指輪物語

先日の登山の最中に大事件がありました。

名付けて指輪物語。

僕の左手です。薬指の付け根の形が変形しています。

えぇ、結婚指輪がなくなったのです。

突如、魔法のように消えたとしか思えませんでした。

 

山から降りて、御嶽の渓谷を散策している時に気づきました。

 

僕の頭の中は緊急事態です。

その時の反応は

「奥さんに怒られる。」

ということが真っ先に浮かびました。

 

次に

「なんとかして誤魔化さないといけない。」

という思考が現れて、

「どうしよう?どんな嘘をつこうか?」

という問いが頭をグルグルと回ります。

 

これはストレス反応で、リアクトしたと僕たちは呼んでいます。

リアクトとは自動反応ですね。

体や心が緊急事態の時に、防衛反応としてでるものです。

自分で選択をした思考や行動ではなく、自動的に反応するものです。

 

このリアクトしたのですが、

「ん!何かおかしい?これはリアクトではないか?」

と気づいたのです。

 

リアクトしたと気づけたら、深呼吸をして落ち着くことが大切です。

「本当のことはなんだろう?」

と自分に問いかけます。

 

まず、

「うちの奥さんは、指輪を無くしたことくらいでは怒らない。」

と冷静に考えました。なぜなら、

「器が大きい人。」

だからです。

 

「なぜ、怒られると思っただろう?」

と考えたら

「旦那が指輪をなくして妻に叱られるという話を何度も聞いたことあるから。」

という世の中の思い込みを刷り込まれていることに気づきました。

 

さらに気づきを深めて

「怒られる時に、なぜ嘘をついて誤魔化そうするのか?」

と考えると

「子供の頃に、お母さんに物をなくして怒られたから!」

ということを思い出しました。

 

うちの奥さまと、母親は別人です。

ただ、脳内の反応は自動反応なので、女性ということに反応しているのです。

ストレスフルな状態なので、区別がついていないのです。

「また怒られるんじゃないか。」

と未来に恐怖を感じると

「嘘をつく。」

という振る舞いをするというパターンがあることに気づきました。

 

この反応パターンを手放すことを選びました。

 

で、うちの奥さんに正直にLINEしたのです。

夫:「指輪がない、、、」

妻:「えー!」

シンプルな反応でした。

 

そうしたらさらに冷静に物事を考えることができて、

「どこで失くしたのだろう?」

と自分に対して問いを立てました。

「着替える時にザックの中に落としたのかも。」

という答えがでてきました。

 

えぇ、指輪を作った時によりも痩せて、ゆるゆるなので、荷物を取ろうとした時に抜け落ちたのではないかと仮説を立てました。

で、家に帰ってザックから荷物をだして、逆さまにひっくり返したら、

「コロコロ、チャリーン!」

と音がして確かめたら指輪でした。

「あった!」

ほっとしました。

 

で、さらに気づきは深まります。

 

指輪を失くして、奥さんに怒られるのが嫌だったのではないのです。

僕自身がこの指輪を失うことに恐れていたのです。

とても大切な思い出が詰まっているから。

その思い出までもが失くなってしまうと思っていたからなのです。

 

指輪は象徴に過ぎません。

二人の絆は変わることはないのです。

自分がこんなにもロマンティストだとは思ってもみませんでした。

 

繊細な自分を認めよう。ロマンティストな自分を受け入れよう。

そう新たに選択をしました。

 

後日談。このブログを書きながらうちの奥さんと話をしたら、

「もし、失くしても、欲しかったら買えばいいじゃない。

 ついでに私の指輪も買ってね。(笑顔)」

とのこと。

勝てませんわ。

 

心のことを学んでいるからこそ、心の仕組みがわかり、対処する方法も知っているのです。

ネガティブなパターンを手放して、クリエイティブに選択できる自分であると楽ですね。

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ソロハイク@雲取山1泊2日

1泊2日で雲取山にソロハイクに行きました。

前回のソロハイクは屋久島の宮之浦岳縦走2泊3日だったから、20年ぶりです。

雲取山も高校のワンゲルで登った以来だから30年ぶりです。

1年前にウルトラライトハイクなるものを知り、少しずつ道具を揃えて、体重を落とし、体力もアップしつつ、今年は久々にテント泊で山に登りたいと計画を立て、天候や体調の関係でリスケになっていました。

