地域の物語ワークショップ7.5日目。
この日はいつもとちょっと違う。休日の夜に、僕が参加しているCコースだけでなく他のAコースやBコースの人たちと合同ワークショップでした。
ちょっとした番外編です。
この会の目的は、他のコース交流を深め、それぞれの中間発表的な意味合いもありました。
制作の恵志美奈子さんの総合司会に始まり、
Aコースカラダコーチの山田珠実さんが、体を動かすアイスブレーク。不思議なペアダンスを踊ったり、褒めあったり。あれはいったい。。。いきなりフルスロットルで別世界に連れて行かされたようなそうでないような。
たまちゃんを「結婚」というシンボルにして、その周りを自分が結婚とどのように関わるのかを身体で表現しました。たまちゃんにピッタリ抱きつく人、結婚を見たいけれど見れない人、ドアの近くで逃げ出したい人、2階にいってしまい結婚は来世でねみたいな人。それぞれがそれぞれの結婚観がステキでした。興味深かったのは、みんなが結婚を見ているのです。誰もが結婚から除外されずに参加している。結婚そのものは大切な概念なのかもしれません。
Aコース進行役の吉田小夏さんの演劇のメソッドであるステータスというゲーム。ルールを無視してやる大人多数。演劇って嘘のルールを破ってしまうとなりたたないんだけど、それも面白かったり。
Bコース進行役の瀬戸山美咲さんの結婚から想像する名詞を書き出し、それを「結婚とは○○である。」と表現し、「その心は・・・」と理由を説明する。僕は「犬」という名詞を書き、グループで「結婚とは犬である」その心は「雑種の方が丈夫である。」とちょっと意味深に作ってみました。それぞれの班がそれぞれ面白かったな。どんどん笑点のようになっていくのも面白ったですね。言葉遊びも面白い。
Cコース進行役の楠原竜也さんによるオクラホマミキサー。小学校以来か。これがなかなかに楽しかったんですね。多感だった小学校高学年では全く楽しめなかったのに年をとると楽しく思えてしまうのもいいですね。新鮮な体験でした。いつものコースのたっちゃんとは違った一面が見えてとても面白かったです。
それぞれの進行役の方がそれぞれの個性が光る時間でした。
そんなに話をする時間はなくても、いろんな人たちがいるんだなぁと実感できました。
世田谷パブリックシアターの演劇ワークショップに参加する人は、ちょっとユニークでいい人たちばかりなんですよね。
そして休憩後に、各コースの発表です。Cコース、Aコース、Bコースの順番で発表と決まりました。
A4用紙1枚に台本的に段取りをまとめ、それでなんとなく説明し、いきなり本番です(笑)
僕たちCコースは説明を極力けずって実際のワークショップの様子を再現しました。
特に印象に残っていてやりたかったワークを幕の内弁当のように詰め込みました。
みている皆さんにも途中乱入してもらったりして、Cコースの楽しい雰囲気は伝わったのではないかと。
Aコースは、5秒間劇場が面白かったな。言葉と身体の配合具合が絶妙でした。10の説明よりも1の演技ですね。
Bコースは、説明が多かったですね。言葉を重要視しているのかしら。観念の世界からの結婚を探っていくのはちょっと重めかも。
僕らのCコースが一番良かったのではないかと自画自賛(笑)
時間もきっちり終わるように工夫したしね。
3コースともアプローチが違って、創作活動の過程に正解はないということがわかりました。なんでもあり、結果がどうなるのか。舞台も三者三様になって、それがつながっていないようでつながっている不思議な空間になるのではないかと思います。
その後は、このまま稽古場で飲みながら食べながら懇親会。
他のコースの人たちの進行の様子や結婚について語り合いました。
とっても満ち足りた時間だったなぁ。
この途中でもいきなりのオクラホマミキサー。
参加していた全員の女性と踊りました。
男女が触れ合って踊ることは大きなエネルギーが動くんだなと思ったり。それが元気につながっているような気がします。
祭りが盛り上がるのもわかりますね。
3月24日の本番当日にいきなり会うのではなく、中間地点に会うっていいですね。
エールの交換をしたような感じがします。
最後にみんなで「地域の物語・・・おーっ!」とかけ声。
いい本番を迎えられそうです。
全く作品できてないけどね(笑)
■地域の物語~みんなの結婚
46名のワークショップ参加者+3名の進行役/演出家/劇作家/振付家による作品
日時:3月24日(日)15時開演
場所:シアタートラム(東京都世田谷区;三軒茶屋駅)
料金:無料
お申し込みは劇場ウェブサイトで
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/03/post_325.html