アデニウム植え替え

アデニウムって「砂漠のバラ」の別名があるんですが、お店で「天空のバラ」という宮崎アニメのような愛称があるを見つけました。ビックリです。

うちのアデニウムはアラビカムという原種です。

春になり成長が始まったので植え替えです。

鉢がパンパンにふくれて窮屈そうだったんですよね。

晩秋にその状態になったので、春まで待ちました。

どのように植え替えをするのがベストの選択なのかを調べ、直感で来ました(笑)

植え替え時期は4月〜8月くらいがいいそうです。

僕はGW前後がベストなのではないかと思っています。

 

■鉢選び

まず鉢選びです。

アデニウム鉢の選び方

最初に植えたのはプレステラ105(写真左)。これが良かった。

あとで写真がでてきますが根っこが丈夫に太く育ちます。

スリット鉢は根に良いという噂は本当でした。

大きさもこのサイズでピッタリでした。

 

この一回り大きい鉢ということで、スリット鉢 CSM-120 (4号鉢)(写真真ん中)を購入しました。2本植わっているのをわけるためと、今回の植え替えにも使おうかなと。

アデニウム鉢の選び方

そしたらこんな感じでちょっと小さかったのです。
(写真は3つの鉢を重ねています)

なので、もうひとつ大きな鉢で形がさらに一回り大気ものを注文しました。

今回の植え替えで使った鉢は、ヨーロピアンスリット鉢EUスリット EU-15 (5号鉢)です。

この鉢は、スリット鉢はヨーロッパ向けにデザインされたもので、外からスリットが見えないのが特徴です。そして鉢が固くて持ちやすくていいです。さらに安いです。とても使いやすく気に入りました。CSM系はソフトプラ鉢、 EU系はハードプラ鉢。僕の好みはEU系です。

 

鉢の色も重要だと思います。

僕のオススメはモスグリーンです。

理由は太陽熱を吸収してくれるから。

冬の太陽は株を温めることはとても大切なのでホワイトはない。

夏の直射日光では熱くなりすぎるかもしれないのでブラックもない。

あとはブラウンかモスグリーンか。

これは好みかもしれませんね。

 

■土選び

土選びも重要ですね。多肉植物用、ハーブ用がいいとか園芸用で充分とか言われていますが、ほぼ日+そら植物園ブレンドを参考に土を作りました。

ヤシガラ土と日向土のブレンドです。

砂漠のバラの生息地は砂漠のような荒れ地だけに排水性重視です。

実際にこのブレンドで正解でした。(植え付けの時の様子はこちらを参照

今回の植え替えでは、4つの土を使いました。

ヤシガラ土として、あく抜きベラボン(Sサイズおがくず状)あく抜きベラボンMサイズ

日向土として、ひゅうが土(細粒)ひゅうが土(中粒)

どう使うかは、また後ほど。

冬の間にイメージを膨らませていました(笑)

 

■肥料

基本的にあげてません。土には肥料を混ぜ込んでいません。

6月〜9月の間月1回程度で液体肥料をあげています。

 

お待たせしました。ここから実践レポートです。

■植え替え

植え替え前に水を1週間ほど経ちました。

とはいえ、冬の水をあげるペースがこのくらいなのでいつもと同じです。

アデニウム植え替え

まずは鉢からアデニウムを抜きます。

アデニウム植え替え

この子はすんなりと抜けてくれたのですが、パンパンになってしまっている株はハサミで鉢を切って割りました。

土を崩していくと・・・

アデニウム植え替え

立派な根が見えました。さらに流水で根を傷つけないように丁寧に土を洗い流すと・・・

アデニウム植え替え

きっとこれはスリット鉢効果ですね。立派な根っこです。

2日間ほどこの状態で日陰で置いておきました。

根が傷ついていると傷口からばい菌が入るということだったので。

太い根が傷んでいてそれをハサミで切ったりした時には長時間干したほうがいいのでしょうが、根がとてもきれいな状態だったので、すぐに植えるか半日くらいして植えて良かったと思っています。

アデニウム植え替え

鉢底石として、ひゅうが土(中粒)を入れます。だいたいスリットの8割くらいまで。

この大きさがないとスリットから土が落ちてしまいます。

それと盆栽仕立てにしたいので多めに入れてます。

アデニウム植え替え

そこにヤシガラ土(Mサイズ)ひゅうが土(中粒)のブレンドでスリットを覆います。目分量で1:1の割合です。

鉢の下のほうは排水をよくするのと大きめの土を入れて根っこを育てたいと考えました。ヤシガラ土は水を含むとふくらみ乾くと縮む性質があるそうだし、保水性がひゅうが土よりもありそうなので、アデニウムの根っこが元気に太くなりそうだからこうしました。

アデニウム植え替え

その上に、ヤシガラ土(Sサイズ)ひゅうが土(細粒)のブレンドを入入れます。割合は1:2の割合です。

おまけに気持ちヤシガラ土(Mサイズ)ひゅうが土(中粒)も混ぜ込んでみました。なんとなく気分で(笑)

入れた後で思ったのは、これはいらないかも。

 

アデニウムの位置を決めて・・・

アデニウム植え替え

こんな感じになりました。

 

仕上げにひゅうが土(細粒)を表面に入れ、さらに水をあげて・・・

アデニウム植え替え

水は鉢底からでてくる水が透明になるまでたっぷりとあげました。

水をあげると土と株が安定するのです。水が土と土をさらに植物もくっつける役割をしているのかもしれませんね。

いい感じです。

 

まとめると植え替えの土は、4層構造にしました。

下から

一番目の層は、日向土の中粒で排水性重視。

二番目の層は、日向土とヤシガラ土の中粒で保水性と根が育ちやすいように。

三番目の層は、メインの栽培の土です。日向土とヤシガラ土小粒のブレンドです。

4番目の表面に見栄えをよくするためとヤシガラ土が飛ばないように日向土の小粒を化粧土として入れました。

自分が納得いく形にするのがいいですね。

 

植え替え楽しいですね。

いろいろと想像しながら仮説を立てながら楽しむのもいいものです。

今年も大きくなって欲しいな。

 

他のアデニウム君達も

アデニウム植え替え前

この子たちが、

アデニウム植え替え中

こうなって、

アデニウム植え替え後

こうなりました。

花がある子は花が終わってから植え替え予定です。

今、2個目が咲きそうです。

と言ったそばから花が風で吹き飛ばされていました。

アデニウムの花が風で飛んだよ。

 

■ 他のアデニウムの記事は
実生アデニウム・アラビカム(砂漠のバラ)インデックス」へ


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