やりたいと思ったことは今年中にしなければ、これから本格的に冬になると手強くなるので、このギリギリのタイミングで行ってきました。

道具とは進化するもので、ベースウェイトが4.01kgですよ。

食料や水を入れて6kg以下。

20年前だったら20kgを普通に担いで登っていました。

あまりにも軽くて忘れ物があるんじゃないかと心配で夜も眠れないくらいでした。

始発電車で奥多摩まで。バスに乗って留浦まで。歩いて鴨沢から登山道に入りました。

ずっと登りで高度を稼いでいると、トレランシューズを履いたおばさま方に抜かれていきました。

妙齢の方のタフさには驚かされます。

雲取山まで登り、奥多摩小屋に引き返してテント泊。

帰りは奥多摩まで石尾根を降りようと計画していたけれど、ちょっとつらかったので、ピストンで鴨沢まで降りることをこの時点で決めました。

3連休明けというのに登山ブームはまだ続いているでしょうか。

途中、多くのハイカーたちに出会いました。奥多摩小屋にもテント10張りくらいあったし。

平日とは思えないほど、人がいたのに驚かされました。

高尾を歩いてる時には他の登山者と話す機会はないのですが、今回なぜか話しかけたり、話しかけられたりする機会がありました。

話をしていると山の楽しみ方は多様化していますね。

ただテントを張ってみたかったとか、この装備を試してみたかったとか、それぞれが楽しんでいるのがいい感じでした。

高校の時にはコースタイムにいかに勝つのかが課題であったり、なるべく高い山に登りたいとか、無意識でいると競争になっている自分がいたりして。

競争は好きではないのに、いつの間にか競争してしまうというジレンマに苦笑です。

肩の力を抜いて楽しめばいいんだと当たり前のことを思い出しました。

テント泊では、ツエルトという簡易テントを使いました。

荷物を軽くするULハイクの定番です。

普通のテントよりも圧倒的に軽くて、居住性は多少落ちると言われていますが、なかなかの快適性でした。

ファイントラックいいです。

シュラフは春夏秋スリーシーズンのモンベルバロウバック#3。

たまたま隣になったロングハイクにはまっているという人に心配されました。

まぁ、これしかないからね(笑)

モンベルスペリオダウンジャケットとダウンパンツがあるから平気かなと。

インナーはモンベルジオラインの薄手の長袖とタイツを。

これに寝袋と20年前に買ったICIオリジナルのゴアのシュラフカバー。

道具を揃えたい時にはモンベルは神みたいなものですね。

実際には、ほぼ快適だったんだけど、足だけが寒すぎて辛かったです。

ウールの靴下が失敗だったかな。

気温を見ると0度でした。

そこで、貼るタイプのホカロンを足裏に貼ると、なんとかなりました。

ほんと体重を落としてから冷え性になりました。

ここは筋トレして基礎代謝をあげたらいいのかもしれません。

寒さ対策にはダウンのフットウォーマーやメリノウール製品もいいのかなと思ったり。

道具は実際に自分の体で試して、最適を探っていかないとダメですね。

一通り道具を揃えるのはモンベルでいいのではないかと。

それから自分に合わせて道具を変えていくといいのかな。

ウェアはユニクロが使えます。

ヘビーに道具を使う冒険教育のプロから聞いた方法です。

雨具と靴だけはいいのを選ぶと良いとも教わりました。

軽さを求めていくと、ガレージブランドが多くて高いんだよね。

しかもオシャレでカッコよく見えるんだよなぁこれが。

道具は凝り始めると色々と欲しくなりますね。

鴨沢の駐車場でバスの時間を調べると走らないと間に合わない判明。

気合いを入れて走りました。

 

すると前方10m先に動物が谷に逃げるのが見えました。

下半身しか見えませんでした。

足が短いので、鹿ではない。もしかして熊!?

まじかと思いながらも走る速度は落とさず、通り過ぎる瞬間に谷を見ると、今度は谷底にさらに逃げるまん丸なお尻が。

しかも犬のような豚のような不思議な鳴き声と共に。

 

ずっと熊だと思っていたのですが、毛の色が茶色だったんです。

そうするとヒグマになっちゃうし、本州にはいないし。

イノシシだったのかもしれません。

 

熊に襲われても、猪に襲われても、どちらも命を賭けることになります。

逃げてくれてよかったわぁ。

で、バスは鴨沢には来ないものでした。しかも次のバスまで2時間待ち。

留浦にはあと10分で来るというので、また走ろうとしますが、もう疲れちゃって早歩きで向かいます。

そうしたら、バスは3分前に出発していたという・・・

 

さらに調べるとさらに先の峰谷橋に30分後にバスが来るという。

ギリギリな時間なので、早歩きで頑張って進みます。

バス停に3分前にようやくついたらバスの時刻表には記載がない。

ネット情報にはあるのに。

頭の中には、なぜか、We are the Campionが流れて・・・

 

呆然としていたら、クラクションが鳴っていて、振り返ったらバスが!

