専門学校の仕事が終わる

正規教員ということで専門学校の授業は1年で終わりになりました。来年に向けての準備をしていましたが残念な結果になりました。ご縁は突然にやってきて去っていくものですね。準備ができていなくてもやってみることが大事なんだと思います。チャンスって誰にでも来るものではないからです。とはいえ、どこにもチャンスは転がっているだけで気づいていないものだったりもするものだったりしますね。

ここで学んだことをまとめておこうと思います。

僕自身も学生時代のことを思い出すと「何を学ぶのか?」がとても曖昧だったと思うのです。さらに「なぜこの学校で学ぶのか?」「ここでの学びをその後にどういかすのか?」という問いも曖昧だったなと。

中学校までは義務教育なので、ある意味でいかねばならなかった場所です。とはいえ、みんなが行くところだから行くもんだと思い込んでいたのが僕の学生時代。つまりは何も考えていなかったということです。なんとなく興味があることを学んでいたということですね。高校は大学に行くために。では、なぜ大学に行くのかといえば、ただ行くものだし、大人になれば働かなければならないものだと決まっていると思ってました。

専門学校って専門に学びに来ている人が集まっていると勘違いをしていたところからスタートでした。「あれ?何を目的に来ているんだろう?」という疑問から始まったのです。社会人となり自分でお金を使っての学びをしていたし、教えてもいました。その流れで、目的がしっかりとあると思っていたのです。実際には違ったんですよね。もちろん、やる気のある子もいればない子もいてカオス状態だと感じたのです。

やる気のない子にどうしたら学ぶ楽しさを伝えられるのか?

そんな問いを持ってやったのですが、実際には無理だという結論に至りました。こればっかりはどうすることもできない。もし、できる人がいたら教えてもらいたいと思っています。可能性としては、講師が面白い興味を持たせられるような授業ができるかということ。そして生徒に慕ってもらえる講師になることです。いやぁ、難しいですね。僕には少なくともできなかったんです。挫折体験です。

運動系の専門学校に行っていた人たち、専門学校で教えた経験がある人たち、学校の先生だったり、講師経験がある人にインタビューに行きました。アクティブラーニングの専門家の人たちにも話を聞きにも行きました。さらに様々な教授法のセミナーやワークショップを受けたりして研鑽を積みました。僕が持っている現場でも色々と試したりもしました。その結果、自分を見直し良い方向に変わっていったと思っています。実力があがったのではないかと思っています。

僕は誰もが教育を受ける権利は持っているべきだと思います。ただ、その教育法が自分自身にあっているかは自分で選ばなければならないと思っています。教室に座って一方的に授業を受けるスタイルが向いている子たちにはとても良い授業だと思っています。本が読めて、授業を面白がって聞き理解しできるようになる子にとっては良いのです。それが向かない子もいると思っています。教育法の多様性があるといいなと思うのです。頭よりも体の理解が早い子達もいるし、体験から学ぶことがうまかったり、何かに打ち込むのが向いている子もいるのです。

専門学校で教えたあの半年の経験は財産ですね。今後に活かしていこうと思います。

*写真は別の学校での授業風景

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潜在意識を探り、過去を癒し、今の行動を変え、理想の未来を手にいれます
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自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
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日々ゴキゲンでいるために自然の中でマインドフルネス状態になることで心身を整えます。ハンモックの心地よさが評判です。
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専門学校で非構成対話型授業

今回は、都内の専門学校のゲスト講師としてワークショップする。

場所は茶室。アルコールストーブにマッチで点火。火を囲むのは太古の昔から対話をするために必要不可欠な舞台装置。お湯が沸くまでにコーヒーを挽く。この香りがまたたまらない。お湯が湧いたらAEROPRESS GOでコーヒーを淹れる。誰もが美味しいコーヒーをいれることができるマニアックな道具だ。

月曜の午前中から疲れた顔の学生たち。文化祭の準備がいそがしいという。「そうなんだね」と話を聞きながら、あんサンドをほおばりコーヒーを飲みながら対話が始まる。

好きな推しは誰?
えーそんなこと話していいの!

