聞くことが楽しくなるカウンセリング講座講師の上田正敏です。
聞くことは簡単そうに見えて実はとても奥の深いこと。
聞くことができると今まで見ていた世界が変わります。
プロの心理セラピストとして現場で活用している技術からあり方まで100%お伝えしていきます。
第4回は前回に引き続き「相づちの音楽学(その2)」です。
聞くことは相づちに始まり相づちに終わるというくらいに深いところです。
この相づちのリズムは、テンポだけでなくタイミングもあります。
実際に例をだします。
横軸を時間と考えてみてくださいね。
次郎くんが話し始めるタイミングに注目です。
太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん: 「そうだね。」
言葉を聞いてからのタイミングで相づちを打っています。
普通はこんな感じ。
太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん: 「そうだね。」
相づちをゆっくりにすれば、こんな感じになります。
話し手はどう感じるでしょうか?
太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん: 「そうだね。」
これは、話が終わらないうちに相づちを打つ例です。
いわゆる食い気味というやつです。
話し手は、どう感じるでしょうか?
聞き手は話し手が終わったことを確認して相づちを打つのです。
話し手の相づちを打つタイミングが決まると、どんどん気持ちが良くなって、どんどん話したくなります。
つまりタイミングの良い相づちは、会話の気持ち良さが断然違います。
相づちのリズムは話し手の心理に影響を与えます。
気持ちよく歌っている気分になるかのようです。
歌いやすくなっていきます。
話し手が歌っているのを、聞き手が手拍子をとって聞いているのです。
気持ちがゆるんで、心が開いていきます。
話し手も聞き手も、どんどん気持ちよくなって歌が続いていきます。
会話は共同創造になります
聞き手のテンポとタイミングが会話のリズムを作り出します。
すべては聞き手しだいといっても過言ではありません。
話し手の人がリードして会話を作っていると思いがちですが、実際はそうではないのです。
聞き手の人が対話を作り出しているのです。
主導権は聞き手の人が握っているのです。
聞く人がいるから話す人がいることができるのです。
だって聞く人がいなくなったら、それはただの独り言です。
そういう会話をしている人もいますが・・・
他者がいても無視して自分の言いたいことを言っている人は演説ですね。
駅とかにいますね・・・
会話は聞き手が創りだしています。
これはクリエイティブなことです。
相づちのタイミングをいろいろと試して下さい。
太郎くん:「今日は天気がいいね。」
次郎くん: 「そうだね。」
次郎くん: 「そうだね。」
次郎くん: 「そうだね。」
次郎くん: 「そうだね。」
この相づちのちょっとの差のタイミングで話しやすさが大きく変わります。
話し手が気持ちよさそうに話せるように相づちを打ってみてくださいね。
相手が気持ち良くなっているかの目安としては、自分が気持ち良く聞けているかがカギとなります。
これが積極的な聞き手の姿勢です。
話しを聞くのが楽しくなるコツのひとつです。
次回第5回は、相づちを打つ時のメンタリティについてお伝えします。
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自分自身がどんな人間なのかを知り、それを人生に活かす方法を学びます。
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