峰谷から来るバスの停留所が違うものだったのですね。

運転手さんにただただ感謝だったのですが、バス会社も大概にせいよと言いたい。

予定よりも早く帰れるので、御嶽駅で途中下車。

来年やる予定のパックラフトのための川のスカウティングです。

沢井駅まで歩いて川を見ていたんだけど、高校生の時にボルダリングが日本に入ってきたばかりの頃に、登った岩があって、そこに今流行りのボルダリングをしている若者がうじゃうじゃと岩に取り付いていました。

岩には人が群がっている不思議な世界。ロッククライミング界始まって以来のブームが来ているのか、平日の昼間から人だらけです。

カヤックの人は一人だけでした。

昔、野宿したポイントもあり、懐かしい気持ちでいっぱいです。

また、気楽に山を楽しもうと思いましたとさ。

ロングハイク、ウルトラライトハイク、ソロハイク、冒険教育のツールとしてのハイクもいいかもしれません。

今年のうちにやっておきたいことはこれでできたかな。

仕事をもっとしたいと思った一人の時間でした。

5時には暗くなり、すぐにご飯を食べて寝袋に潜り込み、明るくなる6時頃まで寝袋の中で一人で過ごす。

内省する時間になりました。

スマホは圏外だし、kindleで本も読む気にならず。

ラジオがあったら良かったかな。

ソロハイク、オススメです。

山レコでの記録はこちら
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1664811.html

 

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リーダーシップは誰もが持っている

リーダーシップについて感じて、考えて、実践する機会がありました。

僕にとってリーダーシップもライフワークのテーマのひとつです。

僕がリーダーシップをとるというのではなく、グループの一員としてリーダー役をリーダーにするという試みをしました。

 

メンタルトレーナー上田正敏です。

「役割が人を育てる」という言葉がありますが、これは嘘です。

例えば、リーダーという役割を与えられても、リーダーにはならないんだという経験をしました。

その原因は、本人にリーダーの自覚がないということだという仮説を立てました。

 

だって、リーダーなのに、グループに全く意識を向けていないで、自分の内側を見ているだけなのだもの。

そうすると面白いもので、グループのリーダーの質を持った人が代わりにリーダーシップを発揮します。

リーダーになった人は、実質的にリーダーの座から降ろされることになります。

 

誰がリーダーかを見る時には、依存的な人を見ているとよくわかります。

依存的な人は、誰に頼るかを本能的に知っています。

リーダーには依存をしますが、リーダーではない人には依存しません。

その代わりに何をするのかと言えば、なめた振る舞いをします。

つまり、リーダーの言うことを無視するということです。

 

自立している人は、自分を律することができるので、リーダーの振る舞いや態度によって、自分の振る舞いを変えることはありません。

むしろ協力的な振る舞いをします。

ステキなあり方をしています。

 

動物の群れを見るとよくわかります。

群れはリーダーがいるから成り立ちます。

そして順位づけをしていて群れは統率されます。

群れのリーダーをアルファという呼び方があるのですが、このアルファ気質を持っている個体がリーダーになります。

犬の世界では、このアルファ気質を持っている個体は少ないそうです。

人間に飼いならされた家畜の側面があるからです。

人間がアルファの存在であることで犬は落ちつくそうです。

犬がアルファだと勘違いすると、関係性が崩壊してしまうのです。

 

人間にもアルファ気質が強い人はもちろんいます。

リーダーが似合う人はいるのです。

僕は人はすべての要素を持っていると思っています。

つまりマザーテレサからヒットラーまで、様々な気質を持っていると考えています。

なぜなら人は演じることができるから。

 

もちろん、リーダー気質が強い人と弱い人はいるけれど、全く資質がない人はいません。

 

僕のこの仮説が本当なのか、色々と試してみました。

 

