パリピと呼ばれるようなポジティブな人、陰キャラと呼ばれるようなネガティブな人。
この違いは何でしょうか?
持って生まれた資質なのでしょうか?
経験してきたことが関係するのでしょうか?
メンタルトレーナー上田正敏です。
何が起きようとも気にしないポジティブ脳の人。
何か起きるとクヨクヨしちゃうネガティブ脳の人。
調べてみると、どちらの人も、楽しい経験もしているし、悲しい経験も同じようにしています。
経験は関係ないようなんです。
でも、違いがあるのは、ネガティブ脳の人は、ネガティブな経験を何度も何度も思い出して、ネガティブな感情を感じているそうなのです。
ポジティブな人は、過去のことを特に思い出さないそうです。
この性質は、生まれつきの要素もあって、ネガティブ脳の人は、物事に没頭する傾向があるそうです。
つまり1つのことに集中能力を持っているという特徴を持っています。
この特徴がネガティブな経験に焦点を合わせてしまうと、ずっとそのことを考え続けてしまうのです。
記憶というものは、思い出すたびに書き換えられて行きます。
さらにネガティブな感情というものは思い出すたびに強化されていくので、ネガティブスパイラルに陥って、どんどんネガティブの闇に堕ちて行きます。
過去に囚われてしまうのです。
こういう時にはセラピーの出番です。
記憶は書き換えられます。
正確にいうと、事実は書き換えられませんが、認知は書き換えられます。
認知が書き換えられるということは、どういうことか?
それは、起きた出来事の意味づけを変えることができるということです。
有名な話では、「コップに水が半分入っている」という事実があるとします。
「コップに水が半分も入っている」というポジティブな認知と、
「コップに水が半分しか入っていない」というネガティブな認知があります。
ポジティブやネガティブは感情です。
感情という潜在的な要素が、どのように認識するかを決定するのです。
もう少しおおげさに書けば
「コップに水が半分も入っている。まだたくさん飲めて嬉しいな。」
「コップに水が半分しか入っていない。飲めなくなっちゃうのは悲しいな。」
ということが起きているのです。
事実は、ただ「コップに水が半分入っている」ということです。
意味づけとは感情がからんでいるのです。
いつまでも過去のことを思い出して、反感を持っている人、怒っている人、恨みを持っている人敵意を持っている人、恐怖を感じている人、罪悪感を感じている人、感情を失ってしまった人、分離感を感じている人がいます。
過去は過去にしかすぎません。
大切な今であり、近い未来です。
僕のセラピーのメンターであるダニエルホワイトサイドは、「今日明日を生きよう!」ということを何回も言っていました。
今を生きるとは、今日・明日なんだと力説していて、強烈に覚えています。
あなたの過去は関係ないのです。今のあなたが大切なのです。
あなたが過去に何をしてきたのは関係ないのです。あなたが何をしたいのかが大切なのです。
ポジティブ脳の人は、過去に起きたネガティブな出来事に対して、学びがあったととらえることで、ポジティブな出来事に変換しているそうです。
あの経験をしていて良かったと思っていることです。
僕がやっているセラピーは、ポジティブでもネガティブでもなく、問題そのものを忘れちゃうことが起きます。
記憶からきれいさっぱりなくなってしまう。
セラピーを受けたことすら忘れてしまうくらいに、何が問題だったのかがわからなくなってしまうのです。
僕はこれをニュートラルな状態と呼んでいます。
ネガティブ脳からポジティブ脳へ。さらにニュートラル脳へ。
そうすると本当の自分を生きることができます。
誰もが本当の自分を生きてもらいたいというのが僕の野望です。
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