好きな勉強は何?勉強は嫌いなの?
ピンポイントでいいんだよ。話をすることが好き。数学が好き。

実行委員がいそがしい?もしかして、人に頼むの苦手?
そうなんだ。きっとね、周りの人たちに迷惑かけるの悪いと思っている?
なるほどね。誰かにね「助けて」って頼むことが課題かもね。

人は好きなことを聞いてくれるなら話したいもの。聞いている側も言っていることがわからなくても、話している雰囲気などのエネルギーを味わいながら聞いているとワクワクしていくる。感情は伝染するからだ。

文化祭の準備がいそがしいらしく、月曜日の朝から疲れ切った生徒さんたち。好きなことを表現しだすと顔がどんどんと明るくなっていく。

話の流れから生徒さんたちが知っておいた方が役立つだろうなという話をしたり、疑問を投げかけたりする。知識として知っておくこと、自分の中の答えを見つけること、何が適切なのか即興的に授業を組み立てる。

こういうの好きなんです(笑)この手法は雑談が雑談ではなく学びの場に変わっていく。

パワポとか作るのも好きなんですが、最近はパワポ主体の授業はつまらないと思うのです。パワポを説明するだけなら録画された動画で良いのです。授業という舞台を考えると主役は先生です。先生の演技が見たいのです。先生が現場で授業する意味が必要なのです。さらには生徒という観客も巻き込んだ授業をするのが僕の理想。

授業終わりの感想を聞いた時に生徒さんたちの元気な笑顔が印象的でした。元気を注入するような授業もあって良い。これ自分らしさを表現することさえできれば気は元に戻る。座学だけでなく、どこにでも学ぶ要素は詰まっている。

本日のボランティア論のゲストは、お久しぶりにWSD仲間のまーちゃん
なんだか茶道の師匠のように珈琲を淹れ、香りも味わいながら、非構成の対話が紡がれてゆきます。


日常に感謝し、自分自身のことや、隣にいる仲間との関係性を深める時間となりました。


まぁちゃんがずっと言っているごきげんな人を半径5メートルに増やすことができたら、本当に戦争のない社会を作れるかもしれない…と思える、そんな19歳との対話の時間でした。

うらりん

との言葉をいただいたので、良い時間だったんじゃないかなぁ。少なくとも僕にとっては学びの時間でした。のびのびと社会という舞台で自分らしく自己表現をしていってもらいたいな。

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授業協力者と共に作る劇場型授業

ご縁があり筒井 洋一さんによる大谷大学の授業を見学させていただいた。

開かれた大学の講義というのが特徴のひとつで、誰もが授業見学できます。
こちらから申し込みできます。
https://peatix.com/user/59045/

CT(Creative team)と呼ばれるボランティアの授業協力者が授業を組み立てています。教員と学生という閉じられた関係性だけでなく、開かれた関係性を作るための仕組みだそうです。そして、もうひとつ外部参加者の役割として見学者というものがあります。これも様々な方が参加されていて授業を見守ります。

見学した印象ですと、CTも学生も教員によってサポートされています。どちらにも学びがあるように配慮されている感じがしました。

僕自身はオンラインでの見学でしたので、この見学者の人たちが直接学生達に影響を与えることはなさそうです。ただ、誰かに見られているという緊張感はあるのかもしれません。また、量子力学の観測者がいることで、観察される側の状態が変わるようなことがあるでしょう。社会人の授業参観みたいなイメージがします。

このCTは社会人だけでなく学生も参加することができるそう。受け取る側から与える側への経験ができることは貴重ではないかと。

どうもこの授業は「グループワーク概論」というタイトルのようで、アクティブラーニングを実践しながら学ぶ時間のようです。学び方を学ぶ授業のように感じました。社会にでてから必須スキルになるであろうことなので、学生時代に学べることは幸運なことだと思います。

この授業方法はボランティアに依存するところが欠点かもしれません。ボランティアと聞くと僕の頭の中では「やりがい搾取」という言葉が浮かんでしまいます。熱心なボランティアの方に依存する方法は他の教育現場でやることは難しいのではないかと思っています。ひとつの教育方法としては興味深いのですが普及するのはどうなんだろう?