リーダーの自覚があるのか、それともないのかを観察していると、全くないので、自覚は本人の選択によるものだという結論になりました。

外部からはどうすることもできません。

本人の自由意志による選択が自覚を促します。

それには、気づきが必要です。

その気づきが生まれるためには、今までの経験してきた中で、自分がリーダーにはなれないという否定的な思い込みや、リーダーは自分には関係ないと回避している問題を解決する必要があります。

これは本人の意思が必要であり、時間も必要です。

 

リーダーがリーダーの役割をしないので、チームは崩壊気味です。

リーダー気質を持ったフォロワーの人たちのフォローだけでは、統率はとれないものですね。

チームとしての仕事はできるけれど、方向性が定まらない落ち着かない感覚です。

一貫性や高潔さがないのです。

 

リーダーシップがない人はないという結論をだしてあきらめました。

そうしたらですね、最後の最後に直感的に閃いたのです。

配置だ、と。

 

マインドメイク講座を受けてくれる人はわかることなんだけど、人間関係って距離と方向で現すことができます。

見えない世界を見える化することができるのです。

 

リーダーをリーダの配置にしてみたらどうなるのかと。

最初は、リーダーは一番隅っこみ隠れるようなポジションをとりました。

いやいやそこじゃなくて、真ん中にいきましょうとさりげなく誘導しました。

 

体はブレブレで挙動不審になりセンターから逃げようとしています。

逃げられないように横に着きました。

そうしたら反対側にサブリーダーが自然と立ち、リーダーはリーダーのポジションであるセンターから動けない状態になったのです。

 

そうしたら、いつもはサブリーダーがリーダーのような振る舞いをしていたのですが、一歩引いた振る舞いに変わりました。

そして、リーダーはリーダーの振る舞いをしたのです。

 

本人の自覚も大切ですが、物理的なポジションも重要です。

判断基準である依存的な人たちもリーダーをリーダーとして見ています。

無意識の世界はすごいなと改めて思いますね。

 

舞台を考えるとよくわかります。

カーテンコールで、主役が端っこにいたら気持ち悪いでしょ。

主役はセンターにいるべきなのです。

それが演者も観客も落ち着くポジションなのです。

 

センターにいたら主役になるのです。

無意識的なんだけどね。

あとは真のリーダーになるには自覚が必要かと。

 

リーダーのポジションにいなくても、チームやグループが活性化するためにできることは研究しています。

一参加者でも大きな影響を与えることはできるのです。

これは影のリーダーシップ論になるのだろうか。

ステルス・リーダーシップ。

 

誰もがリーダーになれると確信した経験でした。

 

リーダーシップが欲しい人は、講座や個人セッションへ。

無意識の希望を実現させます。

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皇居勤労奉仕

11月19〜22日まで皇居勤労奉仕に参加させていただきました。

今回で3回目の参加。(1回目はこちら2回目はこちら



平日の4日間すべてに参加することが義務付けられています。

なので、参加する側にも覚悟が必要です。

皇居の清掃をすると気持ちが晴れやかになります。

日本人に生まれてきて良かったなと不思議な気持ちになります。

自然と感謝ができる活動です。

東京のど真ん中に自然が豊かな場所が守られているのは奇跡のようです。

多くの人に支えられて維持管理されています。

自然との共生ができている太古からのバランスがあるような気がしています。

平成の最後に参加できて嬉しいですね。

ありがとうございます。

もしも、ご縁があれば参加されてはいかがでしょうか。

なるべく体力がある若いうちが特にオススメです。

感謝。


暴君になるのか奴隷になるのか?

2人いれば関係性が生まれます。

この関係性は、無意識のうちに出来上がります。

 

自分の心を整えるマインドメイカー上田正敏です。

人間は群れの動物なので、無意識に上限関係を決めます。

自分が上なのか、それとも下なのか?

これは動物的な本能です。

 

マウンティングという言葉も流行りましたが、これも動物としては自然な振る舞いなのです。

ライオンやチンパンジーの群れをみるとその性質はよくわかります。

 

でも、僕たちは人間です。

本能的な欲求だけでなく、理性的な振る舞いもすることができます。

 

カウンセリングの世界では聞くことが大切です。

人は思っているよりも聞くことができないので、聞くことを学ぶことはとても大切です。

でも、人の話を聞いてばかりいると、勘違いしちゃうのが、人に従わなければならいと思ってしまうこと。

人の話を聞くことと従うことは別です。

人の言うことに従ってしまうのは奴隷です。

聞くという言葉に従うという意味が入っているのが問題なのかも。

 

人の話を聞くことは、受信です。

ずっと受信をしているということは、奴隷になる一歩になります。

 

受信の逆もあるんですよ。

それは何でしょう?

