権威との葛藤とは、権威を持つ人に敵意を持つことです。
そのことで良い子をやったり悪い子をやったりするという話を前回しました。
権威に対して最初に敵意を持つ人は、父親という人が多いです。
父親とは権威や社会の象徴であるからです。
古今東西でよく聴く話は、息子が父親に反感を持つというものです。
これを感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
もちろん、父親に反抗して、「絶対に、あぁはならない!」と思っていたこともあります。
すると不思議になもので父親に似て来るんですね。
父親に似て来るのです。同族嫌悪が生まれてさらに嫌いになったりします。
これをさらに深くみていくと、父親も祖父に対して反抗していたことがあることが多いです。
男性の親子関係で受け継がれている習慣とでもいうのでしょうか。
感情も深い所では、好きも嫌いも同じなのです。
好きという感情のポジティブなエネルギーを相手に送るか、嫌いというネガティブなエネルギーを送るかの差で、エネルギーの質は同じなのです。
ここでいうエネルギーというものは感情のエネルギーで、ニュートラルで、ポジティブでもネガティブでもありません。
その人の解釈でポジにもネガにもなるのです。
権威との葛藤あれば、それはもちろんネガティブに働きます。
権威に媚びを売るか反逆するか。
父親との葛藤を癒すには、父親という役割を理解したり、父親の前に一人の男性として受け入れることが大切になってきます。
そのためにもコミュニケーションが大切になってきます。
イラッと来ても話をしてみることが大切です(笑)
そうやって少しずつ葛藤を癒していく必要があります。
僕もたくさんのセラピーを受けたりして自分を癒しながら少しずつ距離を近づけていきました。
父親との葛藤は癒したのだけれど、次に待っていたテーマがあったのです。
父親の先にある存在。社会です。
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