ただボランティアも「やりたいからやる」というシンプルな意欲を持った人たちが集まることは良い点です。イヤイヤやるのではなく、積極的に関わることを決意した人がやるのは魅力がありますね。

「自発的な学び」がこれからの教育界のキーワードになるのだと思います。誰から強制される学びではなく、自ら積極的に学んでいく姿勢が大事なのかなと。

僕が生かせるのはグループワークをする方法をちゃんと教えることが重要だということです。しかも積み上げていくように少しずつ教えていくことが大切なのだという学びがありました。土台をいかに作るかなんでしょうね。

この本を読むと何をしているかはわかります。これにオンライン化が加わったのが今の形態ですね。

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教え方を学ぶ

girl in red long sleeve shirt writing on white paper

講師をさせていただいている専門学校で、教え方の講座があったので参加。

授業内容の作り方、教え方、改善の仕方の3つの授業がありました。

今までワークショップ関係の養成講座でアクティブラーニングについては学んできましたが、教え方についてはわからないことだらけ。もちろん大学では教職課程なんてとっていません。

最近の傾向としては生徒参加型の授業が推奨されているのですね。文科省の方針としても小中高でそんな授業を経験している人たちも増えているそうだ。

結論から言えば、正解のある授業というものはないということ。人類は効果的な授業は何かを追求しつづけていることというのがよくわかりました。

正解の方法論があれば楽なんですが、そんなものはないのです。

やる気のある子からやる気のない子まで、様々な背景がある子ども達がいました。どうも全国にいる他の学校の先生達も同じような経験をしていたりする。

やる気がないと書きましたが、正確にいえば「何にやる気を感じるのか講師側がわかっていない」ということです。

同じような問題意識を参加していた先生達は持っていて、それを変えようと意欲を持って参加されていました。みなさん自主的に参加しているせいかグループワークで話をすることが有意義な時間となりました。

講義の時間はもちろん必要なんですが、問題意識を共有して解決方法をグループで考えるような場があればもっと良いなとも思いました。また、うまくいっている事例を中心にして、皆で考えたりする場もあったら良いなと思いました。

先生たちって、本当にすごいなと思いました。

生徒さんたちのことを思っている人が多いことに感動しました。そして、少しでもよくするために努力を惜しまない。そんな中で学ぶことができてラッキーでした。

講師よりも生徒の意欲が授業の質を決めるんだなと改めて思いました。発信者より受信者、ライブでいえば演者よりもオーディエンスの影響は大きいですね。

そろそろ自分の新しいコンテンツを作りたいと思い始めました。

そして、今日は大学の授業を見学に。違う専門学校からの授業のお誘いも。

教えるについていつの間にかライフ・ワークになっていますね。

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専門学校の授業が修了しました

突然やってきた専門学校講師の依頼。半年間の授業が終わりました。長期に子供たちに関わることをやりたいという夢が叶いました。

何が良かったかと言えば、周りいる専門家の友人に相談ができたことです。

スポーツインストラクター、スポーツトレーナー、整体師、大学講師、学校教師、学習塾講師、企業研修講師、演劇ワークショップの専門家、企業の人事部の方・・・

多くの人たちが親身になって相談にのってくれました。感謝しかありません。

  • どんな人材が社会に必要なのか?
  • そのために必要な教育は何か?

ということを根本的に考え、実践できたことが僕の財産になりました。

最初は生徒に対する期待が大きくて愕然とすることが多かったです。生徒を知れば知るほど自分のイメージとは違うことがわかっていきました。

どうも大学院の研究室のイメージが強かったようです。教えてもらったように教えるというシンプルな構造になっていました。社会人になってからワークショップの手法に出会い20年以上が経ち、社会は対等な学びが当たり前になっているだろうという理想を描きすぎたものもありました。まだまだ前衛的な手法なのかもしれません。ワークショップの手法はアクティブラーニングだとか反転授業だとか社会構成主義の学びだとかに置き換えてもいいです。なぜか最先端の学びに興味を持ち続けています。

これから演劇ワークショップの実践家や大学教授さんと話をする機会もいただけました。

さらに対話を深めて実践をしていきたいと思っています。

キーワードは自発的な学び。
「学ぶって面白い!だから自然と学んでしまうんだ!」
これが僕のビジョン。

そして今回の授業を通して何人かには伝わった気がしている。

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依存から自立に変わるのが成人の儀式

composition creativity desk education

人間は未熟な状態で生まれてくる。

それは、誰かが育てなければ死んでしまうということ。子育てが必要だということです。現在の日本では高校卒業が18歳、大学卒業が22歳、一人前になる成人式は20歳。二十歳前後で大人になるということです。