 

発信することです。

発信とは、話すことです。

表現することです。

 

受信だけする人がいるということは、発信するだけの人もいます。

発信するだけの人は暴君です。

相手に対して発信だけるということは命令しているのと同じです。

相手を屈服させて従わせているのです。

 

聞いてだけ、話してだけ、では、奴隷と暴君の関係性しか築けません。

 

受信も発信もしない人もいます。

聞いてもいないし、話してもいない。

これはお互いに不信感があるということです。

安全な関係性だと思っていないということです。

初対面の時には、少しずつ発信をして受信をして相手に知ってもらおうとしたり、相手をわかろうとします。

これが長い付き合いでも、話もしない聞きもしないということをやってしまう場合もあるんですよね。

デッドゾーンに入ってしまっている時です。

 

健全な状態はわかりますか?

受信も発信もすることです。

話もするし、聞きもすることです。

これができる関係性が信頼関係を築けているということなのです。

ダイアログという対話がこれです。

自分の感情、欲求、要求、意欲、価値観などを話して聞くこと。

深いコミュニケーションです。

 

カウンセラーのように聞いてばかりいる人は、何を考えているのかわからないものです。

もちろん聞いてくれるのは嬉しいことですが、相手のことがわからない場合、その人への信頼を築くことが難しいでしょう。

ただ話したい欲求が満たされるだけです。

 

スピーチのように話してばかりいる人は、相手のことを共感することが必要かもしれません。

話してばかりいる人は説得しようとしている人に多いような気がしています。

相手をコントロールしようという人です。

 

自分の気持ちを話して、相手の気持ちを聞くことができる。

これが対等な関係ということになります。

そうでなれば、暴君と奴隷の関係です。

 

健全なコミュニケーションは、健全な関係につながりますね。

 

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中学校でワークショップ

13歳のハローワークマップのファシリテーターとして、付属中学校にワークショップをしてきました。

2時間の中で、自分の好奇心を使った仕事について考える時間です。

 

ワークショップ形式の授業の良い点は、自分の頭で考えるということです。

そして、自分の頭で考えるだけでなく、周りの人たちのマネをしたり、助けを求めてもいいというところ。

いわゆる授業は、知識を先生が生徒に与える形式です。

 

学校教育はテストがあるので、基本が個人戦です。

自分だけの力を評価するのがテスト。

入試も自分の実力だけで挑戦します。

学生時代は個人の時代とも言えます。

 

ところが就職して働くようになるとルールが変わります。

個人戦ではなく団体戦です。

社会人はチームの時代とも言えます。

 

周りの人たちと協力して課題を乗り越えていくことが重要になります。

会社の場合、みんなで仕事をするのが基本になります。

もちろん役割分担をしてということ。

一つの仕事に多くの人が関わります。

ワークショップは、一人ではなく、みんなで考える体験できることが、メリットのひとつです。

 

13歳のハローワークで大切にしているのは「好奇心」。

これはテストの点数で評価ができないものです。

他人と比べるものでもなく、優劣もありません。

人それぞれが違うユニークなもので、多様性に富んだ豊かなものです。

好奇心が違うからこそ、社会が必要であるし、みんな違うから大変なんだけど、面白くもあります。

みんなが好奇心があることをするだけで、社会が回っていくと僕は思っています。

好奇心がないことをする必要はないと思っています。

だって、自分が好奇心がないということは、誰かが好奇心を持っているということだから。

その人にまかせればいいのです。

 

中学生に「好きなことをトコトン追求しよう!」というメッセージを伝えられたと思っています。

 

そう、僕の思い描く理想の世界ができたんです。

夢のひとつが叶ったのです。

大人も子供も対等に学び合う場が出現したのです。

 

学校公開をしていたので、父兄や入学希望者の方が見学にいらしていました。

その人たちを巻き込んで、学び合う場ができたのです。

誰が先生でもなく、誰が生徒でもなく、分かち合いが起きる場だったのです。

 

その場を創り出すことができて感動してしまいました。

しばらく、うわぁとなって言葉にならなかったです。

大いなる存在はたまに奇跡的なギフトをくれるものです。

 

時間もエネルギーもお金も注ぐからできるものですね。

 

先生や保護者、そして何より生徒さんたちから多くの学びをいただきました。

また次の人たちに惜しみなくシェアをしていきます。

ありがとうございました。

 

