アデニウム2018シーズンがスタートしました。
今年の冬は寒かった。
今年の東京は、雪は降るし、氷点下も多かった。
ベランダビオトープも雪が積もったり、凍ったりしました。
初めてもことです。
アデニウムも室内においてあるから大丈夫かと気にかけながらもほっておきました。
月に1度くらい水をあげていました。
3月末に桜が満開となり、10株全部越冬成功!と思っていました。
外にだして、水をあげて、アデニウムたちは、見た目には元気でした。
しかし、よく見ると株の色が赤黒く変色していて、あれって触れたら、ブヨブヨだったんです。
アデニウムは根腐れ、幹腐れしているようです。
2株ほどそんな状態でした。
6回目の冬越しにして、はじめて越冬に失敗しました。
今年の寒さが問題だったのか、水やりが問題だったのか、置き場所の問題だったのか、原因は不明です。
なってしまったものはしょうがない。
捨ててしまうという選択はありません。
緊急手術です。
腐ってしまったところを取り除き、殺菌をして、乾かす。
今回は、ここまで対処します。
株の一部が腐ってしまったのは、ゴレンジャーシリーズと呼んでいた、アオレンジャー君とミドレンジャー君です。
アオレンジャー君。株元がちょっと赤黒いでしょ。
これ気づかなかったんですよね。
ミドレンジャー君。
こちらのほうが、根のところが赤黒くなっているのわかりやすいですね。
引っこ抜きました。根までブヨブヨしています。
こちらも同様です。
見た目はわかりずらいですが、触るとわかるんですよね。
見るだけでなく触れることが、アデニウム栽培には大切なことです。
この日は、夕方だったので、園芸店に行って薬だけ仕入れて、作業は明日にしました。
買った殺菌剤は「オーソサイド水和剤80」です。
アデニウムは水分が多いので、なるべく水分を使わずに乾かしたいので粉状の殺菌剤を仕入れました。
球根に使えるから多肉植物のアデニウムも大丈夫だろうという判断です。
病気だったら殺菌はしておいたほうが安心です。
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翌日・・・
腐ったアデニウム復活大作戦スタートです。
用意した道具は、アートナイフ、彫刻刀を準備して作業開始。
実際には、これでは足りなくて、彫刻刀、はさみ、スプーンが役立ちました。
アデニウムの樹液で、刃物が切れずらくなるのがちょっと大変でした。
まずはアオレンジャー君から。
メス
外側の樹皮を彫刻というで切り取ります。
クーパー
ハサミで腐っている部分の繊維を切りとります。
スプーン
思った以上に仲間で腐っています。
匂いも弱いのですが腐った匂いがしました。
スプーンを使って腐った部分を書き出します。
ナイフでは削りとれないので、スプーンが役立ちました。
取り除いた部分はこちら。
殺菌
オーソサイド水和剤を粉のまま振りかけ、綿棒を使ってきれいに伸ばすように塗りました。
樹液はあふれでるようなことはありません。
イメージだとシッカロールをパタパタと押さえつけたような感じです。
これで完成。直射日光で消毒です。
次、ミドレンジャー君。
太い根っこもブヨブヨです。
これも来てますね。
見た目以上に中のほうまで腐っています。
このアデニウムは表面だけが痛んでいたのが幸いです。
きれいに殺菌剤も塗れました。
切り取った部分も少ないです。
早期発見が大事ですね。
アデニウムは根から腐ることが多いのかもしれません。
根っこが腐って、幹の方に感染が広がっていく感じがしています。
もしかしたら、気づいたとしても、手遅れなのかもしれません。
それを含めて世話をするのがいいのでしょう。
明るい日陰になるベランダに置いておきます。
最低気温が10度を下回る時には要注意で家の中かな。
ゴールデンウィークくらいに植えられたらいいのかな。
追記:吊して干すのが良いというアドバイスをいただいて、翌日に紐で縛ってアデニウム棚の下の部分に干しました。
削ったところが縮んでいたのかひび割れができていたので、そこに殺菌剤をまぶして、スイカ結びでアデニウムを吊り下げました。
この結果はまた報告します。
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