子供は依存状態です。誰かから与えてもらったことを受け取って育ちます。主に親や大人の愛を受け取りながら成長する時期です。この時期は受け取ることが課題です。

思春期になると親の言いなりになるのが嫌になっていきます。自分のスタイルを探していくのが10代ですね。ここでの課題は自分で自分のゴキゲンをとるということです。幼年期は誰かがゴキゲンをとってくれました。学校の教育を見ていても生徒のゴキゲンをとっているようです。多くの場合、惜しみなく先生たちは生徒に愛情を注いでいます。

専門学校の子どもたちを見ていると、与えてもらって当たり前という姿勢の子たちが多いです。誰かが自分のゴキゲンをとってくれると思っています。それはそうですよね。親も先生も大人から惜しみなく愛を与えられてきました。愛されていないと嘆く人もいるかもしれませんが、それは親が愛を与えるのが下手だったのかもしれません。この辺りの問題は大人になってから誰かの協力を得て解消する必要があったりします。僕ら心理セラピストの仕事のひとつです。

僕自身が気づいたのは、専門学生たちは、依存から自立に変わる時期だということです。働くことって、与えることで対価としてお金を稼ぐということです。受け取ることから与えることに変わるということなのです。

夏休みの間に、どうしたら依存から自立に変わるチャンスになる授業をできるか考えました。

出た答えは、単位をとるためのテストを生徒に作ってもらうということです。先生の役割をすることにより、与える立場を体験することなのです。

実際に問題を作ってもらうと、新しい体験だからでしょうか。楽しそうに問題を作っていました。生徒たちは思った以上にクリエイティブです。問題を作って発表してもらいました。これで全員が100点をとれるはずです。でも、きっとこの期待は裏切られるでしょう。それでいいのです。僕も新しいことに挑戦しているのですから、望んでいる答えが手に入らないことも含めて楽しむことが重要です。

依存から自立を促すような作業だとは誰も気づいていないでしょう。それでいいのです。僕だけが知っていればいいのですから。意図はそこにちゃんとあるのです。

さて、来週のテストはどうなるのか。ちょっと楽しみ。

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今の学校って居場所なのか?

group of diverse friends sitting in modern cafe

小学校・中学校は、義務教育だから行かねばなるぬと思っていた。高校はその延長で行かねばならないと思っていた。大学に入ってから「アレ?なんか違うぞ!」と思ったことを覚えている。

高校の時に駿台予備校に通っていた。そこは200人くらい入る教室に行き、先生がやってきて授業して帰る。とてもシンプルな構造だった。

大学も同じで、150人の教室に先生がやってきて授業して帰る。ホームルームや担任なんかはいない。自分たちで管理をして学生生活を送る必要があるのが新鮮だった。

居場所といえば、サークルと一人暮らしをしている友達の家。所属しているサークルは学校公認サークルだったので部室があった。古くて汚ないながらも自分たちで管理する場所は、授業がない時だったり、昼休みや放課後の溜まり場だった。今思うとサードプレイス的な居場所だったのだ。

大学に入って初めて、与えられるだけがすべてではないということを知った。学びたいことを学び、卒業したいなら必要な単位をとる方法を試行錯誤し、出さねばならぬ実験レポートに毎週大変な思いをしながらもやっていた。それでも、遊んでいたのだ。遊びは自分で選ぶ自分へのご褒美みたいなもの。自発的にやっていた。遊ぶためにバイトもした。もちろん生きるためにバイトをしている人もいたりした。状況によって人それぞれだった。

今、ご縁があって専門学校に関わっている。担任がいたり、部室はなく、至れり尽くせりな環境が整っている。先生たちも生徒に対して情熱を持って取り組んでいる。頭が下がる思いだ。学生の時には気づけなかったのか、今の時代だからなのかはわからないんだけど、よく考えられている。ただ、思うのはトップダウン方式だということだ。義務教育もそうですね。文科省が決めたことが現場に降りてくる。そのお陰で全国同じ教育を受けられる。基本的な話が通じるのはこの教育があったからだ。

最近よく聞く言葉である多様性とは反対のやり方なのである。きっとボトムアップな考え方で学校運営をしたならば多様な教育が生まれてくるだろう。実際にフリースクール系で斬新な教育が行われているところも増えている。例えばデモクラティックスクールなんか斬新な考え方だ。生徒が学校を運営しているのだ。構造的に社会に近いものがあるのだ。

今の学校に求められているのは居場所なのかもしれない。「何を学ぶか」が学校だと思っていた。だから社会人になってからも面白そうなことは学びに行く。学ぶ場として機能していれば良いと考えていた。現代の学校は居場所になっている。社会に出るまでの準備期間の学校だったのが、社会にでるまでの居場所になっているのではないかと思っている。