大人の好きを仕事にするためのワークショップはこちら。

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明るい未来を見ながら、現在できることをする

動物には今ここしかないと言われています。

過去や未来のことを気にしないし、遠い世界のことも気にしません。

今現在を常に謳歌しています。

 

マインドメイカー上田正敏です。

人間は高度な脳を持ったことで、過去や未来、遠い世界に思いを巡らせることができます。

過去にとらわれていたり、起きていない未来に恐怖したり、自分以外の人たちについて考えたりしています。

時空を超えて抽象的に物事を感じたり考えたりすることができるのが人間です。

これは良い面と悪い面があります。

 

ネガティブな過去に縛られ、ネガティブな未来にも縛られ、今いない人のネガティブな影響を大きく受けることは悪い面です。

 

大切なことは、ひとつ。

今この瞬間を楽しむことです。

 

これができない時は、過去にいたり、未来にいたり、遠い世界にいるのかもしれません。

楽しんでいる時って、唯一この瞬間を味わっている時だと言われています。

いろんなことを忘れて今に集中している状態です。

時間も一瞬で過ぎ去っていく状態です。

 

そのために何ができるかといえば、

明るい未来を思い浮かべて、今できることをすることです。

人は明るい未来をみていたい。

奇跡のようなことかもしれないけれど、それを見ている必要があります。

そして、それに向かって今できることを積み上げていくのです。

 

できないことをやれって言われてもできません。

時には明るい未来を思い浮かべることもできない人もいるでしょう。

そんな時には「くう、ねる、あそぶ、おふろ」です。

 

生活の基盤を整えるということです。

楽しく食べること。

きちんと寝ること。

あそぶことも重要です。

おふろにも入りましょう。

これができることが明るい未来ですからね。

 

お金がないという人もいますが、これをするのにお金って必要ですか?

遊ぶって子供達がステキな先生です。

何もないところに遊びを創り出すことができますから。

 

与えられたものって消費することなんです。

おもちゃってそうなんです。

何もないところに何かを生み出すことがクリエティブです。

つまり遊ぶことが創造性を養うということです。

何もないところに遊びを立ち上げること。

 

創造性には、退屈も大切なスパイスです。

楽しみたいという未来をみて、今できることをする。

とってもシンプルなことです。

 

何も持たず自然の中にいくのもいいのかもね。

 

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因果応報ってあるのだろうか?

僕が提供しているセラピーは因果を取り除くという側面がある。

因果とは「原因があって結果がある」ということだ。

人は何かと何かの間には、つながりがあると脳は判断しやすくできています。

例えば、ヒモが紙に隠れています。

人はこのヒモの見えない部分を想像して、つながっていると判断します。

本当は切れているかもしれません。

人は、そういうものの見方をします。

 

過去の経験が現在を創り出している。

 

これは真理なのですが、勘違いもあるということです。

1)今の幸せを作っている幸せな過去はそのままでいい。

2)今の幸せを作っている不幸な過去はそのままでいい。

3)今の不幸を作っている幸せな過去は変える必要がある。

4)今の不幸を作っている不幸な過去は変える必要がある。

5)今現在と過去はつながっていない。

 

1)は、あの時の幸せが今でもずっと続いているならいい思い出としてとっておきましょう。

2)は、あの時の苦労があったからこそ、今の自分がいるんだと感じているのもその物語を大切にしていきましょう。

3)は、過去の成功体験を捨てよということです。過去の幸せに囚われていて、今現在の状況を受け入れられずに逃避をしています。これは積極的にセラピーであつかったほうがいいテーマです。

4)は、不幸だったことが原因で、今も不幸だという沼にはまった状態です。幸・不幸はエネルギーと同じようなもので、幸せと不幸は交互にやってくるようなものです。

例えば、お腹が空いて不幸せ、ご飯を食べてお腹いっぱいで幸せ、を人は繰り返しています。

感情はポジティブにもなれば、ネガティブにもなるものです。これが交互に来ない人は、心が壊れているかもしれません。

これもセラピーが必要な状況です。

 

4)の人は現在と過去がつながっていると考えています。

運命論もそうなのですが、過去が不幸だから今が不幸なんだ。

親が罰当たりなことをしたから、子である自分は不幸なんだ。

前世で悪いことをしたから、自分は不幸なんだ。

 

運命論って究極を言えっちゃえば、ビックバンで宇宙が誕生したことが原因で今があるということなのです。

もしかしたらそうなのかもしれないんだけど、カオスがあり、揺らぎがあるから違うともいえるのです。

本当のところはどうなんだろうね?

