笠井叡さんのワークショップに参加してきました。
その前に、セミナーを聞き、舞台「今晩は荒れ模様」を観ました。
そして、今回は踊るという体験です。
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セミナーでは、踊りながら話す笠井さんに驚きを。
頭で考えて話しているのではなく、自分の体と対話しながら言葉を探していく。
そして口から出てくる言葉はことごとく本質を突いている。
久々に味わった体験だった。
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舞台「今晩は荒れ模様」は、ただただ唖然。
魂を殴られたようなそんな体験。
圧倒的な何かが僕の体を駆け抜けていったそんな感覚。
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そして、今回のワークショップ。ドキドキしながら参加しました。
ダンスといえば、振り付けが決まっているダンス、体を動かしたいように動かすダンスの2つだ。
活元のように内発的に体が動いてしまうのもダンスといえばダンスか。
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今回は、その間のダンスに触れたことが大きい。
体が動きたいように動かして、ピタッと静止する。
それから意識で動きたい体をコントロールしながら動く。
すると体にエネルギーが溜まっていくというようなダンス。
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最初にこの振り付け?をやった時に、体になんともいえない嫌なエネルギーを胸の辺りに感じたのです。
それを、口から炎の玉を吐くかのように天に向かって吐き出しました。
すると、今まで眠かったような、けだるかったような感覚が吹き飛びました。
そして、晴れやかな気持ちになったのです。
動きたい体とコントロールしたい頭。
その間に帯電するかのようなエネルギー。
興味深い感覚です。
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この一連の動きを、手を動かなようにして、足だけで行う。
また、足を止めて手だけで動かす。
手は意識でコントロールできる動き。
足は深遠なるもので意識でコントロールできるものではない。
足は地面に触れてさらに地球の中心につながっているもの。
もし、足のことが分かれば、天命を知ることになるという。
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足は意識に属していない存在というのもわかる。
足はテレパシー的なのだ。自分以外の何かが動かす可能性があるもの。
自分の意識に属していない体があるのは面白いですね。
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このダンスをしている時に大切なのは「何やってるんだ?」「どーせしょうがない」(正確な言葉を忘れた)という疑いの心。
これが現れたらダンスにはならないという。
このエゴともいえる思考が肉体を否定しまう。
すると、ダンスにはならないという。
この思考はなぜ生まれるんだろう。
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心臓が4回と肺が1回呼吸するのが同じリズムだという。
心臓のリズムと同じようなゆっくりしたクラシックの音楽を聴きながら、4歩前に歩くうちに手を下から上に上げる。また4歩下がりながら手を上から下に下げる動きを何回か。
不思議と手をあげるときには息を吸って、下げる時には吐きたくなるのだ。
体の中にある頭ではコントロールできない自発的な内臓のリズム。
それを頭で手足という筋肉を使ってリズムを表現する。
これもダンスだ。
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半分に分かれて、このダンスの観る観られる経験をした。
ダンスは観る側の責任だと笠井さんは言う。
踊る側と見る側には、何億光年の差があるのだそうだ。
見る側は、踊る側が何を考えているかとかそんなことは気にせずに、今踊っている姿だけを見なさいという。
観ているとね。誰も素晴らしいダンサーだった。
ただ動いている体を観ているだけで飽きがこない。
とても不思議な感覚。
これが美というものなのかもしれない。
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シューベルトの曲に合わせて歌を歌う。
「童はみたり 野なかの薔薇」。
僕は音程がとれない人です。
そして、声も自分の実際に持っている声よりも小さな感じ。
初めてただ歌った時には、音程はとれないは声はでないが。
それがこの歌も、足で地面を踏みつけながら、手で空間を押し出しながら歌うと、声はでるし音程もとれるのです。
他の人たちも声はでているみたいだし、みんな一体になっている気がしました。
そして何よりビックリしたのは、他人のことが全く気になっていない自分がいたのです。
存在は感じるのだけど、どうでもいいような、そんな感じ。
自分がやることに集中している面白さ。
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人間の体の可能性にまた気付いてしまった2時間のワークショップでした。
自分の体を通じて感じて気付くことほど面白いものはない。
そこには本質しか存在しない。
それは今ここでしか起きえない奇跡だ。
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<WS後メモ>
世田谷パブリックシアター ダンス食堂 メニュー6
笠井叡・天使館
・自由に動きたがる体の動きを意識でコントロールすることでダンスが生まれる。
・体と意識の間にものすごいエネルギーがある。
・内臓系と神経系の間にある筋肉系。爬虫類脳と人間脳の間にある哺乳類脳。欲求と思考の間にある感情。
・手は思考の領域。足は深遠なるもの。自分の意識を超えている世界。足を探求すれば天命がみえてくる。
・心臓が4回のリズムの時に肺は1回のリズム
・楽しむダンス、消化するダンス、意図するダンス
・ダンスは見る側の責任
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今でも体を動かしながら考えることを家でもやっています。
動きたい体と動きを止めたい頭。
その駆け引き。
思い起こせば、小学校入学当時。
体を動かして遊びたいのに、椅子にジッと座っていなければならないことを強制された。
教育とは頭の教育なのだ。
うちの親父は脳内出血で右半身が不自由だ。
時折、自然と右半身が踊るかのように動きだす。
気持ち良さを感じている時の動きと、体に不満がある時の動きが違う。
本人の意識では動いていないのだ。これを潜在意識への入り口として使ったりもしています。
動きたい自分と動かさないようにしている自分。
その間に生まれるエネルギーをどのように使うか。
これは深遠なるテーマですね。
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■個人セッション
頭とハートをつなぐことで本当の自分が見えてきます。
自分を知り、自分の才能を磨き、生まれてきた目的が見えてきます
自分自身との対話をサポートします。親子関係、人間関係の葛藤も解消します。
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■ソース ワークショップ
ワクワクという切り口から自分だけが持つ才能であり個性を見つけていきます。
自分自身がどんな人間なのかを知り、理想の仕事、理想のパートナーシップ、理想のライフスタイルを手にいれるためのワークショップです。
発見編:5月 9日(土)10日(日)
http://www.yoriyoku.com/source/