その間に何を準備するのかで未来が変わっていく。体験する質が変わるのかもしれない。これは選択の余地があるのだけれど体験することは明らかに違ってくるだろう。地域格差とか文化格差とか言われているけれど差はでてくるものなのだ。

この差を楽しめたら良いなと思ったのでした。

大学生の時の助手の先生からいただいた言葉「よく学び、よく遊べ」。今でも心にしっかりと残っています。感謝しかないですね。

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やる気について誰もが悩んでいるんだ

silhouette of dancing people inside club

専門学校のキックオフミーティングに参加してきました。

その中でマジシャンの方が、ステージと教室で起きていることが似ているとのことで、生徒の心を掴む方法みたいな体験型のセミナーがありました。

マジシャンはお客さんの心をいかにつかむが大切です。先生は生徒の心をつかむことが大切です。それで自分たちが伝えたいことを伝えることができるという共通点があります。

カッコいいマジシャンの人と面白いマジシャンの人がパフォーマンスを交えながらのセミナーは、共感することばかりでした。

その中で、カッコイイマジシャンが教科書通りのマジックをやり、面白いマジシャンが自分オリジナルのマジックを披露しました。彼らはオリジナリティがあるマジックは熱量があって、伝わるような話をしていたんです。確かにそうなんですが、カッコイイ人のマジックが良かったんですよ。淡々とマジックをやっていくだけ。それがとても個性的でわかりやすかったです。個性というのもを極力決して行った先に残るのが本当の個性だと以前に写真家の人が言っていた言葉を思い出したのです。これはひとつの個性の出し方なんですよね。面白い人のマジックも個性的で情熱があるてんこ盛りのマジックでした。伝えたくて仕方がないという感じがしたんですよね。

前者の方は引き算の個性の出し方、後者は足し算の個性の出し方だと思ったのです。

どちらもありな方法だなと。一流の落語家が何も演出しなくてただ落語をボソボソ話すだけで超面白いんだそうです。これが芸というものなんでしょうな。僕は引き算の方法も足し算の方法もどちらも持っておきたいと思ったのでした。

で、ここからが本題だったり(笑)

質疑応答があったんですが、先生方も授業のやり方に悩んでいることがわかったんですよ。誰もが自信があって、余裕でやっているものではないということを。同じような問題を持っていることなんです。ついつい悩みって自分だけのものだと思うんですが、本気な先生ほど悩んでいるのではないかと思っています。こだわりがあるからこそ、悩んだりするものなのです。問題を見つける能力とも言い換えることができます。その悩みを解消すれば多くの人の役に立ちますから。

自分だけが悩んでいるのではないということがわかったのは価値があることでした。

僕の悩みは、やる気のない人をやる気にさせるにはどうするのか?

これモチベーションを高めるにはどうするのかという方法論はいっぱいあるんです。僕自身は、やる気がないことは興味がないことだから特に何かできることはないということを思っています。

内発的な動機と外発的な動機という2つの考え方があります。内発的動機とは自分でやる気をだすこと。外発的動機は誰からやる気を出させるようにすることです。自分か自分以外かということです。

先生たちががんばって生徒のやる気を出させれば出させるほど、生徒はやる気がなくなるんじゃないだろうかと思うのです。誰かがやってくれるという依存心が大きくなってしまうのではないかと思うのです。今の学校教育の問題はここにあるのではないかと思っています。やりたくないことをやらせる方法の集大成が教育に多くあるのではないかと。

「自分が学びたい!」と思った時に、自分が探して学ぶ時が一番学びが深くなるんだと思うんですよね。知りたい欲求が高まっている時に探求することってむちゃくちゃ楽しいのです。

学校の勉強よりも遊びが大切だと思っているのは、これがあるからなんです。誰からも教えてもらっていないのに積極的に学んでいるという。本人は学んでるという自覚はないかもしれません。できないことができるようになる、わからないことがわかるようになるって本能的な満足だと思うんですよね。

僕が提供するコンテンツもヒントも改めて伝えていかないと思ったのでした。

「自分を知ることが大切」ということを、皆さんが声を大にしていったので、自分を知るために最高な方法のひとつソースワークショップを広めなければと思ったんですよね。あとは体験教育。がんばろう!