自分が楽しい方、幸せを感じる方を選べばいいのです。

 

事実としては5)なんです。

過去と現在は関係ないんです。

関係しているように感じているだけです。

それが幸せをもたらすなら、それでいいのです。

不幸になるなら関係性を断つことが大切です。

そして幸せな違うものとつなげる必要があるのです。

つながっていない状態って不安定なので、アンカーとなる幸せとつなげる必要があります。

 

過去と現在はつながっていない。

もしつなげるなら、幸せな意味を与えたらいいのです。

人生って、AをしたらBになるっていうほど単純ではないのです。

Cの影響かもしれないし、Dも関係しているかもしれない。

AもCもDもやらなければBにならないのかもしれないのです。

答えがないということです。

 

それを考えること自体が無意味な場合があるのです。

複雑なんだよ人生は。

 

因果応報があるのかないのか、意味がないことです。

だって関係があるのかわからないから。

 

自分が楽し方、幸せを感じる方を選べばいいのです。

自分がゴキゲンなほうを選んでいくことが大切です。

 

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教わるのにも技術がいるんだ

パックラフト体験の余韻に浸っています。

10年くらい前、5年前に書かれたに書かれたやりたいことリストにもカヌーの言葉がでてきます。

西表だったり、犀川だったりで実際に漕いではいるんだけど、リストに度々登場してくることなんですよね。

自分のソースなのかもしれません。

 

移動の車の中で、ご飯を食べながら、アウトドアについて久々に話をしました。

過去にいろんなワクワクする体験をしてきたんだなと実感しています。

生きているという実感がそこにはあるのでしょうね。

 

起業して仕事をしていくと、ついついそれだけになりがちになります。

しかも好きなことを仕事にすると、それだけで満足できると勘違いしているのです。

 

最近、多様性がある社会を創ろうという動きがありますが、いろんな人がいることが多様性なんですが、自分の中にもいろんな人がいるのです。

多重人格という病理の話ではありません。

誰もがいろんな顔を持っている。

 

会社で見せる顔、家庭で見せる顔、趣味の仲間に見せる顔、地域の中で見せる顔・・・誰と共にいるかで見せる顔が違うのです。

関係性の数だけで、いろんな自分がいるんですよね。

 

という話を書きたいんじゃなくて(笑)

パックラフトでガイドさんや参加者さんに沢山のことを学びました。

メモ書きとして残しておこうと。

 

  • 「単独で川を下れるようになる」など具体的な目標があると上手くなる
  • 危険なところに吸い込まれていく癖があるね
  • 自分が行きたい方向を向こう
  • 浅瀬でスタックしたら船から降りて、先々まで見てどうするのかを検討して動こう
  • エディキャッチは早め早めに動こう
  • エディに入ったら最後まで停止するまでやる。
  • あきらめないで停止させる。
  • なんとなくできて、次に行くというのはやめる。
  • 単独行もリスク低減になるのかもしれない
  • ユニクロはアウトドアに使えるウェアがある。気兼ねなく使い潰せるのがいい。
  • プロが提供しているアクティビティに参加するのはあり。
  • 何がしたいかで、どんな道具を選ぶかが決まる。

 

ガイドさんは、教えるのが上手い。

その教え方は、必要なことを1回だけしかいいません。

できなければ言わないし、聞いてなくても言いません。

耳を広げて聞いてなくてはならないのです。

 

教わる側に技術がいるのです。

 

教える時って、さりげないのです。

親や部活の先生みたいにしつこくは言ってくれません(笑)

大人になり年を重ねると教えてもらえなくなります。

怒られていた頃が懐かしくなります。

 

素直に丁寧に。

 

来シーズンに向けてパックラフトの申し込み今週末前という情報が入る。

チャンスの女神は前髪しかいない。

ハイカーズデポさんに見にいってみようっと。

 

そうそう、登山の単独行をしている話をしていたら紹介された本。

ここの帯がいい。

些細なミスが死につながるアルパインクライマーたちが、みな自らを「臆病だ」「慎重だ」と形容する。一見不可解な自己評価の中に、彼らが生き残っている理由がある。彼らのリスクをゼロにできない自然の中で登山者がどう振る舞うできかを考える上での羅針盤になる。

