティがあり、自分の観念にさえも影響を与えてくれます。
抽象的で観念的実りのない議論のための議論を空中戦、常に事実に基づいて進められる地に足がついたやりとりを地上戦と呼んでいます。
空中戦はやっぱり気づきが起こり辛いものですね。
地上戦にこそ気づきがあるのだと確信しました。
しかも、聞き手、答え手の両方に気づきをもたらすものなのです。
僕が対話の師匠としているのが糸井重里さん。
彼がインタビュアーの時の対談が本当に面白い。
相手の良さを引き出して、自分の良さも出していく。
僕もこうなりたいと常々思っています。
糸井さんが「自分の考えが変わることを恐れない人同士の対談は面白い」というようなことを以前に言っていて意味がわからなかったです。
今回の勉強会でその謎が解けました。
話し手も答え手もお互いが影響を与えあい変わるからこそ対話をする意味があるのです。
そうでないものは対話ではなく、ただの自己主張です。
どれだけ自己主張しかない会話が多いことか。
愕然としました。
話し手は答え手に事実質問をし、どんな答えがでてくるだろうと興味を持つ。
答え手がどれだけ考えずに楽に答えられるのか。
考えずに思い出すのがポイント。
事実を話すだけで、感情や考えや欲求は自然とでてきます。
セラピストとして質が一段階アップしました。
この気づきも本を読み込み、自分なりにまとめて、普段も使ってみて、勉強会でお互いに練習しあい、参加者さんたちのシェアを聞いたからこその気づきです。
気づきが気づきを生むんですよね。
皆様のお陰です。ありがとうございます。
そうそう、改めたい習慣のワークが良かった。
聞き手の方が質問のリズムがテンポ良く、答え手の僕は解決するために全部を話してたら、オブザーバーの人たちから舞台を見ているようだと感想をいただきました。
問題も解決してスッキリ、この技法のエンターテイメント性にもビックリ。
また勉強会やりましょう!
主催の聖子さんの場づくり力がステキなんだろうな。
恐竜チョコのリベンジあるし(笑)
この本オススメですよ。
フリースタイル上田夫妻の個人セッション・ワークショップ情報はこちら
http://www.yoriyoku.com
ナチュラルメディカルカレッジの情報はこちら
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