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専門学校1学期修了

専門学校で心理学を教えています。どんな心理学も基本は同じ。どのように応用するかというのが大切です。学問的に研究されているものもあれば、経験から作られているものまで様々あります。

専門学校はインストラクターを養成する学校なので、臨床で使える実践的な心理学が重要だと考えています。実践的となると心理学も知識は使うけれども、それが絶対でないことも知っている必要があります。100%誰でも同じような反応というものは人間の心理では起こりません。その人に合うか合わないかが重要になります。

ついつい学問を勉強してしまうと、実際の目の前の人よりも理論が正しいと思ってしまいがちです。実際の現場で起こっていることが事実であり、理論は考えやすくするためにあると思っていいくらい。なので、心理的なアプロートをする時に大事な姿勢が

あなたに、何をしてあげられるか?

という視点なのです。自分の身体で感じ頭で考えて選択しなければならない問題です。

最終的には、これだけわかってもらえたらいいのかなと思っています。専門学校で専門分野を学びたくて来ている人たちだけではないようです。生徒さんたちが望んでいることががどうもバラバラだということがわかった1学期であり、それをどのように解決しようとするのか試行錯誤をした4ヶ月でした。

当初はワークショップ形式で体験型授業ができたら良いかという野望も持っていましたが1割もできなかったのが反省点です。何ががうまくはまらない感じが続いてるんですよ。

僕が伝えたい言葉ブーメランのように返って来ます。

この子達に、何をしてあげられるのか?

学校の先生方って本当にすごいと思うのです。僕は週1で2時間の関わりですが、先生方は毎日です。学生に対して1回だけの関わりというワークショップで生徒さんたちと関わってきたのですが、これは初めの体験です。

僕の中にある思い込みを外して、もっと自由にのびのびと学び合う環境を作りたいと思っています。さて、工夫をしていこう。楽しんでいこう。がんばれ!オレ!(笑)

色々と教えてもらった友達たちにも報告しましょう。誰かに質問して教わったことを実践してその結果を伝えところまでが1セットですね。

学びは続くよどこまでも。だがそれがいい。

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先生方は生徒のことを考えているのかと驚いた話

man in blue and white jacket wearing black helmet

専門学校に心理学を教えに行き始めて3ヶ月。

職員室に行ったら外部講師の席で先生たちが真剣に会議をしていました。「どうしたら生徒に学びの興味を持たせることができるのか?」というようなことの話し合いをしていたのです。僕が授業に行く前から終わった後までされていたのでかなり長い時間です。

僕は感動したのです。先生たちって生徒のことを大切に思っているんだなと。そのことを伝えれば良かったんだけど、心の中で「すごいですね」とつぶやいただけでした。

僕は今の教育環境が恵まれ過ぎていると思っています。

僕が学んできた環境を思い返してみると「これやったほうがいい」「あれやったほうがいい」と大人が先に手を回して充実した教育が提供されています。そのせいか「学びたい」という意欲が薄く、「なぜ学ぶのか?」という理由も考えたことがないという生徒だったような気がします。みんな勉強しているんだから勉強しなきゃならないと思っている子供でした。

どのくらいの知識があるのかという話があって、それは実際に小学校4年生までしか理解できていないそうです。ある方は中学までの義務教育を理解している人は1割いるかいないかではないのかと言っています。

ただ与えれているものを学んでいるとこんな感じなのでしょうか?

NHK奇跡のレッスンという番組が好きなのですが、はじめは目が死んでいる生徒たちが世界的な最強コーチのレッスンを受けた後にキラキラと目が輝く状態になるのです。好奇心のスイッチを押しているのは間違いないんですよね。これだけ変わる可能性を持っているんだ感動しています。

自分から知りたいと思っていることは本は読むし、動画は見るし、人には聞くし、セミナーには行くしとワクワクしながら学んだりする経験もしています。大人になってからの学びはほとんどこんな感じです。僕自身は、遊びの学びを追求するのが良いのではないかとという考えを持っています。それで学ぶことの楽しさを知ることができれば、あとは自然に学び出すはずだと思っています。

本気で真剣に生徒のことを話している先生方の熱意情熱に感動してしまったのです。感情がとても大事なんですよね。感動って心が動くことですから。

何をしてあげられるのか?

これが教育の原点かもしれないな、誰かに何かを与える時に大事な考え方なんだなと思ったのでした。

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