本書はアルパインクライナーのリスこうマネージメントについての研究を核に、一般登山者が山でのリスクに向き合うための理論を豊富な資料に基づき解説するとともに、そのスキルを実践的に高めるアクティブラーニングの手法も提案する。山でのリスクへの責任やリスクの意義についても考える。

治療家のメンターの言葉と同じだったり、興味が分野のことが書かれています。

しかも読みやすいしいいですね。

 

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パックラフト1日ツアーに参加

ずっとやりたかったことをやろう月間の最後。

水上にパックラフトツアーに行って来ました。

パックラフトとはゴムボートです。

軽量でコンパクトになる川下りなどもできるカヌーです。

しかもカヌーよりも簡単で、ラフティングよりも自分で乗ってる感があるのがパックラフト。

 

カヤックそのものでの川下りはOBSのJALTで体験済み。

写真をごそごそと探したら当時のものが見つかりました。

記憶では沈脱の記憶が・・・しかも転覆ばかりしていたのが悔しくて沈脱した時にカヤックを蹴り上げて吹っ飛ばした伝説を残したりした記憶しか・・・

1週間くらいリバーカヤックを練習し、イカダ作りのアクティビティ作りをやりました。

カヤックは車がないとできないし、置いておくにも邪魔だなと思って、そのまんまになってました。

体育会みたいなノリってなんか違うし、旅ができたらいいなと思っていたことを思い出しました。

今年になってアウトドア熱が再燃し、その中でパックラフトなるものを見つけ、やってみたいと思ってたのです。

 

ネットで検索して一番に面白そうなツアーをしているのが冒険小屋さんでした。

奥多摩でも長瀞でもなく群馬の水上に行って来ました。

台風による増水で3度目の正直での参加。

シーズンぎりぎり、すべりこみセーフ。

 

感想は、やってみて良かった、またやりたい!

 

意外と体は覚えているもので、懐かしい感覚でした。

エディキャッチが苦手だったのも変わらなかったし。

カヤックとパックラフトでは、何が違ったかといえば、沈をしないということ。

沈とは、沈没のことです。ひっくり返って川に落ちることです。

パックラフトは川を楽しむにはもってこいのアクティビティですね。

 

漕いでいても気持ちがいいです。オススメです。

 

それでは、いただいた写真をいくつか・・・

いい天気で水がきれいでした。

浅いところはこんな感じで漕いだり

漕いだり

のんびりと流されたり

滑沢みたいになったり

こんなところもあったり


乗って来た電車の鉄道橋をくぐったり

レクチャーを受けたり

川にはまり、身動きがとれなくなり、水がどんどん侵入してきたり

沈しかけるもどうにか脱出できたり


そんなこんなで、パックラフト1日ツアーが終わったのでした。

 

今パックラフトが欲しいと頭の中はいっぱいです。

 

一人で旅をするには、セルフレスキューは必須だと実感したりも。

でもね、漕がないと上手くならないしね。

 

どっちかというと不器用なほうで、スキーも大学時代に宿に居候して、週1でスクールに入って教わって、毎日一人で滑りまくり練習したことを思い出す。

そんでクラスの仲間、研究室の仲間、サークル仲間を宿に呼んで合宿したりしてもてなすことが面白かったな。

そういえば冒険教育であるJALTに60日間も参加したのも、アウトドアの遊びそのものの面白さと冒険というツールを使って自分を向き合う面白さを伝えたくて参加したことを思い出しました。

そうだったんだよ。

 

フリースタイルのアウトドア部を使って、自然に遊びに行く企画したいな。

参加したい方は声をかけてみてね。

 

やりたいと思ったことはやってみるべし。

来シーズンはパックラフトという川旅を満喫したいな。

 

冒険小屋のヒロさん、ミッチーさん、ありがとうございました。

参加者のKSKBさん、楽しい話をありがとうございました。

 

◆冒険小屋
http://www.boukengoya.com

パックラフト以外にもバックカントリーやキャニオリングまで面白そうな冒険がいっぱい。

冒険小屋さんのブログの記事も
http://www.boukengoya.com/blog/packraft/20181031-825.html

 

朝食時・ツアーがスタートする前・終わった後にアミノ酸補給でアミノバイタルを補給し、帰りの電車で握れなくなった左手のケアで丁寧にトリガーポイントで肘、僧帽筋、広背筋、肩甲骨(これが原因)とケアをしたのにも関わらず筋肉痛が。これもまた楽しいですね。

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