WHAで「医療者向け ホリスティック医療セミナー」をしてきました。
西洋医学にも各種代替療法にも、得意分野・不得意分野があります。そこをしっかりと理解した上で、
- 医療を受ける人には、自分の責任において自分にあった医療を選択して欲しい。
- 医療を施す人には、「患者さんの治癒力が高まる手助けができるように知識を身につけて欲しい」、そして「患者である私たちと共に、西洋医学のみにとらわれず東洋医学をはじめとする各種療法を含めて、いろいろな可能性を考慮した医療プログラムを構築して欲しい」
と願いました。
そこで私たちは、人を丸ごとみるホリスティックな観点から医療を受ける側の人たちと医療を施す側の方たちが対等の立場で医療を考えるための会を立ち上げました。
という趣旨で立ち上がった組織です。
立ち上げ10周年の記念講演会で、ワークショップ型のセミナーをしました。
ご縁があって10年前に主要メンバーとして関わらせてもらい各地に講演会に行ったり、救急法や最低限しっておきたい医療知識も学んだりしました。
新潟入りしてすぐに核となるメンバーのひとりの治療院に行きました。
ナチュラルメディカルです。ここの治療院はとてもユニークです。というよりも代替医療の先端をいったりしています。
ここでは、治療を受けると、食事のことを言われるだけでなく、病院で検査することを薦められたり、歯科に行くことを薦められたり、運動やストレッチ、食べる物への指導もしてくれたりするのです。
元々がそうだったんですが、昨年から治療院なのに、フィットネススタジオも併設されています。
僕も毎週フィットネスでやっているキネシスがありました。これは筋肉を鍛えるのとストレッチの両方ができます。それが人間の身体にあった負荷を与えてくれるのです。僕はとても気に入っています。
朝から晩まで予約が埋まっている治療院なので、終わるまでには時間がありました。
「スタジオトレーニングでもしたら」とウェアと靴を渡されてエアロを60分とストレッチポールを15分のコースをやりました。
移動で身体は動かしていないので、動くことは気持ちが良いですね。
僕も身体を鍛えはじめた理由があるのです。
治療を受けているだけでは身体はよくならないのですね。治療だったりマッサージだったり誰かにやってもらうことは、その時だけはいいのだけど、時間が経つと戻ってしまう。
自分の身体は自分でケアするという自分から治すという気持ちがとても大切なんです。
ナチュラルメディカルは僕にとって理想的でな施設です。
フィットネスで身体を鍛えている人が治療を受けてより動く体を手に入れてることができ、また治療を受けに来た人が体を動かすことで自分の身体と付き合うことができるから。
自分で自分の体に気づいて責任を持つということなのです。
体を動かした後に、肩が上がらないのをみてもらいました。
すぐに
「これは、体の筋肉が縮んで動きづらいんじゃないんだよ。肩の筋肉がゆるんでいて、骨が肩にハマっていないから起きているんだ。ストレッチをすればするほどルーズになっていくから逆効果。筋肉を鍛えることで骨を正常な位置にすることが大切。頭が勘違いしているからまずはその認識をするために体に気づいていかないとね。」
というアドバイスを受けました。納得です。この指摘は初めてされたもので、とても納得がいくものでした。
肩甲骨周りの筋肉の感覚を最近つけるための運動をしているんだけど、より体に気づきながらやると効果が高そうです。
自分で自分の体がわかることって大事ですね。誰にもわかる言葉で言ってくれるのがありがたいです。
さて、僕が講演のタイトルは
「健康で生きるために大事なたったひとつのこと」
というもの。
みなさんに「健康」について考えてもらいました。
ワークショップ型の良い所は、先生も生徒もないということ。
WHAの基本趣旨である「患者主体の医療」にもつながる考え方です。
「我以外皆師」というとカッコいいですね。
誰もが先生であり、誰もが生徒なのです。
正解もなければ、不正解もない。人それぞれが答えを持っているのです。
サラリーマンも、お医者さんも、主婦も、代替医療者も対等に話をする。
誰もが自分の人生のスペシャリストです。それまでも経験は皆違う。その経験を尊重しながら話をしたり聞いたりしていると、また新しい自分が見えて来るのです。
話をする、触れ合うと緊張がゆるんでみなさん楽しそうに学びを深めています。
受け身ではなく、参加しているという姿勢が大切なのでしょうね。
これは学習を高める方法でもあるのです。
あまり書いてしまうと次の講演のネタバレになってしまいますね。
参加している人によって自在に内容は変わるので大丈夫なんですが(笑)
このセミナーは油断できないのです。何時何の話をふられるかわからないから。
いきなり「これについてどう思う?」「これやって」とふられるのです。
臨機応変にその場にあった内容が展開されるのです。
予定調和ではなく、その瞬間のベストを伝えたいから起きることなんです。
そのためにチームって大事ですね。
個々も自分の持ち場で技術や人間性を磨いていく。その人達がチームを組んで切磋琢磨していく。
ありがたい仲間です。
10年前に発足し、様々な活動を通じてお互いをぶつけあう。
またそれぞれの道を歩んで、再会をする。
お互いの成長を感じあい、学びあいの場でした。
ほぼ同じ内容の東京でも講演会をします。
●「医療者向け ホリスティック医療セミナー」のご案内
患者主体の医療を考える会 WHA「ワールド ホリスティック アソシエーション」は、発足10年を記念して「ホリスティック医療セミナー」を企画いたしました。医療者向けの内容ですが、一般の方もご参加いただけます。
●日時
平成24年12月15日(土) 13:00~16:30
●内容
◆下條茂(ナチュラルメディカル株式会社代表取締役社長、WHA理事長)
「次世代医療」
◆染谷光亨(染谷抗加齢研究所所長)
「生活の質を高めて健康寿命を延ばす秘訣」
◆上田正敏(フリースタイル代表)
「健康で生きるために大事なたったひとつのこと」
◆成瀬大介(ナチュラル整骨院院長)
「簡単にもほどがある!ホリスティックに人を診るコツ」
●場所
新橋駅近郊(参加者の方にお伝えします)
●参加費
7000円
●申し込み
ナチュラルメディカル株式会社 新潟県柏崎市長浜町1‐39
TEL:0257-21-1625
FAX:0257-47-7211
E-mail info@natural-mj.com
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